ホーチミングルメスイーツ

新しいものとパンダ好きのためのカフェ*Fubao Sweets@1区 (Phạm Ngũ Lão)

ある日、突然スマートウォッチのシリコンバンドが千切れてしまいました。

Apple Watchのバンドであればそこら辺の露店でも売っているのですが、生憎私が使用しているのはHuami Amazfit GTRという絶妙にマイナーな機種。

どうやらGalaxy Watchシリーズの一部機種用のバンドであれば互換性があるらしく、在庫のあるCellphoneSの店舗へ買いに行くことに。2歳児並みのベトナム語と、最終的には熱いボディランゲージでコミュニケーションを計り、無事購入完了したのでした。

さて、店を出てふと横を見ると、ピンクいファンシーなスイーツショップを発見。

こんなのあったっけ?と思いつつ、自他共に認めるアリ人間な私はいそいそと足を踏み入れるのでした。

と、いうわけでここまでは前置き。こんな無関係な前置きある?
ホーチミン1区中心部に位置し、バックパッカー街からもほど近いカフェ「Fubao Sweets」を紹介します。

「Fubao Sweets」の場所・雰囲気

9月23日公園や一大繁華街・ブイビエン (Bùi Viện) に面するグエンタイホック (Nguyễn Thái Học) 通りにやってきました。

テーゾイジードン (Thế Giới Di Động) や前述のCellphoneSなどのスマホショップが固まる一帯に、「Fubao Sweets」はあります。

お店の名前 Fubao Sweets ※Googleマップ未登録
住   所 136 Nguyễn Thái Học, Phường Phạm Ngũ Lão, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh
営 業 時 間 08:00~23:45
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カワイイピンクのパンダがトレードマーク。

店内はこんな感じ。

淡いピンクに加え、白とグレーが基調となっているためか、案外落ち着いた印象。透明な椅子が韓国カフェっぽさを演出している気がする。

Fubao(フーバオ/福宝)」は、2020年に韓国で誕生したメスのジャイアントパンダに由来するようです。

今は中国・四川の研究センターにいるようですが、当時は韓国で初めて産まれたパンダだったということで、絶大なアイドル的人気を誇ったみたいですね。日本で言うところのシャンシャン的な?

これがフーバオちゃんですか

メニュー。Web上でも公開されてないかどうか探してみたのか見つからず… 公式Facebookの投稿や写真欄を見れば何となく雰囲気は分かるかと。

実食。これは未来の食べ物…?

Chè Thanh Mai Mochi」と「Fubao Princess」を注文しました。

Chè Thanh Mai Mochi 40,000ドン

まずは「Chè Thanh Mai Mochi」から。
何?この…何?」と言いたくなった食べ物は久々だな…

別添のココナッツミルクと氷を入れていただきます。

とりあえず実食します。

まずはこちらの真っピンクなもち。台湾のいももち(芋圓)のいちご味バージョンといった感じで、もちもち食感と甘酸っぱさが意外と合っており美味い。

一回りでっけえもち。こちらは何かというと…

いちごいももちの中にチーズが入っていました。濃厚!

すみません、この丸い物体はなんですか… スプーンで突くと柔らかく、擬音で表すなら「ぼわぼわ」みたいな感じ?

恐る恐る口に含んでみると…

 

わっ

 

めちゃジューシーで、それでいて甘酸っぱい。これはうまいゾ!

どうやら商品名の「Thanh Mai」はこれを指すようで、ヤマモモの一種だそう。シロップ漬けにして食べることが多いようです。

ただしヤマモモはベトナム語で「Dương mai」らしいので、厳密には別の品種なんですかね。学名はMyrica esculenta、対応する日本語はまさかの無し

もう一つ謎なのが、このタピオカみたいなトッピング。おそらく「ポッピングボバ(=海藻由来の膜で甘いシロップを包んだもの)」の系統で、角切りにした何かを膜で包んでいるように見えるが…?

見ようによっては真珠みたいで、ドラえもんのエピソード『自動販売タイムマシン』に登場する「百年後のおかし」を連想しました。

『ドラえもん』11巻「自動販売タイムマシン」
Ⓒ藤子プロ・小学館

食べてみると…

 

んっ!

 

噛むとぷちっと潰れる薄皮の中に、ぬめぬめした無味半透明の液体と角切り林檎みたいなのが入ってる!!

いや、マヂでそう表現するしかない代物です。甘いシロップが入っているポッピングボバは食べたことあるのですが、これは初めて。味はほとんどしないので食感を楽しむためのものだとは思うのですが、ほんと何だコレ。

 

Fubao Princess 59,000ドン

続いて「Fubao Princess」。いちごソースの入ったミルクティーかな?

そして先ほどのいちごいももちが添えられています。ミルクティーにトッピングすればよいのかな?

蓋を開けるとフィルムが。

無理やりこじ開けていももちをトッピング。うーん映えない。

これで良いのだろうか…?と途方に暮れる図。
全然どうでもいいけどこの七里ヶ浜Tシャツ可愛くないですか。(日本未上陸のファストファッションブランド「PULL&BEAR」のもの)

ミルクティーは意外にも…と言ったら悪いですが、香りが良く美味しい。「どうせトッピングで誤魔化されるから」と妥協せず、しっかりこだわって作っていることが分かります。

そして、「噛むとぷちっと潰れる薄皮の中に、ぬめぬめした液体と角切り林檎みたいなのが入ってる謎のトッピング」はこちらにも入っていました。ホント何者なのキミ。

完食。腹いっぱい…を通り越して気持ち悪いです。いももちが思いの他ボリューミーだった。

気になる謎のトッピング。正体を聞いてみよう

さて、気になるのはやはり、ポッピングボバとは微妙に異なる謎トッピングの正体。

店員さんに聞いてみたいけど、こんなんいきなり外国人が尋ねたところで怪しさMAXですよね。「半透明のぬるぬるした液体」というワードだけで事案になってしまうわ(言い方)

だけどどうしても正体が気になる。と、いうことで…

「Fubao Sweets」のオーナーに登場いただきましょう!どうぞ〜〜

 

よしよし、君は今から「Fubao Sweets」のオーナーだ。いいね?

では、先ほどのタピオカみたいなトッピングの正体を教えてください!

ふむふむ。あのトッピングは「フルーツポップボバ」という名前だそう。「果汁をゼリー状に固めた」ということですが、その割に味はしなかったし、ぬめぬめ・どろどろしていたような…?

いや、だから明らかに果汁では無… あ、やっぱりもういいです。ありがとうございました〜!

義理「いいね!」

まとめ:みんな一度行ってみてほしい。ほんとに

そんなわけで、「Fubao Sweets」のトッピングの正体を調べてみましたが、詳しくは分かりませんでした!いかがでしたか?(糞トレンドブログ)

まあそれはさておき、創意工夫溢れるスイーツ・ピンク基調で可愛いけど甘甘過ぎない雰囲気の店内・1区中心でアクセス良し、ということで、近くへ行ったら是非立ち寄ってほしいお店です。そしてトッピングに戸惑ってほしい。Shopee Foodなどのデリバリーにも対応。

ちなみに上記のAIくんとのやり取りは全てフィクションです。(当たり前)

フツーに人気店なので、時間によっては座れないこともあるよ

インスタやってます