近年人気のベトナム料理「Mì Ốc Hến(ミーオックヘン)」。意味は「麺(ここではインスタント麺)・巻貝・しじみ」ということで、これらに辛いスープを合わせた、貝好きにはたまらない麺料理です。
そんな「Mì Ốc Hến」をホーチミン市4区で食べられるお店があるということで、行ってきました。
本記事では、ベトナム・ホーチミン市4区のMì Ốc Hến専門店「Mì Ốc Hến Dì Lan(ミー・オック・ヘン・ジー・ラン=「ランおばさんのミーオックヘン」)」をご紹介します。
「Mì Ốc Hến Dì Lan」の場所
ホーチミン市4区北東部のLê Quốc Hưng(レクオックフン)通り。その、このちょっとアヤシげな路地の中に「Mì Ốc Hến Dì Lan」はあります。
「Mì Ốc Hến Dì Lan」の外観はこちら。ビビッドな黄色地に赤い文字が元気な雰囲気の看板です。
店内は…可もなく不可もないローカル食堂。最低限の清潔さはあるのでご安心を。
「Mì Ốc Hến Dì Lan」のメニュー
メニューはこちら。Mì(中華麺)以外に、フォーも選べるんですね。Đặc Biệt(ダックビエット/全部乗せ)でも47,000ドンとお安いので、これにしようかな。
この他、「HEALTHY FOOD」を謳うご飯ものやサラダメニューも同店で扱います。「Mì Ốc Hến Dì Lan」から店名ロゴを変えているのはブランディングのため?たぶん、デリバリーアプリだと別店扱いなんだろうな。
Mì Ốc Hến(ミーオックヘン)を実食
全部乗せMì Ốc Hến、着丼。
マテ貝、しじみ、エビ、タコの入った贅沢な一品。物価上昇に歯止めがかからないホーチミン市で、これが47,000ドン(≒290円)で食べられるとは!
マテ貝、大好きなんですよお。貝屋に行ったら、絶対にマテ貝の空芯菜炒めを注文するくらい好き。見た目に反して癖のない味なので、日本人に食べてみてほしいベトナムの貝ランキング1位です(私調べ)。
スープ、辛いのかなーと思ったのですが、確かにほのかな辛さはあるものの、思いのほか上品で繊細な味でした。薄味も嫌いではないので個人的にはこのままで全然いけますが、卓上の調味料でカスタマイズし、スープを「育てる」前提かな…
優しい味のスープと、インスタント麺のジャンキーさとのギャップ。
柑橘をきゅっと絞ります。スープはレモングラスの入ったタイ風味のものなので、ここにさらに酸味を足すとトムヤムクン味が増すな。
しじみの身だけをこんなに一杯食べるの、夢だったんです。夢を叶えてくれてありがとう…
タマリンドと魚醤のソース。具材をディップして食べるのも良し。ガツンとくる酸味に食欲が刺激される。
ほどよい量で、あっという間に完食。
まとめ&「Mì Ốc Hến Dì Lan」の店舗情報
ホーチミン市4区のMì Ốc Hến専門店「Mì Ốc Hến Dì Lan」をご紹介しました。
「Mì Ốc Hến」は、ベトナム語メディア曰く「雨の日に食べたくなる麺料理」だそう。実際、体内に水分が溜まりやすくむくみを引き起こしがちな雨の時期に辛いものはぴったりと言えます。「Mì Ốc Hến」を食べて、始まったばかりの雨季も乗り切っていきましょう。
YouTubeやってます
※動画内でも言っていますが、再訪したところスープの味がやけに甘かったため、日によって味がぶれる可能性あり?