ベトナム中南部に位置し、穏やかな海と手つかずの自然が残る沿岸都市「クイニョン (Quy Nhơn)」。ホーチミン市からは国内線で約1時間とアクセスが良く、ダナンやニャチャンのような過密なリゾート開発とは一線を画した素朴な魅力があります。
さて、今回宿泊したのは、2025年にオープンしたばかりの「Sala Quy Nhon Beach Hotel」。旧フーイエン省・トゥイホアなどでホテルを展開するSalaグループが手がけるビーチホテルです。以前にも「Sala Grand Tuy Hoa Hotel」について記事にしておりますよ。
そんな新築ピカピカの「Sala Quy Nhon Beach Hotel」、本記事でねっとりと解説しちゃうわよ。
「Sala Quy Nhon Beach Hotel」に到着

ということでホテルに到着。まずはフーカット空港からシャトルバスでクイニョン市街地に移動後、Grab Bikeでやって来ました。
「Sala Quy Nhon Beach Hotel」が位置するのは、沿岸部の幹線道路から1本内側に入ったファンチュウチン (Phan Chu Trinh) 通り。周囲にはローカル商店や飲食店が並びます。

建物はガラス張りのバルコニーが連なるモダンな高層タワー。訪れた時期が9月2日のベトナム建国記念日を含む連休だったので、すべての客室のバルコニーに金星紅旗が掲げられており、祝日らしい華やかさに溢れています。何という革命的高揚感…!

大理石の床と木の温もり、瑞々しいグリーンが調和したロビー。ソファやクッションの差し色が鮮やかで、重厚すぎないのが良いですね。

チェックインを待つ間に出されたウェルカムドリンク&お菓子。移動の疲れをすっと癒してくれるおもてなしです。チェックイン時間は14時ですが、13時半くらいにはルームキーを受け取れました。

エレベーターはTOSHIBA製できびきび動きます。ただ、26階建ての割にエレベーターは2基しかありません。実際のところ広さはそこまでないホテルで、各フロアの部屋数もさほど多くありません。エレベーターが来ない…とか、満員で乗れない…ということは無かったですね。
「Sala Quy Nhon Beach Hotel」のお部屋
今回は「Deluxe City View」を予約しており、費用は建国記念日(9月2日)の連休期間を含む2泊で2,637,753ドン(Trip.com経由)。祝日の宿泊としてはめちゃくちゃ良心的な価格設定じゃない!?そもそも、クイニョンのホテルはどこも安かったのだけど。オフシーズンなのか、まだあまり観光地として知られていないだけなのか…?
しかもしかも、チェックイン時に「Deluxe Harbor Ocean View」へと無償でアップグレードしていただきました。何が驚きって、「Sala Grand Tuy Hoa Hotel」に泊まったときもアップグレードしてもらえたんですよね。え、何で…?私のこと好きなのかな(意味不明)。


ということで客室。入室時はカーテンが閉まっていますが、これを全開にすると…。

じゃーん!緩やかなカーブを描くワイドなガラス窓から外光がたっぷりと差し込む、超絶開放感のある空間に。

バルコニーへ出ると、部屋の名前通り、港と海のパノラマが視界いっぱいに広がります。手前にはクイニョンのローカルな瓦屋根の街並みが、奥には大型船が行き交う港湾施設と、弧を描く海岸線が見渡せます。

濃いブラウンのフローリングに、ホワイトのリネン、そしてティールブルーとオレンジをアクセントにしたインテリアが、爽やかなリゾート感を演出しておりテンション上がる。

キングベッドの両サイドには、ユニバーサルコンセント1口とUSB-Aポートが2口、それぞれ備わっています。枕元でスマホや周辺機器をまとめて充電できる実用的な配置。ガジェットが多い方も安心。

窓際にはオットマン付きのパーソナルチェアとサイドテーブル、壁面にはPC作業もしやすそうなデスクとチェア、大型の壁掛けテレビ。

テーブルの上には、竹の葉を模した三角錐のパッケージに入ったなにかが。なんだろう…?

