第3回!中華街の食と文化の祭典「CHỢ LỚN FOOD STORY 2025」レポ@チョロン街区

アクティビティ

ホーチミン市の中華街・チョロン(旧5区)エリアで、年に一度のビッグなグルメイベントが開催されました。その名も「CHỢ LỚN FOOD STORY 2025」。

今年で3回目を迎えるこのイベントは、チョロンエリアならではの「ベトナムと中華(華人)文化が融合した食」をテーマにしたお祭りです。

今年のテーマは「HƯƠNG SẮC NGŨ VỊ(香り・色彩・五味)」。料理の香り、フェスティバルの鮮やかな色彩、そして「甘・酸・塩・辛・苦」の5つの味覚を通して、深い文化を味わい尽くそう!…というコンセプトとのこと。

会場には、チョロンの老舗店や有名店を中心に、60以上の屋台が集結。点心、麺料理、ストリートフードからドリンクまで、まさに「美食の物語」を一箇所で体験できるイベントです。

  • イベント名:Lễ hội Ẩm thực Chợ Lớn Food Story 2025 (Lần 3)
  • 開催期間:2025年12月5日(金) ~ 12月7日(日)
  • 開催時間:09:00 ~ 21:30
  • 会場:Trung tâm Cung ứng Dịch vụ Văn hóa – Thể thao phường An Đông
  • 住所:105 Trần Hưng Đạo, Chợ Lớn, Hồ Chí Minh
  • 入場料:無料

…ということで、イベント2日目の6日(土) に行ってきました。公安や特殊部隊みたいな人たちが大勢おり物々しい雰囲気でしたが、実際は平和そのもの。

警察犬のワンちゃんもお勤め中。小さいけどいざというときは頼りになる…ハズ!

訪れたのは午後3時。お昼どきを過ぎた時間ですが、そこそこに賑わいを見せています。前日までにベトナムのインフルエンサーによる宣伝があったことも大きいか。

空いている時間帯を狙って、あえてクソ暑いであろう昼下がりに訪れたのですが、乾季の入り口の時期であることと、天幕が張られていたこと・あちこちに扇風機が設置されていたこともあり、思ったより涼しくて快適!

会場内にマップはありません…が、すぐに一周できる程度の広さなので、お目当てのお店を見つけることは容易い。

【参加店一例】

  • 点心・中華:BAOZ DimSum、SingShiok、Văn Hoa、Hào Huê、Thiên Hồng、Đông Nguyên、Zan Tai Weiなど
  • ファストフード:BreadTalk、Tăng、Tawazaなど
  • ドリンク・デザート:MayCha、Tam Hảo、Táo Tàoなど

飲食スペースがあちこちに設置されており、屋台で購入したものを座って食べることができます。足元にゴミが散乱しているのは御愛嬌(会場内にゴミ箱が設置されているというのに…)。

中央にはイベントスペースがあり、例えば初日は獅子舞(ライオンダンス)が登場して非常に賑やかな雰囲気だったようですよ。

チョロンの人気店が集結!ということで、行ったことがあるお店もちらほら。入り口近くで行列が出来ていたこちらのお店は、点心・中華の「BAOZ DIMSUM」。記事にしたことは無いですが、昨年訪れました。

台湾風ステーキの「TAWAZA」も出店しています。こちらも以前訪れたことのあるお店。

新進気鋭のデザートショップ「Táo Tào」も登場!旧1区に2号店を出店しており、今ノリに乗っていそうなお店です。

最近急激に店舗を増やしている激安ミルクティー店「TRÀ SỮA TAM HẢO」。…ここって中華系だったのか。確かに看板に漢字あるな、とは思ってたけど。

あと、ここでドリンクを買ったところ、ベトナム語で注文したにも関わらず、若い店員さんから頑なに中国語で話しかけられたのですが…まさか、ベトナム語をお話しにならないとか?(年配の華僑の方はベトナム語を解さない人もいるとは聞く)

それにしても、行列を店側が全く捌けていない!誘導スタッフも居なければ、客に整理券などを渡すこともしないため、受け取りが全くスムーズではなく、客からもキッチンからも怒号が飛び交っておりました…。

一方、チキンライスの老舗店「東源 (Đông Nguyên)」。こちらはさすがに有名店なだけあってスタッフを大勢動員しており、安定したオペレーションを見せていました。こういう「イベント慣れ」みたいなのって、如実に店舗の力量が表れるよなあ…。

購入物。ミルクティー(トッピング込みで30,000ドン)と、「CƠM VI CÁ THỊT CUA PHỦ TRỨNG(フカヒレ&カニ入りあんかけチャーハン)」129,000ドン。味は美味しかったのだけど、街なかで食べるより割高だしカニも全然入ってなかったよ…。まあ、お祭りってそういうものだよね、と思うなど。

あとは、友人…というか同僚さんが食べていた、牡蠣入り麺線とイカ焼き。イカ焼きはレモングラスやら魚を詰めたものであり、初めて見るスタイル。

上記のようなガバガバさもありつつ、何だかんだでお祭り気分を楽しめました。たぶん一人で行っていたらフラストレーションが溜まって嫌な気分になっていたと思うので、それをネタとして笑い飛ばせるよう誰かと一緒に行くのが正解だと思いますよ。

17時になると会場内はかなりの賑わい!飲食スペースの空きは無くなりつつありますし、各店の行列もすごい。入れ替わるようにしてドロンすることにしました。

そんなわけで、「CHỢ LỚN FOOD STORY 2025」の2日目レポでございました。チョロン、最近盛り上がりを見せてますよね。同じタイミングで、ビンタイ市場周辺でナイトマーケットが開業した(※正式オープンは来年1月からの模様)ようなので、そちらもいずれ行ってみたいですな。