メルボルン発・タイ風デザート専門店がベトナム上陸*Homm dessert at heart@ベンタイン街区

スイーツ

国外のトレンドを取り入れつつ、多様化が進むベトナム・ホーチミン市のスイーツシーン。そんな活気あふれる市場に、2026年5月、オーストラリア発のデザートカフェが登場しました。

本記事では、ホーチミン市旧1区のデザートカフェ「Homm dessert at heart」をご紹介します。5月30日にグランドオープンを迎えたばかりの現地の様子や看板メニューなどをレポートしちゃうわよ。

Sponsored Link

「Homm dessert at heart」の場所・外観

やって来ました、旧1区(現ベンタイン街区)・グエンズー (Nguyễn Du) 通り。旅行者も多い中心部にありながら、背の高い立派な街路樹が並ぶ緑豊かで穏やかなエリアです。

そしてこちらが「Homm」。2023年、オーストラリアのメルボルンでタイ人の夫妻によって設立されたデザートショップです。タイティーやパンダンリーフ、マンゴーといった東南アジアらしいフレーバーを、ピンス(韓国かき氷)や食パンと融合させているのが大きな特徴。すでにシンガポール、マレーシアへと展開しており、それに次ぐベトナム進出となりました。

というか、めっちゃ並んでない?ピーク時を避けようと、あえて昼食時の12時にやって来たのだが…。聞いてみたところ、30分待ちだそう。

で、理由が分かりました。どうやらこの日(5月30日)がグランドオープン初日であり、当日は看板メニューであるタイティー味のビンスが50%オフ、翌31日はビンスを1つ注文すると「ショクパン・カツ」が1つ無料になるという内容。いずれも先着50名限定の特典とのことで、早い時間にも関わらず混雑している模様。

ということでメニューを見ながら待ちます。一応、店員さんが手元で名前と人数をメモしており、大きな混乱も見受けられず概ね時間通りに呼ばれました。

「Homm dessert at heart」の内装・雰囲気

店内。外観と同じく赤茶色が効果的に使われており、そこに明るいテラゾー風の床や温かみのあるウッドパネルが調和しています。

空間の随所にあしらわれた曲線のモチーフも秀逸。天井には配された流れるような形状の間接照明や、ゴールドのメッシュ素材のようなパーティションが何とも上品じゃありませんか。

さて、注文はQRコードを読み取って行う…と思いきや、前述の半額プロモーションを受けるためにはカウンターで注文せにゃならんらしい。

「Homm dessert at heart」のメニュー

Homm」のメニューはこちら。すべてのメニューには目安を示す3段階のドット表記が施されています。主要なカテゴリーとして、まずはピンス。特に、フィルムを持ち上げるとトッピングが流れ出す「Avalanche Bingsu(=雪崩ビンス)」がシグネチャのようです。

バターキャラメルで焼き上げた「ショクパン」、それをさらにサクサクに揚げた「ショクパン・カツ」といったギルティすぎるデザートの数々。

そしてパンをソースにディップして食べる「クラシックスタイル」。タイティー、マンゴーもち米、パンダンリーフ、そして塩漬け卵黄(チュンムオイ)などがあります。

全体の価格帯としては20〜27万ドンくらいのレンジ。これを見てどう思われるでしょうか。私は安くはないなと感じました。

オーストラリア本家のメニューはどうだろうと思い、公式サイトで確認したらびっくり。メニューの構成どころか写真まで同じで、ほぼそのまんま持ってきてました。ただし、価格に関しては、なんと本家の約半額。というか、オーストラリアの方の値付けはほぼ人件費によるものだろうな…。

メニューオーストラリアベトナム
THAI TEA AVALANCHE BINGSU約3,072円約1,634円
COCONUT PANDAN SHOKUPAN約3,072円約1,634円
TARO SHOKUPAN KATSU約2,500円約1,392円
参考:豪越金額比較(執筆時点のレート)

