意外!「Vincom Mega Mall Grand Park」のすぐ側にローカルな屋台街がありました@トゥードゥック市(旧9区)

観光スポット

旧ホーチミン市9区(現トゥードゥック市)に位置する「Vinhomes Grand Park(ビンホームズ・グランドパーク)」。約2.7平方キロメートルの土地に、高層アパート・ヴィラ・学校・病院・ショッピングモール・公園・etc… が建ち並ぶ一大開発プロジェクトです。

中心部から遠く離れますが、ビングループが運行する電気バス「VinBus」でアクセスが可能。1区・Vincom Center Đồng Khởi(ビンコムセンター・ドンコイ)とを結ぶ路線「GRP03」の場合、なんと運賃は無料です。…まあ、さすがにこれで毎日中心部まで通勤するのは辛そうだけど。「VinBus」のルートは公式サイト(英語有)を参照。

2024年に入ってからはショッピングモール「Vincom Mega Mall Grand Park(ビンコムメガモール・グランドパーク)」の開業、そして「ニトリ」のホーチミン市初出店等で日本人からも注目を集めるエリアだと思われます。

そんな「Grand Park」ですが、夜になると、ローカルな雰囲気溢れるナイトマーケット…もといストリートフード屋台街が出現します。「スマートシティ」を謳うその姿と、夜市とのギャップが面白そうだったので様子を見に行ってみましたよ。

Sponsored Link

「Vinhomes Grand Park」に向かう

早速VinBusの「GRP03」に乗車して向かいますよ。停留所で手を挙げていなくても停まってドアを開けてくれるし、車内のディスプレイには次の停留所が表示されてるし、ホーチミン市バスも見習って?

到着しました。てっきり陸の孤島だと思っていたのですが、道中の景色を見るとGrand Park近辺は個人商店や小規模なチェーン店が多く並んでおり意外にも栄えていました。

で、こちらが2024年7月にオープンしたばかりのショッピングモール「Vincom Mega Mall Grand Park」。ユニクロ、無印良品、ニトリ、マツキヨ等々、日系のお店が多く揃います。

個人的に期待していた、ベトナム初進出の日系ゲームセンター「GiGO」。9月25日にオープンしたのですが、プレスリリースで音ゲーについて触れていたにも関わらず、日本の音ゲーは無く、稼働していたのは韓国のダンスゲーム「Pump It Up」のみ!これまでベトナムで稼働していないBEMANIシリーズを、とまでは言わないけど、わざわざプレスリリースで触れるくらいなら「maimai」「CHUNITHM」「太鼓の達人」くらいは設置してよ…。すみません余談でした。

ショッピングモール近く!屋台街(夜市)の場所

さて、Vincom Mega Mallの後ろにアーチがあるのですが、「PHỐ ĐI BỘ – CHỢ ĐÊM SÀI GÒN GRANDPARK(サイゴングランドパーク・ウォーキングストリート&ナイトマーケット)」とあります。夜になると歩行者天国化され、屋台が出るのですね。

しばらく歩くと屋台が見えてきました。あら、思ったより数が多く本格的。

だいたい17時くらいでしたが、殆どの屋台が営業開始していたと思います。

屋台が並ぶのは、大体100メートルほどの短い区間。通り抜けるだけならすぐ見終わってしまいそうです。帰りのバスを待つついでに少し覗いてみる程度でも良さそう。

屋台街でのもぐもぐ記録

折角来たのだから、食べ歩きしつつ夕食をここで取ろうと思います。ベトナム式クレープ「Bánh xèo(バインセオ)」と、サトウキビジュース「Nước mía(ヌックミア)」を注文。

待って、バインセオ1枚1万ドンからってめっちゃ安くない?サイズこそ小さいものの、それを加味してもホーチミン市中心部ではまず見ない価格帯だな…。

Bánh xèo tôm thịt(=海老と豚のバインセオ)」15,000ドンと、「Nước mía10,000ドン。このサイズのバインセオなら2枚でも食べられたかな。1枚しか注文してないのに、巻く用のライスペーパーやら葉物野菜をしっかり付けてくれました。

ライスペーパーを2枚付けてくれたので、バインセオを半分に割れば二度楽しめますね。…うーん、自分で言ってて貧しい気持ちになった。でも満足です。

店員さんと目が合ったので、お次はこちらの屋台にしました。看板が白飛びしちゃってますが、ライスペーパーにコーンやネギ、チリソースなどをトッピングしてグリルするベトナム風ピザ「Bánh tráng nướng(バンチャンヌン)」の屋台です。そのほか、ドリンクや他の軽食も扱います。

Bánh tráng nướng15,000ドン。うーん、やっぱり安い!しかも紙袋に入れると、ちょっとお洒落でスタイリッシュなおやつに見えますね。

徐々に日が落ちてきました。まだまだ食べられそうだけど、あと1品くらいでラストにしようかな。隙自(隙あらば自分語り)で恐縮ですが、最近パーソナルジムに行き始め、飲み食いしたものは全てZaloでトレーナーに送るため、これまでのような暴飲暴食は出来ないのです…。そのパーソナルジムもそのうち記事にしようかな。

甘ーいデザートスープ「Chè(チェー)」の屋台を発見。ここでデザートを食べて終わりにしましょう。

杏仁パンナコッタ入りのチェー「Chè khúc bạch(チェークックバック)」30,000ドン。一緒に入ったライチ・ロンガンが味わいを爽やかにしてくれます。スープは激甘ですが、子どものころに果物の缶詰のシロップを飲むのが好きだった人は気に入る味だと思われる。

他にもあります。屋台を大まかに紹介

他の屋台についてもざっくりと紹介しておきます。

まずはベトナムのストリートフードの定番、串焼き屋台。好きな串を選んで焼いてもらうスタイルです。

こちらは串焼きではなく串揚げ。串に刺さった練り物を揚げ焼きします。この屋台は飲み物も併せて販売している模様。世界の終わりみたいな空の色ですが、お気になさらず。

鍋料理の屋台も目立ちましたね。日が落ち涼しくなった路上で食べる鍋は最高…なのか?

細い米麺「ブン」やうどんみたいな「バインカン」の屋台。麺類を扱うのは案外面倒なのか、麺料理の屋台はここくらいでした。

赤い提灯が見えたので「お、屋台寿司か?」と思いきや、点心のお店でした。ちょっと残念。

屋台が複数あっても、実際の経営は同じ人…ということもあります。こちらの写真のおっちゃんは4つの屋台を忙しなく動き回っていました(流石に他にもスタッフはいたけど)。そのうちの一つは、この屋台街では唯一のたい焼き・たこ焼き屋台でしたよ。

未だ稼働しない遊園地を背にストリートフードを貪る。明らかに建設途中で放棄された感が漂いますな。イルミネーション点灯はいいけど、どこか野暮ったさを感じるのは何でだろうか。

18時を過ぎると屋台街を訪れる客のために即席のバイク駐輪場が出来上がっていました。バス停あるけど、バスはどこを通るんだ…?と思ったのですが、夜になると対向車線が片側一車線ずつの道路へと変わるようです。

屋台街のすぐ近くから、ホーチミン市中心部に戻るバスが出ます。これは楽で良いですね。一応、「GRP03」の運行は21時までなので、あまり長居しすぎないように注意。

ナイトマーケット(屋台街)の基本情報

施設の名前 Chợ Đêm Vinhomes Grand Park
住   所 Đ. D2A, Long Bình, Thủ Đức, Hồ Chí Minh
営 業 時 間 16時頃から順次開店

インスタやってます