ホーチミン市の夜を彩る楽しみ…と言えば、オープンエアの空間で味わうシーフードと冷えたビールですよねッ!?まあ、私は下戸なのでいつも水かスプライトなのだけど。
今回は、スアンホア街区(旧3区)に位置するシーフードレストラン「Quán Nướng 78」をご紹介。ローカルな熱気と居心地の良さが同居する、在住者にも旅行者にもオススメの一軒ですよ。
「Quán Nướng 78」の場所・雰囲気

やって来ました、旧3区・グエンティジエウ (Nguyễn Thị Diệu) 通り。洗練されたオフィスやショップが並びつつも、街路樹の緑が豊かでどこか落ち着いた情緒が漂うエリアです。

突如として現れるオレンジ色のタコとイカのキャラクター、そして赤い巨大看板が「Quán Nướng 78」の目印。なお、アンカイン街区(旧2区)にも店舗があるので、タオディエン方面にお住まいの方はそちらもご検討ください。

お店は非常にシンプル。建物前のスペースをそのまま店舗として活用したような、非常にオープンな造りになっています。ローカルな風情溢れますが、通りから中の様子がダイレクトに伝わってくるので、かえって入りやすい雰囲気かも?
また、一応、頭上には開閉式の屋根が設置されており、ベトナム南部特有の急な雨にも対応できる設計。
主役は、ベトナムのローカル食堂を象徴する赤いプラ椅子とステンレスのテーブル。一方、空間を彩るように張り巡らされたストリングライトが夜が更けるにつれて温かい光を放ち、ビアガーデンのような趣を演出してくれます。
あと、清潔感も問題無し。外なので虫は飛んできますがそれはまあしょうがない。
「Quán Nướng 78」のメニュー


メニューはこちらの2枚。「シーフードレストラン」というよりは「グリルレストラン」って感じかな?ベトナムの海鮮レストランって、調理法や味付けが細かく分かれていることもあって大量のメニューがあるわけですが、こちらのお店は上手く絞っている感じ。
特筆すべきは、全メニューに写真と英語表記が添えられている点です。外国人にとっても注文がしやすいよう配慮されており、指差しでスムーズにオーダーできるのは良い点。価格帯は一皿100,000〜200,000ドン台が中心であり、ローカル基準だと少々お高めですが、果たして。
実食

まずは突き出し的に提供された自家製のなます(人参と大根の甘酢漬け)。酸味が強すぎず絶妙なバランスで、食事のペースを程よく整える一品。

シーフードレストランでは欠かせないタレ(ヌックチャム)。特に印象的なのが、腐乳(チャオ)のタレであり、発酵由来のコクと塩気が特徴。
その他、塩コショウにライムを絞るシンプルなスタイルは貝類に、青唐辛子の爽やかな辛味と甘酸っぱさが効いた緑色のソースはタコやイカに合わせるのが王道。

ということでまずは看板メニューの「Bạch tuộc nướng(焼きタコ)」178,000ドン。見るからに食べ応えがありそうな、大胆にカットされたタコ。

炭火で一気に焼き上げられており、吸盤の部分が小気味よくカリッとしつつも身はプリッッップリ。噛みしめるたびに甘辛く香ばしいタレと新鮮なタコならではの旨味が口の中に広がるう〜。添えられたラウラムは独特の苦みと清涼感が重みを程よく中和し次の一口を誘います。

「Vú heo nướng(豚おっぱい肉焼き)」165,000ドン。初・豚のおっぱい肉。「チチカブ」とも呼ばれたりしますね。

サクサク、コリコリ、ぐにゅぐにゅとした独特の歯ごたえは非常に小気味よい。焼きタコ同様濃いめの甘辛味で、酒飲みだったら絶対ビールが進むやーつ。添えられた焼きオクラも、外側はパリッと、中は粘り気の残った絶妙な火入れ。

おっぱい肉には先述の腐乳がよく合う。少々淡白なおっぱい肉(何回言うねん)の旨味を劇的に底上げしてくれます。

シーフードの定番、「Hàu mỡ hành(牡蠣のネギ油焼き)」は1個20,000ドン。熱を帯びた殻の上で、たっぷりのネギ油、ピーナッツ、フライドエシャロットが渾然一体となり、なんとも芳醇な香り。

残念ながら身は少々小ぶり。

ベトナムのソウルフード的な一皿「Mì xào hải sản(シーフード炒め麺)」189,000ドン。具材が透き通るようで見るからに新鮮!イカさんと目が合っちゃった…。

海鮮も野菜も味が濃くてウマい!イカは柔らかく、シャキシャキ感を残した野菜とのコントラストが秀逸。十分すぎるボリュームであり、2人でシェアするのはちょっとキツイかも。
…あ、麺は微妙でした。まあ、インスタント麺だし過度な期待をするものではないのですが、全然ほぐされてなくてゴワゴワ&特に旨味を吸い込んでいるわけでもなく単調で、食べ進めるのが中々にキツかった…。
「Quán Nướng 78」の店舗情報
「Quán Nướng 78」をご紹介しました。洗練されたエリアにありながらも、ベトナムらしい活気とオープンエアの開放感を存分に味わえる場所。気取りすぎないスタイルで一風変わったメニューもあるので、友人との会食や少しローカルな雰囲気を楽しみたい時の選択肢として良いかも。

