ベトナム中南部の沿岸都市「クイニョン (Quy Nhơn)」に行ってきました。ベトナム旅行といえばやはりカフェ巡り(※個人の感想です)!涼を求めたい日中や涼しい夜の時間帯など、旅の合間にカフェへ立ち寄る時間はかけがえのないものです。
ハノイやホーチミン市のような大都市と比べると落ち着いた地方都市の趣をもつクイニョンですが、街中を巡ってみると多様な選択肢が揃っていました。
本記事では、クイニョン2泊3日の滞在中に訪れた7軒のカフェをご紹介しちゃうわよ。
Morri cafe

クイニョンに到着後、雨から逃れるように駆け込んだのが「Morri cafe」。間口が大きく開け放たれたローカルカフェスタイルですが、白壁に露出した赤レンガや船舶用のマリンランプがおしゃれ。2階にはエアコンルームもあったのですが既に満席…。

メニューはクラフト紙に印字されたシンプルな構成。大半のドリンクが2万〜3万ドン台に設定されており気軽に立ち寄れる価格帯。

ベトナムのフルーツティーの定番「Trà đào cam sả(ピーチオレンジレモングラスティー)」35,000ドンをいただきました。
Kojo matcha

留まることを知らない抹茶ブームは当然地方にも波及。抹茶特化型のカフェ「Kojo matcha」です。テラコッタ調のタイルと鮮やかなライトグリーンが目を引くファサードで、店先にはテラス席が整えられています。


店内はエアコンが効いた静かな空間で、棚には往年の洋楽レコードが整然と並んでいました。

100%輸入抹茶を謳うようで、茶葉のグレード選びから粉の量、甘さ、合わせるミルクの選択まで細やかな注文が可能。

今回は新作メニューの「Matcha hạnh nhân(抹茶アーモンド)」46,000ドンをトライ。中央に黄色いアヒルちゃんと、建国記念日の連休中だったこともあってか小さなベトナム国旗のピックが添えられた何ともかわいらしい見た目。

まあ、この価格なので抹茶は加工前提のもの(単体で飲むものではない)と思いますが、さほどケミカルさは無く。アヒルちゃんはコーティングされたマシュマロ菓子みたいな感じなのですが…まあ、無くてもいいかな??(おいしくない)
The Risu Specialty Coffee

夜カフェとして訪れた「The Risu Specialty Coffee」。動物のリスを想起する店名ですが、マヂでリスのシンボルマークが掲げられてました。

店内は外観からの印象を大きく上回り、木材の温もりと鮮やかなグリーンのタイルが調和した見事な空間美。華やかながらも派手すぎないステンドグラス風のペンライトも目を引きます。


店内は2フロア×2部屋+テラス席からなり、座席の種類も多様。

メニューのコーヒーには国内各地の豆やエチオピア産などの産地が明記。スペシャルティコーヒーといいつつ、全体的に安すぎんか!?コーヒー好きにはたまらなさそうです。

今回はフルーツを合わせた水出しメニューの中から、「Cold brew dứa dừa(パイナップルココナッツコールドブリュー)」55,000ドンを注文。水出し特有の雑味のないボディ感に、ココナッツウォーターの甘みとパイナップルの酸味が溶け合いごくごく飲めちゃう。
IKIGAI garden cafe

2日目の午後にやって来たのが「IKIGAI garden cafe」。まさかの日本語。

余談ですがクイニョンには「Ikigai Sushi」という日本食店もあります(※ホーチミンにも複数店舗ある)。何その偶然の一致!?


