ベトナムの麺料理と言えば「フォー」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実際は地域ごとに特色があり、ここベトナム南部でポピュラーなのはやはり「フーティウ (Hủ Tiếu)」。
(※南部でフォーも食べられないことは無いですが、鶏肉のフォーが無く牛肉だけだったり、スープが甘くこってりしたものだったりと、ハノイのものとは違いがあります)
フーティウは米やタピオカ粉を使用したもちもちとした麺が特徴で、フォーの米麺には無い「コシ」を楽しむことができます。
今回は第二の日本人街・ファンビッチャン近くにあるフーティウ専門店「Quán Ăn Hủ Tiếu Nam Vang 100」を紹介します。
「Quán Ăn Hủ Tiếu Nam Vang 100」の雰囲気・メニュー
というわけで仕事終わりにやって来ました。
ティゲー (Thị Nghè) 市場の近くと言えば伝わる人には伝わるでしょうか。この辺り、夕方(朝もだけど)は交通量がえげつなくカオスと呼ぶ他無いため、横断の際は十分お気を付けください。
「一人でーす」と告げて入店すると、壁のメニューを指されました。
普通にローカル食堂なので、メニューはベトナム語表記のみ。せっかくなので一番高いフーティウを…ということで、奮発して「Hủ tiếu hải sản=海鮮フーティウ」を注文しちゃうよ。
「おふくろ」感漂うこちらのお姉さま方が作ったフーティウ、美味しくないわけがない!調理場も清潔に保たれています。
実食
到着しました。65,000ドン(≒390円)と、ローカル食堂にしては少しお値段が張るだけあり、エビやイカ、白身魚が豪勢に盛り付けられています。
フーティウと言えば、この透明感あるスープ。一口、掬って口に含んでみると…
おおー、見た目に反するこってり感と甘さ。それもそのはず、フーティウのスープは豚骨ベースなのです。この振り幅、これがギャップ萌え…?
つるっ、もちっとした歯応えある麺も美味しいですね。
もやしと春菊が付いてきます。
卓上の調味料で味変しても良し。
にんにくもトッピングし放題です。
ん?豚骨ベースのスープ、野菜、にんにく…
これはもう、二郎系と言っても過言では無いのでは?
と、いうわけで見てください。
これが、私の二郎フーティウです。
いやーうまいうまい。甘くこってりしたスープなので、にんにくの強さに喰われること無く、むしろ相乗効果を生み出しているというか。
海鮮もねー、ぷりぷりしてます。そのまま食べてもいいですが、卓上のチリソース・ベトナム醤油・ヌクマムを小皿に混ぜてタレを作り、それに付けても美味しい。
ごちそうさまでした。スープも飲み干したかったのですが、これ以上にんにくを摂取するとキスが出来なくなりそうなので我慢しました///(※にんにく食べる度に「キス出来なくなっちゃう…」と言ってしまう癖があるだけなので気にしないでください)
みんなも自分だけの二郎フーティウをつくろう!