年末にがっつり休みを取って、タイに遊びに来ています。
ベトナムに住んでいると、お手軽に近隣諸国へ遊びに行けるのがよいですよね。
(ホーチミンからバンコクは飛行機で約1時間ちょい)
タイ、もちろん好きで、何度も訪れています。
今回旅行して、「バンコクはもはや東京だなー」とか、思ったより物価が高くて「450万ドンの両替じゃ足りなかったなー」とかまあ色々あるのですが、とにかく都会ゆえにどこも人が多い!
喧騒から逃れ、旅情&ローカルな雰囲気を味わおうと、バンコクの郊外にある島「クレット島(Ko Kret/コークレット)」に行ってきました。
「クレット島」ってどこ?
クレット島は、バンコクから北西に約30キロメートル離れたノンタブリー県にあります。
陶器やお菓子作りが有名とのこと。メルヘン溢れる響きだなあ…
「クレット島」への行き方。166番バスに乗ろう
クレット島への行き方は複数ありますが、今回は安く済ませるため路線バスで行くことに。
BTS(高架鉄道)スクンビット線・ビクトリーモニュメント駅にやってきました。
どうでもいいけど、BTSとMRT(都市鉄道)のIC乗車カードを統一する動きがあったように記憶しているのですが、今どうなってるんですかね…
私は結局、BTSはラビットカードで、MRTはいちいちトークンを購入して乗車しています。
ビクトリーモニュメント(戦勝記念塔)を取り囲むようにたくさんのバス停があり、そこから多くのバスが発車しています。
バス停の裏には売店が集まっており、ちょっとした商店街のよう。
こちらはフライドチキン屋の看板なのですが、なんだろうこの溢れるIKKO味は。
お目当てのバス停は、この歩道橋を渡った先。
166番のバスに乗って、パーククレット(Pak Kret、タイ語だと「パーケッ」と聞こえる)まで向かいます。
クレット島に渡るための船着場の最寄りがこのエリアなのです。
ただ、166番のバスにも何故か複数の行き先があり、こちらのバスに「Pak Kret」と書かれているのを見て乗車したら、「このバスは違う」と言われてしまいました。
既に発車後だったので、徒歩でバス停まで戻るはめになりました。許さないよ…
正解はこの端っこのバス停に泊まるバス。
バスのフロントガラスに「Pak Kret」と掲げられていたなら大正解。
乗車しました。運賃はどこまで行っても22バーツ均一。
バス内のモニターで次のバス停も表示される(タイ語・英語)ので安心。ホーチミンの路線バスも見習って?
乗客に観光客らしき人はおらず、皆さんこのバスを普段使いしている人たちなのかなーという印象。
こちらのバス停で降りましょう。
バス停から船着場へ。3バーツで味わえる旅情
バスを降りたらそのまま真っ直ぐ進み、LOTUS(スーパー)のところを左折します。
飲み物など、なにか買っておきたいものがあればここで買うと良いかも。
まじめなミルクティー屋。気になる…
ひたすら直進。
こちらのワット・サナーム・ヌア(Wat Sanam Nuea)という寺院の奥から、クレット島までの渡し舟が出ています。
対岸にあるのがクレット島です…って近っ!
クレット島はチャオプラヤー川の一角を掘削してできた中州とのことで、目と鼻の先なのです。
渡し舟がやってきたので乗り込み。運賃はクレット島側で支払います。
対岸に渡るだけなので、ものの数分で到着。
運賃ですが、片道たったの3バーツ(≒12円)。
「船旅」という旅情に満ちたエンタメをうまい棒価格で楽しめるの、最高過ぎるな…
店がどこも開いていない問題
船着場のすぐ近くにそびえ立つ斜めの仏塔「プラ・チェディー・ムタオ」。
約300年前に建立されたものの、浸食により傾いたのが現在の姿だそう。
小さい島ですが、何気にATMがあります。思ったよりインフラが整ってるぞ…
新年が近いからか、華やかな飾りつけがされていました。(造花ですが)
至る所で自転車の貸し出しをしています。島を一周するのも楽しいかもね!
クレット島で有名なものは陶器。工房も至る所にあります。
これもう、ジブリの世界観じゃない!?
…なぜ僕達は、昭和中期~後期の田舎のような情景を見ると「ジブリみたいだ!」と考えてしまうのか。「田舎で過ごす特別な夏休み」って感じだ。
ただ惜しむらくは、平日(木曜)に行ってしまったためお店が軒並みクローズしていること。
伝統的なお菓子屋さんも、おしゃれなカフェもみんな閉まっています。
週末しかやっていないなんて思わなかったよ…
OTOP(一村一品)マーケットもこの有様。
開いている店もあると言えばあるのですが、作り立てのお菓子を売るような店はどこも閉まってるな…
よさげなショップが集まるエリアもほぼクローズ。
ところで「好評分譲中」って何だ。
ちなみに、以前日曜日に訪れた際はこんな感じで、色んなグルメやおしゃれカフェなどを楽しんだのです…
リバーフロントで昼食をいただく
開いている店が無い、となるとランチすら取れないのでは…と一抹の不安に襲われましたが、かろうじて開いているレストランを発見。
席からチャオプラヤー川を望むことができます。立地最高!
メニューですが、英語も併記されています。
ですが注文は「アオアンニー(これください)」でごり押し。
Pad Thai with Thai Pickled Fish Sauce and Crispy Catfish 139฿
辛そうな料理が多い中で、比較的食べやすそうなパッタイをチョイス。
クレット島で作られた陶器(ですよね!?)に、付け合わせの漬物と、トッピング用のピーナッツが。いい演出。
Butterfly Pea Lemonade 39฿
もうすでに混ざって青から紫に変わっちゃっているのはご愛敬…
平日ということで殆ど観光客も居らず、リバービューを独り占め!贅沢な時間でした。
正午を回り暑くなってきたので帰ります。
帰りは潔くタクシー利用
帰りは、ワット・サナーム・ヌアにGrabを呼び、MRTパープルラインのノンタブリーシビックセンター駅まで移動。結局タクシー移動するのか…
一応、最寄り駅はMRTピンクラインのパーククレット駅なのですが、ピンクライン自体がバンコク中心部に向かう路線ではないため、旅行客にとっては使い勝手は良くないと思います。
…というか、ピンクラインなるものが開業していたことを、今回の旅行中に初めて知りました。
バンコク、訪れる度に新しい都市鉄道の路線や駅が出来ている気がするな…
しばらくはタイ旅行の記事が続くと思います。サイト名を「月曜日のソムタム」に改名する日も近い…?
クレット島はなるべく週末に行こう!