【2026年版】ラムドン省・リエンクオン空港の紹介と、ダラット市街地へのアクセス方法

ラムドン省

ベトナム中南部、標高約1,500メートルの山間に広がる「ダラット (Đà Lạt)」。年間を通じて冷涼な気候に恵まれ、松林や湖、花々に彩られた都市であり、避暑地として親しまれる高原リゾートでもあります。

ダラットへの空の玄関口となるのが「リエンクオン国際空港」。直近は滑走路およびインフラの更新工事に伴い閉鎖されていたのですが、2026年8月から運用を再開。2030年までに大型ワイドボディ機が定期就航できる「4E規格」への移行を見据えており、現在はホーチミン市やハノイをはじめとする国内主要都市との路線が再開しています。

リエンクオン空港を利用するにあたり押さえておきたいのが、市街地から南へ約30km離れているという距離感。本記事では、リエンクオン空港の様子と、ダラット市内への移動方法についてご紹介しますよ。

リエンクオン空港に到着

というわけで空港に到着。地方空港なのでコンパクトです。

ダラットの特産である蘭の花が生けられており、「花の都」と呼ばれるダラットらしさを早速実感。外には木目調のデザインが落ち着いた佇まいを見せるカフェ「Fresh Bar」があり、移動前にドリンクを飲んで一息つくことも可能。

ダラット市街地への移動方法

到着ロビーには市内への交通サービスを取り扱う事業者のカウンターがずらり。空港シャトルバスを運行するASV社のほか、「Lado Taxi」、「Taxi Hòa Bình」、「Đà Lạt Taxi」といった地元密着型のタクシー各社がブースを構えます。

中心部へのシャトルバスは50,000ドン。ただ、フライトの到着に合わせて小刻みに出発するわけではないようで、朝6時半の到着だったのですが次のバスは7時半出発とのことでした。ちょうど良い便があれば最適ですが、待ち時間が長い場合は他の交通手段へ切り替えましょう。

「Taxi Hòa Bình」は4人乗りで190,000ドン〜、「Lado Taxi」はVinFastのEVカーを使った4人乗りで195,000ドン〜。もし2人で乗れば1人あたり100,000ドン弱となり、リーズナブルな金額で目的地に直行できます。「Đà Lạt Taxi」は235,000ドン〜となっており、価格だけで見るとメリットがなさそうだが…何か強みがあるのだろうか。

あとは配車アプリ。「Grab」と「Green SM」が利用可能です。地方空港では車が捕まりにくいことも多い配車アプリですが、リエンクオン空港では早朝から十分に機能。

ただ、スタンダードな4人乗りで市内中心部のホテルまで約238,000ドンとなっており、カウンターの定額タクシーと比較すると高い。Green SMのアプリからは提携先である「Lado Taxi」の空港送迎を呼ぶことができ、ミニカーであれば175,000ドン前後とカウンターと同等の水準で手配可能。

…ということで、「エアポートタクシーの方が安い」という、旅慣れた人ほど引っかかりそうな逆転現象が起こっているのでした。

空港への移動はGreen SMが楽?

ダラット市内からリエンクオン空港への復路について。往路と同じくシャトルバスを利用することもできますが、乗り場まで荷物を持って向かう手間や運行時間の不明瞭さを考慮すると、外国人的には配車アプリの利便性が際立ちます。

復路では、Green SMのアプリから「Lado Taxi」の空港送迎サービスを利用。車種の選択肢からミニEVカーの「Lado Sân Bay – Mini(Sân Bay=空港)」を指定すると、ダラット市街地の滞在先ホテルから空港まで175,000ドンの定額運賃で移動できました(ただ、実際の明細を見ると「Road Tax Fee」とかいう名目で2万ドンが加算されていたのだけど…)。

配車を確定してから数分で車が到着し、スムーズに出発できました。空港までの所要時間は約35分から40分です。なお、ミニEVカーは最大3人乗りですが、荷物がある場合後ろの座席が使えなくなるので実質ひとり利用向けであることに注意。

リエンクオン空港の出発エリア

タクシーはターミナルビル2階の出発ロビー前にある車寄せに到着。ダラットを代表する野路菊や蓮の花びらをモチーフにした黄色い曲面屋根と、鉄骨トラスが織りなす独創的なデザインが目を引きます。

今回の近代化改修によって旅客ターミナル設備もアップデートされており、1時間あたり最大1,000人の旅客を処理できる能力を備えているとのこと。国際空港なので国際線のチェックインカウンターもあります(使われてなかったけど)。地方空港のため極端な混雑に巻き込まれることも少なく、搭乗手続きは短時間で完了します。

保安検査前の一般エリアには、木造ブースのカフェスタンド「Cherry Blossom」があり、座席でコーヒーや軽食を取りながら出発前の時間を過ごせるなど。また、お土産ショップやも並び、名産のアーティチョーク茶や地元産のコーヒー豆、ドライフルーツ、色彩豊かな織物のスカーフなどが購入可能です。

保安検査後の制限エリア内。飲食設備とお土産店があります。ベトナムでおなじみ「Highlands Coffee」もあるよ。お土産店にはダラット特産の赤ワインや桑の実ワイン、各種フルーツジャム、ナッツ類、菓子スナックなどが並びます。液体物を含むお土産であっても、保安検査を抜けた後のエリアなら気兼ねなく購入できますね。

まとめ

ラムドン省・リエンクオン空港の様子と、市内への移動手段をご紹介しました。中心部への距離感といい移動手段といい、以前ご紹介したザライ省・フーカット空港と似てますね。

費用を最優先にするのであれば50,000ドンのシャトルバスが経済的ですが、フーカット空港ほど便利ではない感じ。到着口を出た時点で待ち時間が長い場合はタクシーに切り替えるのが時間を無駄にしないコツですよ。仕組みをあらかじめ頭に入れておくことで時間を賢く使い、美しいダラットの滞在を満喫してくだされ。