ホーチミン市では最近、台湾の伝統的な芋団子「芋圓(ユーイェン)」を使うなど、台湾スイーツにインスパイアされたデザートを目にすることが多い…気がします。
本記事では、ホーチミン3区にオープンしたデザートショップ「Tarobu」をご紹介。デザートのみならず、妙な方向に突き抜けた内装にも要注目です。
「Tarobu」の場所
ホーチミン3区・ドータイン (Cư xá Đô Thành) 地区にやって来ました。「Cư xá」ってなんぞ?と思ったのですが、低層のタウンハウスが集まる住宅エリアのことを指すようです。ベトナムの住所の区分、未だによく分かっていないんだよな…。
早速ですが、件のデザートショップ「Tarobu」がコチラ。かっ、かわいい〜〜!(笑顔)
ホワイトやアイボリーを基調とした、明るい雰囲気の店。意図してかしていまいかは不明ですが、上階から垂れ下がるグリーンがマッチしています。リヤカーもいい味出してる。
かき氷のキャラクター。名前はタロブくんかな?(絶対違う)
「Tarobu」の内装
お店は小さく、基本的には持ち帰りやデリバリー前提。テーブルは2つだけでしたが、店の奥に折りたたみのテーブルと椅子が置いてあるのが見えたので、必要に応じて席を増やせるものと思われる。
注目すべきは、店内の壁にびっしりと貼られた日本語のポスター。そう、こちらのお店、特に日本のスイーツなどを扱っているわけではないのに、何故か日本推しなのです。ちなみに店内のBGMはジブリ。
味ありまくりのポスター。フランス人デザイナーが手掛けたイラストらしい。ホット!なたこやきに、おにぎらブン!仮面ライダーは “FIGHTING WITH VILLAINS SINCE 1973” です。
『究極のシェフは美味しんぼパパ』…って何だこれ。内容は美味しんぼもクッキングパパも関係無いバカエロ青年漫画なのですが、よりによって何でこれをチョイスした。
「猫の」シリーズ。正直かわいい。
「Tarobu」のメニュー
「Tarobu」のメニューはこちら。英語併記で安心!かき氷・チェー・ミルクティー・トーストなどを主に扱います。
また、抹茶を推したメニューも。期間限定かもしれないので、興味がある方はお早めにどうぞ!
抹茶かき氷を実食
私が注文したのは「MATCHA ĐÁ BÀO THẢO MỘC KHOAI DẺO」。価格は49,000ドンです。
「ĐÁ BÀO(ダーバオ)」とはかき氷のこと。それに、抹茶芋圓・仙草ゼリー・小豆・ウーロン茶ゼリーをトッピングしたものに、抹茶シロップをかけていただきます。
だばあ。かき混ぜると下からかき氷が出てきました。
味ですが、意外にも甘さ控えめで、かき氷からはお茶の風味も感じられすごくさっぱり!最近のホーチミン市、甘すぎないスイーツがめちゃくちゃ増えている気がする。量も、そんなに多くないので食後のデザートに良さそう。
あと、抹茶味の芋圓がめちゃくちゃ美味しかった。芋圓自体、つるつる食感というよりは、手作り感のある少し粉っぽくてもったりした仕上がりで、すごく私好み。
かき氷は、日本や韓国のもの程ではないですがきめ細かい。ĐÁ BÀOを謳うメニュー、店によっては「かち割り氷かよ」ってくらいガリッガリの氷だったりするからなあ。
ところで、インスタを拝見する限り、各トッピングは手作りされているのだろうか。凝ってますねえ。
次は他のメニューも試してみたいけど、全体的にこってり系なんだよな…。飲み物はミルクティーだけでなく、無糖のお茶とかも用意してくれたらもっと嬉しい。
最後に、壁に飾られていたナルトの絵。これ絶対同人誌の表紙でしょ。