こちらクイニョン名物「バインイットラーガイ (Bánh ít lá gai)」。伝統菓子がウェルカムスイーツとして用意されているという、旅館のお着き菓子を彷彿とさせる粋さです。ココナッツ入りの緑豆餡を、植物の葉を練りこんだもち米生地で包んだお菓子…ということもあり和菓子(草餅)感がある。

ミニバーには電気ケトル、ホテルロゴ入りの無料のミネラルウォーター2本、ティーカップ、ベトナムの老舗茶葉ブランド「Vinatea」の緑茶ティーバッグ、インスタントコーヒー。

クローゼットにはワッフル生地のバスローブが用意されています。
「Sala Quy Nhon Beach Hotel」のバスルーム

バスルーム。洗面台は必要十分な広さで良し。トイレはハンドシャワー以外にも簡易版ウォシュレット(って呼び方で良いのか?)が付いてます。電源不要で使えるもので、ベトナムで見たのは初めてですが地味に便利。

アメニティ類は、洗面台脇の引き出しに歯ブラシやコームなどが個包装で梱包。エコの名の下アメニティを削るホテルが多い中、しっかり揃ってます。

ヘアドライヤーは…え、これめっちゃいいやつじゃない!?風量のある、最新の筒型ドライヤーが採用されていました。しかもホテルのロゴまで入ってるし、特注…?

シャワーブースはバスタブと一体になっています。限られたスペースの中で浴槽を置いてくれるのは嬉しいですね。しかも、窓の外に広がる市街地と山並みを眺めながら湯船に浸かれるビューバス仕様。見せつけていけ(何を?)。

シャワーの水圧は十分で、お湯も時間帯問わず安定して出ます。強いて言うならシャワージェルの容器が壊れてて出が悪かったかな…。
「Sala Quy Nhon Beach Hotel」の設備

最上階にはインフィニティプールがあります。プール自体は小さめ。クイニョンの弓なりに伸びる海岸線と砂浜、遠くの山並みまでを360度近い大パノラマで見渡せます。


5階にはジムが。トレッドミルやスピンバイクといった有酸素マシンは当然のこと、複数のトレーニング種目に対応するマルチファンクションマシンが設置されています。写真には写ってませんが、2.5キロ刻みで20キロ以上の重量まで揃った本格的なダンベルラックも。

同じフロアにはキッズエリアも併設。なお、同じく5階に併設されているスパ施設については、滞在時は改装工事中となっており利用できず。
「Sala Quy Nhon Beach Hotel」の朝食

朝食は4階のレストラン会場でビュッフェ形式で提供されます。

レストランは天井が高く、壁一面に大きなガラス窓が配された明るく開放的な造り。窓の外にはヤシの木の緑越しに穏やかな海が見えます。インテリアは客室やロビーと同じ配色であり、木目と調和しています。

料理はベトナム料理から洋食まで幅広く揃っており、品数とクオリティのバランスや良し。万人の口に合う味付けになっているかと思います。

ライブステーションでは目玉焼きのほかにも具材たっぷりのベイクドオムレツが並んでいました。麺コーナーでは勿論フォーなどのベトナム伝統麺を注文可能。

「Sala Grand Tuy Hoa Hotel」でもあった、自分で好みの具材を挟んで作るバインミーのコーナー。屋台風のディスプレイも旅気分を盛り上げてくれます。

チーズがね、他のホテルだと薄いプロセスチーズだけということも多いなか、3種類…それもカマンベールチーズがあるのです。嬉しい。

ベーカリーコーナーには食パンやバゲット、パウンドケーキが並びます。建国記念日の期間中だったため、ベトナム国旗をあしらったデニッシュやクロワッサンなんかも。


ドリンクも充実。ビュッフェのドリンクにスムージーがあるの、初めて見たかも。1日の活力を与えてくれる、ヘルシードリンク3種類も見逃せない!

朝食ガチ勢なので、オープンの6時半…なんならその5分前には会場入りしましたが、7時を回ると結構席が埋まってましたね。
「Sala Quy Nhon Beach Hotel」の施設情報
「Sala Quy Nhon Beach Hotel」をご紹介しました。オープンしたばかりの真新しさと現代的な機能性を備えた満足度の高いホテルでした。それでいて金額はリーズナブルで、しかも私の場合アップグレードまでしてもらっちゃったので、本当にこの値段で泊まっていいの!?となりましたね。
本文中では触れませんでしたが、ホテルのスタッフは出会う人皆丁寧かつにこやかでフレンドリー。予約サイトだと4つ星相当のホテルとして扱われている感じですが、今までベトナムで泊まってきた4つ星相当と比べても優れています。設備含め、4.5つ星くらいはあるんじゃない!?
先述の通り、クイニョンは全体的にホテルが安く、同価格帯・同グレードでの競合は多いと思いますが、少なくとも今回の私の経験からはお勧めできます!旅行の際は是非ご一考を。



