ブログを書いていると、ありがたいことに周りの人たちがネタ提供をしてくれることがあります。ある日、同僚から「SUSHI TEIに面白いものがあるから行ってみて!」というタレコミを貰いました。
「SUSHI TEI(すし亭)」といえば、ベトナム・ホーチミン市内中心部に7店舗を展開する日本食店。日系のレストランでは無く、地場系不動産大手・NOVAグループ系列による経営を経て、現在はシンガポール資本となっています。実は私も行ったことが無い…
何にせよ、せっかく情報をもらったのだから記事にしないわけにはいかないね!
ドーナツ寿司とのエンカウント
ホーチミン市3区・カオタン (Cao Thắng) 通り沿いにある、「SUSHI TEI」の店舗までやって来ました。同僚から話を聞いて即日取材に訪れたためカメラは持参しておらず、今回は全てスマホ(Xiaomi14)撮影です。
店頭のメニューを見ようとすると、マネージャーらしき女性が店の外まで出て来て「いらっしゃいませ」とお出迎え。え、こんなにかっちりした感じのレストランなの?ボロボロのTシャツで来たのが恥ずかしくなってきた…
店内はベトナム人のお客さんで溢れ、なかなかの盛況ぶり。まあ、おひとりさまは私くらいですかね…
メニューをパラリと捲り、すぐに察しました。SUSHI DONUT、これか…。どうも新メニューというわけではなく、昨年くらいから存在するメニューな模様。
実はドーナツ寿司なるものの存在は予てより噂を聞いていました。
アメリカやオーストラリアの日本食店で出されたものがきっかけとなり、近年ではあのニッスイまでもがドーナツ寿司のレシピを紹介するようになっていますが、いざ目の当たりにすると「ほほう…」と顎に手を当ててしまいますな。いよいよ…向き合う時が来たのかもしれない。
クリエイティビティ溢れるメニューの数々を実食
とりあえず注文。まずは味噌汁と…
抹茶シーグレープです。
…いや、どうしてこうなった。
むしろドーナツ寿司よりこっちのほうが気になるわ!レモンシロップ+抹茶+ソーダ…かな?それに海ぶどうがトッピングされています。
気になるお味は…意外と美味しい。海藻特有の塩気って、案外気にならないものなんだね。まあ、ナタデココやアロエがトッピングされてるようなものと思えばなんとか…。ただし一緒に添えられた青じそ、テメーはダメだ。
そしてこちらがドーナツ寿司。
ツーナドーナツ寿司(※ママ)と…
うなぎチーズドーナツ寿司です。
まずはツーナドーナツ寿司から実食。
ふむふむ…
次はうなぎチーズドーナツ寿司。
なるほど〜…
感じたこととしては、
- 握りじゃないから米が固まってなくて食べにくいのでは?と思ったけど、そんなことは無く、つまみやすい。3〜4口分くらいの手まり寿司みたい
- 握りとして見た場合シャリがギュッッと固まっており「団子だな〜」と感じるけど、寿司ドーナツとして出されると脳が「そういうもの」として処理するのであまり気にならない
- シャリに梅しそが混ぜ込まれていて凝ってる。美味しい
- マグロは梅しそとの相性が良い
- うなぎチーズは流石に一つ一つの要素が強く、梅しそが押され気味。醤油も要らないくらい
- うなぎがコリコリしていて美味しい
- 思ったよりサイズは小さめ。「もう一品」というときに頼むと良いかも
ごちそうさまでした。
まとめ&「SUSHI TEI」Cao Thắng店の情報
海外に住んでいると、自分の中の常識を覆されることが多くて楽しいです。固定概念が打ち壊され、脳がびっくりして活性化する感覚。それが気持ち良いがために、海外に住んでいるまであります(ほんとう?)。
日系のお店も良いですが、たまには日本人経営ではない日本食屋に行って、オリジナリティ&クリエイティビティ溢れる寿司を楽しむことも「粋」な体験ではないでしょうか。