なお、ホーチミン店独自のアレンジとしてドリンクメニューにベトナムコーヒーの項目が追加されています。ブラックやミルクコーヒー、バクシウが用意されており、地域の嗜好に合わせたローカライズ自体は行う模様。

実食

お店のシグネチャであるタイティー味のビンス「BINGSU TUYẾT TRÀN VỊ TRÀ THÁI (THAI TEA AVALANCHE BINGSU)」27万ドン。前述の通り、プロモーションで半額となっておりますよ。

ビンスは、運ばれてきた時点では円筒形の透明なフィルムに包まれており、その上にタイティージェラートとビスケットクランブル、特製チーズクリームが層をなしています。

このフィルムを真上にゆっくりと引き上げると、上の層が崩れて周囲にソースがダイナミックに広がるというワケ。動画映えする、実にベトナム人のハートを掴みそうな仕掛けです。

なお、フィルムを捨てるためのゴミ箱もちゃんと用意されています。

先割れスプーンですくい上げてみると、内側のかき氷はきめ細やかなタイティー味のスノーアイス。口に含むと…あっま。健康度外視、暴力的で、プリミティブで、とにかく振り切った甘さである。タイティーならではの華やかな香りが鼻に抜け、決して安っぽい味では無いのだけど。

しかも、メニューによると、3段階の甘さの中で一番下のレベルということになってます。一番上の甘さのメニューだとどうなってしまうんだ…。隠れてた虫歯が見つかったりするかもしれない。

トレイには別添えで3つの小皿が用意されており、タイティーソース、練乳、そして仙草ゼリーが付いています…が、これに追いソース&練乳する人間はおらんやろ。

あ、ビスケットクランブルはザクザク食感が楽く、結構好きでした。一口ごとに異なる食感の対比を楽しむことができます。

タイティービンスに加えて「ショクパン」も注文しようかと考えたのですが…止めておいて正解だった。絶対食べきれないからね!ただ、パンに関しては、上に乗ってるアイスさえ食べてしまえば持ち帰れるからいいよね。

ジャスミンティー「TRÀ LÀI65,000ドン。ビンスの甘さのあとに挟むことで口の中を良い感じにリセットしてくれるかな…と思い選んだのだけど、やたら苦い。濃く作りすぎではないか…?

「Homm dessert at heart」の店舗情報

オーストラリア発のデザートカフェ「Homm dessert at heart」をご紹介しました。

オープン初日であることとプロモーションもあり行列が出来ていましたが、このまま定着するかどうかは、映えと話題性が消費されたあとに、リピーターが獲得できているかどうか次第かなあと。ちょっと、現状のコンセプトだと苦戦しそうな印象を受けました。

価格帯、および「国外で流行ったデザートをそのままベトナムに持ち込んだ」という点で頭を過ったのが、韓国発・蒸籠蒸しパン専門店の「Mil Toast House」。オープン当初は結構話題になった気がしたのですが、2026年1月にしれっと閉店していましたね。

とは言え、「Homm」の方は蒸籠蒸しパンよりもメニューのバリエーションはあるし、複数人でのシェアもしやすい。飽きられないよう、定期的にフレーバーを追加したり、一人でも食べられる小さめのポーションのデザートをメニューに加えたりすれば、客足を繋ぎ止められるかもしれない。

あと、オープン初日で混雑していたにもかかわらず、オペレーションは安定しており、接客も丁寧だったかと思います。注文後の提供は早かったし、店員さんもきちんと質問に答えてくれます。

何にせよ、オーストラリア発のブランドという物珍しさはあります。現地と同じメニューを半額以下で食べられるので、興味があれば一度試してみるのも良いかと。甘党のあなたは是非挑戦を!

お店の名前 Homm dessert at heart
住   所 116 Nguyễn Du, Bến Thành, Hồ Chí Minh
営 業 時 間 10:00~22:00
公式サイト (AU) Instagram

インスタやってます