タイ東北部・ルーイ県で、近年人気を呼ぶ小さな町「チェンカーン」。そんなチェンカーンに、2020年、新たな(というほど最近でも無いけど)観光名所「スカイウォーク・チェンカーン (Skywalk Chiang Khan / สกายวอล์คเชียงคาน)」がオープンしました。
メコン川を見下ろす丘の上に建築されたこちらの施設。30階建てビルに相当する、メコン川から80メートルの高さにかかるガラス橋から、対岸のラオスやメコン川の合流地点を一望できる絶景スポットです。
中心部からは20km程度離れているため、自家用車やレンタカー以外の手段で訪れるためにはツアーの利用、トゥクトゥクの手配等が必要となります。
本記事ではアクセス方法をはじめとする、「スカイウォーク・チェンカーン」の基本情報をまとめてご紹介。
「スカイウォーク・チェンカーン」へのアクセス

スカイウォークは、多くの観光客が宿泊するであろうチェンカーン中心部(ウォーキングストリート沿い)から西に約20km離れています。
宿泊しているホテルのスタッフに相談したところ、トゥクトゥクを手配してもらえることに。翌日の朝9時に、ホテル前へドライバーが来てくれるとのことです。ホテルとスカイウォークとの往復で、運賃は400バーツでした。

で、翌朝。時間通りにドライバーが来てくれて、早速出発です。

しかしまあ、山岳地帯ということもあり、朝はまあ寒い!!10月下旬くらいの東京の格好(半袖シャツ+ジャケット)で来たのですが、舐めてました。流石に直射日光下だとじんわりと汗ばむ程度には暖かいのですが、バイクやらトゥクトゥクやらで外気に曝されると凍りつきそうになります。そりゃドライバーのおっちゃんも暖かい格好してるわ。

なるべく日光が当たる位置にポジション取りをしつつ、30分ほど寒さに耐えてスカイウォークに到着。ドライバーにはこちらの駐輪場で待機しておいてもらうことになります。
「スカイウォーク・チェンカーン」のチケット

到着したらチケットを購入しましょう。金額はわずか60バーツと、破格です。

チケット代には、駐車場からスカイウォークまで移動するトゥクトゥクと、スカイウォークで着用が必要となる靴カバーも含まれています。後者は忘れずに受け取りましょう(チケットオフィス向かいの建物です)。

道順に沿って進んでいくと、トゥクトゥクが待機しているのでチケットを渡し、乗り込みます。ある程度人数が揃ったら出発。


小高い丘を登り、すぐに到着。絶景を予感させる景色が既に見え隠れしています。
「スカイウォーク・チェンカーン」からの眺め


それではスカイウォークに向かいましょうかね。手前には、高さ19mの巨大な仏像が鎮座しています。こちらは樹脂を融合した繊維で鋳造されたものであるとのこと。2枚目の写真はスカイウォーク上から振り返って撮影したもの。

手前は広場になっており、休憩ができるようなベンチや、あずまや(と言って良いのか)が備え付けられています。

ピーター・コーン祭りに現れる、仮面を被った精霊たち。もはやルーイ県全体のマスコットキャラクターですね。
そういえば、ウォーキングストリートのお土産屋で怒張した男性陰部を模した木彫りの民芸品が売られていまして、「まーたこんな、パッポンナイトマーケット辺りで売られてそうな安易な下ネタ土産を…」なんて思っていたのですが、どうやらピーター・コーン祭りで使用する由緒正しいものだったようです。偏見はいけませんね…。まあ、日本にもかなまら祭りとかありますからね。

靴カバーを装着し、いざ。

特に橋が揺れたりすることはありませんが…。

怖い…。

そう、すっかり忘れていたのですが、私は高所恐怖症なのでした。階段の踊り場から下を見下ろすだけでも立ち眩みそうになるくらいです。

しかし、息を呑むような絶景を目の当たりにし、恐怖もどこかへ吹き飛んでしまいました。山・川・そして対岸にはラオス!サバイディー(ラオ語で「こんにちは」の意です)!

橋の上では写真撮影のための渋滞が発生しがち。それを逆手に取って、じっくり写真を撮りながら進みたいと思います。

撮影した写真を見返したら、イメージセンサーに思いっきりゴミが付着していて絶望しました。絞って青空を撮ると嫌でも目につきますね…。「ここぞ」という写真撮影前にはセンサーとレンズの掃除を忘れないようにしましょう(n敗)。

残念ながらラオス側に人の姿はありませんでしたが、明らかな人工物がちらほらあり、生活の様子が垣間見えます。電線もあるので、電気も通っているみたいですね。対岸から見上げるスカイウォークはどのようなものだろうか。


ここは、メコン川がラオスからタイに流れ込む場所。それだけではなく、フアン (Hueang) 川との合流地点でもあります。

スカイウォークから見る夕陽もさぞかし美しいのでしょうが、残念ながらクローズ時間は18時と早め。17時前に訪れて、ギリギリまで夕暮れ時の風景を楽しむのが良いかもしれません。

渋滞発生中!橋の上に乗れる人数は特に制限していないのかな?

はい、満足したので下界(駐車場)まで戻ってきました。

タイの観光地あるある、いつの間にか写真を撮って土産品として売りつける。ウドンタニのタレーブアデーン(赤い蓮の海)でもこんなんあったな…。

駐車場で待機してくれていたトゥクトゥクのおっちゃんと合流。ホテルに戻ります。他の場所(寺とか)にも寄るか?と聞かれるので、興味があればお願いしても良いかと思います。