「ガーデンカフェ」らしく、店内の中央には本物の大木が天井に向かって枝を伸ばしていました。壁面には、マグロを抱える漁師を描いた油彩画が飾られており、沿岸都市クイニョンならではの風土が力強く表現。座席数は多いながらも中々の賑わいっぷりです。

メニューの価格単位は1,000ドンを1xuと表すユニークな表記。

今回は「Trà vải(ライチティー)」45,000ドンを注文。紅茶は澄んだ琥珀色で、大粒のライチの果肉とスライスしたライムがトッピング。さっぱりした味わいを楽しみつつ、ゆったり流れる午後の時間を過ごしましたよ。
Namto House Coffee

続いて訪れたのは「Namto House Coffee」。まさかのカフェをハシゴしていくスタイル。三角屋根のクラシカルなファサードと深緑の格子窓が重厚な佇まいを見せ、目を引く存在感を放っています。


回転扉から一歩足を踏み入れると、アンティーク調のウッドパネルやヴィンテージの額縁が飾られた壁面、重厚な革張りソファ、そして白レンガの壁に大きな鏡を配した一角など、どこも絵になる緻密な空間設計。ただ、それ以上に混雑っぷりがスゴイ!どうやら地元での人気カフェのようです。
店員さんは英語をお話しになる方もいる他、電源コンセントを探しているとそれを察して延長コードを持ってきてくれるなど、自然ながらも真心のこもった気遣いが嬉しい。

ドリンクメニューはこちら。ピンク塩コーヒーに塩ピーナッツラテコーヒーにもち米グアバアボカドフラッペなど気になるものが色々。

注文したのは「Trà dâu tằm(マルベリーティー)」50,000ドン。桑の実ならではの甘酸っぱさが広がり、優雅な空間の中で喉を心地よく潤す贅沢なひとときを過ごせましたよ。
なおこちら、ダナン発のカフェでありベトナム中部を中心に数店舗展開しているようなのですが、なんと韓国にも進出しているとのこと。地方密着の、それも数店舗のみのカフェであることを踏まえると大躍進ですな。
ADIUVAT COFFEE ROASTERS

2日目の夜カフェは「ADIUVAT COFFEE ROASTERS」で。夜の静けさの中に浮かび上がる洗練されたミニマルな外観は、ホーチミンのロースタリーにも引けを取らない存在感。

なんと言っても天井まで届く圧倒的な吹き抜け空間が特徴。白を基調とした壁とテラゾーの床がミニマルで清潔な印象を与えます。

2階の奥には、落ち着いた色合いのフローリングが広がる隠れ家のような中二階スペースがあり、階下を見下ろしながらドリンクを楽しめる構造になっています。


豆にこだわりを持つこちらの店舗では、ロブスタとアラビカの選択はもちろん、V60を用いたハンドドリップなど抽出方法の幅広さも魅力。

今回は「Lime soda espresso(ライムソーダエスプレッソ)」45,000ドンと、ショーケースに並んでた「Passion fruit mousse(パッションフルーツムース)」35,000ドンを注文したわよ。
炭酸の小気味よい刺激とともにライムの酸味が広がり、直後にエスプレッソのコクとフルーティーな苦味が追いついてくる感じ。重層的でありながら後口はとっても爽やか。ケーキも、この価格では考えられないくらい良質なもの。外国人客も結構いたし、もっと価格が高くても全然受け入れられてそうだが…!?
KOME Cafe

最終日の朝に訪れた「KOME Cafe」。玉砂利を敷き詰めた前庭と木製の引き戸が迎えてくれました。


円窓や障子をモチーフにした木製の格子、和紙風のペンダントライトを取り入れた和モダンな空間。それにしてもベトナムの皆さんはジブリ好きね。

ノンラーをかぶったトトロ。ベトナム版トトロではネコバスではなくネコシクロが登場し、サツキが用意するお弁当はコムビンザンらしい(嘘です)。

店名の通り、メニューにはライスミルクを使ったドリンクが揃います。

今回は「Trà sữa KOME(KOMEミルクティー)」35,000ドンに、「Thạch gạo(ライスゼリー)」7,000ドンを追加して注文。

今にも溢れそうなくらいなみなみなんですけど!?ライスミルク使用なだけあって乳脂肪分の重さがなく、すっきりとした喉越しでグッドでした。

