タイ東北部・ルーイ県で、近年人気を呼ぶ小さな町「チェンカーン」。
多くの観光客が滞在するであろうチャイコン通り(チェンカーン・ウォーキングストリート)の程近くに、タイ人・外国人問わず幅広く支持されている人気レストランがあります。
本記事では、チェンカーン中心部に位置するレストラン「Banchef Chiangkhan」をご紹介します。
「Banchef Chiangkhan」の場所

「Banchef Chiangkhan」が位置するのは、国道211号線(シーチェンカーン通り)の南側です。セブンイレブンを目印に、こちらのソイ(小路)へと入っていきましょう。

「Banchef Chiangkhan」の外観はこちら…なのですが、オープン時間中のはずなのに店が開いていない。どうしたもんかと立ち尽くしていると…

背後からオーナーがバイクで颯爽と登場。どうやら向かいのスーパーに買い出しへ行っていたようです。すぐ店開けるからちょいと待ってて、とのこと。それにしても、スーパーの外観から溢れ出る業務スーパー感!

こちらのオムライス風の料理が看板メニューのようです。47バーツから、って相当安いな?ローカル食堂並じゃないか…。
「Banchef Chiangkhan」の雰囲気

オープン準備が整い、「Banchef Chiangkhan」の店内に入れて貰いました。座席数は多く見積もっても15〜20くらいかな?シェフはオーナー一人かと思われ、大人数の客を捌くことは難しいのだと思います。

オーナーの「好き」を詰め込んだ感じの、賑やかな店内。この、ポケットは無いわ目がイッちゃってるわで明らかにパチモノなドラちゃんも良い味出してるわ。

日本人が描いたと思われる絵が飾られていました。まだ外国人観光客が多くないであろうチェンカーンですが、こちらのお店に関しては日本人や韓国人の口コミがいくつか見られます。

ほら、日本語で「シェフ」って書いてある!なぜかベトナム語もあるな…。
「Banchef Chiangkhan」のメニュー






「Banchef Chiangkhan」のメニューの一例。特筆すべきはそのバリエーションの豊富さで、これでもまだ一部なのだから驚かされます。メニューの殆どはタイ語表記のみですが、写真も多いので指差し注文で何とかなると思います。なお、オーナーは英語もお話しになります。
ジャンルも、タイ料理から洋食、はたまた創作料理のようなメニューまで何でもござれ。「無国籍料理レストラン」と表現するのが正しいかもしれない。
また、価格の安さにも注目です。タイ料理は50バーツ以下から、パスタ等の洋食でも60バーツ程度から…だと!?

また、デザートメニューも用意されているのですが…まさかの39バーツ均一。これ、利益出てるのかしら…。
知っておこう!お店のローカルルール
さて、こちらのお店はオーナー一人で切り盛りされていることもあり、客側にも理解と協力が求められます。

まず、食器類はセルフサービス。必要なカトラリー類を適宜取りましょう。調味料も同じ場所にあります。
コップは写真左側の棚。中段にあるものはビール…ではなく、ビールの空き缶をコップとして再利用したもの。まさかのリサイクルだった。

飲み物は、ペットボトルの水に関しては冷蔵庫から無料で持っていって良いそうです。他に飲みたいものがあればセブンイレブンで買ってきてねー、とのこと。持ち込み容認の姿勢!

氷も無料です。タイのレストラン、氷が有料なことも多いのでこれは太っ腹。
料理が出来上がったら厨房から声がかかるので、自分で受け取りに行きましょう。町の食堂スタイルだよ。
実食。オムライス風チャーハンはマストトライ

注文した2品が出揃いました。安いからって頼みすぎたか…?

こちらは「カルボナーラ」と言っていたかな?ソーセージが入ってます。本当はイカスミパスタを注文したかったのですが品切れとのことで、こちらを勧められました。価格は79バーツ。

日本人好みのアルデンテ仕上げなパスタ。ソースは割と水っぽく、濃厚!って感じではないので、カルボナーラと言うよりはクリームパスタかな。ローリエが効いていて、一風変わった味わいで◎。

こちらは「チャーハンを薄焼き卵で包んで醤油ベースのソースをかけたやつに、揚げた白身魚を乗せたやつ」。…それ以外に説明しようが無いのだから、仕方ない。価格は61バーツと、破格!

ケチャップライスの代わりにチャーハンを包んだ和風オムライス、って感じの一品です。まあ、ホーチミン市1区の「Baby Spoon」のオムライスの中身もチャーハンだし、何もおかしなことは無い。

程よく薄味のチャーハンに、甘じょっぱい和風ソースが良く合います。

付け合わせの玉ねぎのピクルスも箸休めに良い。濃い味に飽きたら、レモンをきゅっと絞るとまた違った味わいになります。

オーナーさんから「良かったらゲストノート書いていってね!」と言われました。中を見ると日本人客による書き込みが沢山!私もメッセージを残していきましたよ。