ベトナムで圧倒的シェアを誇る電子決済アプリ「MoMo(モモ)」。2024年7月にベトナム国家銀行(中央銀行)より発出された「通達第17号」を根拠に、2025年1月1日より事前の生体認証が必須となりました。で、ベトナム人であれば国家識別アプリのVNeIDを介してアプリ上で生体認証を完結できますが、外国人は対応不可。
ただ、以前の記事で、2025年1月以降も既存ユーザーはパスポート認証のまま使い続けられるとお伝えしました…が、あくまで猶予期間だったのか、あっけなく終わりを迎えました。


2026年7月21日の夕方、突然取引が制限。画面には生体認証が未完了のため取引を一時停止する旨の警告が表示され、マイページのステータスも未認証に切り替わっていました。

前述の通り、外国人はアプリ上での生体認証に対応していません。そのため、ハノイまたはホーチミンのMoMoオフィスへ直接出向き、対面でパスポートによる本人確認を行う必要があるようです。
正直、MoMoが必要な場面はそこまで多くない(銀行アプリやTimoで代替できる)のですが、MoMoウォレットの残高を見ると65万ドン…約3500円!?そんな大金を電子の海に放置してられっか!…と、いうわけで認証に行ってきました。
訪問前の準備と注意点
オフィスへ向かう前に知っておくべきポイントは以下の通り。
- 必要な持ち物:有効なパスポートの原本のみで、一時滞在許可証やVNeIDの提示は不要
- 事前準備:MoMoアプリのインストールとアカウントへログインできる状態
- 受付時間:平日 9:00〜16:30(土日および祝日は休業)
16:30には窓口が終了するため、平日の日中に時間を確保して訪問しましょう。
MoMoホーチミンオフィスへの道のり
私はホーチミン市在住なのでホーチミンオフィスでの手順を紹介。ハノイ在住の読者さんが居ましたらごめんなさい。

ホーチミン市の手続き場所は、旧7区の「Phú Mỹ Hưng Tower」6階にあるMoMoオフィス。「Crescent Mall」に隣接する高層オフィスビルですね。


ホアンヴァンタイ (Hoàng Văn Thái) 通り側にビルのメインエントランスがあります。ガラス張りの大きな建物に入ると、すぐにレセプションカウンターが。受付に設置されている入館登録用のQRコードを自身のスマートフォンで読み取ります。


氏名や電話番号を入力して送信してください。


画面に完了通知が表示されたら受付スタッフに見せることで、来訪者用の入館証を受け取ることができます。


受付の右手側にあるセキュリティゲートへ進み、警備員にMoMoへ行きたい旨を伝えます。ゲートに入館証をタッチして通過し、案内されたエレベーターで6階へ移動します。
オフィスでの手続き

6階に到着。MoMoのメインオフィスの反対側に、カスタマーサービスがあります。担当スタッフにMoMo認証を行いたい旨を伝えてください(私のときは何も言われずに後述の申請用紙を渡されました)。
具体的な手続きは次の流れで進みます。

- 申請用紙の記入
担当者から紙の申請用紙が渡されます。氏名、生年月日、性別、パスポート番号、発行国、MoMoに登録している電話番号、メールアドレス、現住所を記入します。申請理由の欄には、パスポートを使ってアカウント認証を完了したい旨を記入。 - 写真撮影とシステム登録
記入した用紙を提出すると、スタッフがパスポートの顔写真ページと、申請者本人の顔写真をその場で撮影し、システムへデータを登録してくれます。


- アプリ上での確認と承認
しばらく待つと、MoMoアプリに確認通知が届きます。通知を開くと、入力した国籍やパスポート番号などの登録情報が画面に一覧表示されるため、画面下部の承認ボタン(Confirm)をタップします。


- 認証完了の確認
承認ボタンを押すと画面が審査中に切り替わり、数十秒ほどで書類の認証が成功したことを知らせるポップアップが表示されます。そのままマイページを開き、アカウント名の横にあるステータスが緑色のVerifiedに変わっていれば、無事に認証完了です。
手続きが終わったら、1階の受付へ入館証を返却して退館します。
まとめ
私自身が訪れた際は他に利用者が居なかったため、10~15分程度で手続きが完了しました。
オンラインで完結しない点には少し…いや、かなり手間を感じるものの、現地スタッフは外国人慣れしており対応も丁寧でした。どうしてもMoMoを使いたい!という方がいましたら、パスポートを持参して平日の営業時間内にオフィスへ足を運んでみてください。


