ベトナム南東部、ラムドン省(旧ビントゥアン省)のファンティエット市から高速船で2時間半の距離にある離島「フークイ島 (Đảo Phú Quý)」。
圧倒的な海の透明度と手付かずの自然により、ベトナム人の間では予てより旅行先として人気の場所でした。近年は国外メディアに取り上げられる機会が増え、最近その存在を知ったという方も居るのでは?
本記事ではフークイ島内のカフェを5つご紹介します。Wi-Fi・電源コンセントの有無情報もまとめているので、「ちょっくら離島でワーケーションしてえな〜〜」というような方の参考にもなれば。
KÌHO

フークイ島北部の静かな通りをバイクで走っていると、突如として現れる真っ白な外観―そこが「KÌHO」です。


一歩足を踏み入れると、ミニマリズムとレトロが融合した空間。店内は奥行きのある細長い造りで、ベージュを基調とした壁面と温かみのある間接照明が、心地よい安らぎを与えてくれます。ホーチミンにあってもおかしくないようなカフェ。

メニューはシンプルで分かりやすく、コーヒー(Phin/Machine)、フルーツティー、抹茶、そして店名にもあるペイストリーが揃っています。島民は30%オフだそう。皆知り合いみたいなもんだし、見分けるのは容易なのだろう…。
…が、このときはペイストリーは全て売り切れ。ドリンクも一部のみ販売でした。シナモンロールが食べたかったから来たの!離島でどれほどのクオリティのものがいただけるか興味津々だったのに…。

注文したのは「Trà xoài(マンゴーティー)」50,000ドン。驚いたのは、熟したマンゴーがたっぷりトッピングされていたこと。大抵、こういうのに使われるマンゴーって、未熟な青いやつだから…。マンゴーそのものの甘みと、スッキリとした紅茶が絶妙にマッチします。

そうそう、運が良ければ(起きていれば)、営業部長さんが鼻を鳴らしながらお出迎えしてくれる…かも?
エアコン・Wi-Fi・電源コンセントあり
Casa Mar Phú Quý

こちらもまたフークイ島の北部、Lê Hồng Phong通り。海辺の過酷な環境に耐えるためか、厚塗りの漆喰や石材が用いられた低層の建物が並び、普段見られない光景に興味津々。
そんな中現れた、一見するとどこにでもあるベトナムの路地。しかしその細い道の先には青い海が…これはフォトジェニックの予感。

ということで2軒目に訪れたのは、「Casa Mar Phú Quý」。ブティックホテル併設の、カフェ&レストランです。オレンジと白を基調としたモダンな地中海スタイルが特徴的。

最大の特徴は石造りの大きな円形アーチ。アーチ越しに眺めるターコイズブルーの海と一艘の小舟はまるで絵のよう。

吹き抜けのある高い天井や、壁に埋め込まれた壺の装飾など、洗練された内装。フークイ島、景観を活かした素朴な「映え」が多いと思っていたけど、こんなモダンな場所もあるなんて。

Casa Marのメニューはこちら。ローカル基準で見ると少々お高く思えますが、きっと映え代込みなのでしょう。ブンティットヌンを注文したかったのだが、朝食メニューのため頼むことができず…。

「Bò kho(ベトナム風ビーフシチュー) 」119,000ドン。バインミーかご飯を選択可能です。

食事に関してはあまり期待はしていなかったのですが…美味しい、というか癖がなくて食べやすい。良い意味でカフェ飯らしくチューニングされており、外国人でも食べやすいかと。まあ、そもそもベトナム料理食べられないような外国人がわざわざこんな離島まで来ないとは思うが…。
じっくりと煮込まれた牛肉は柔らかく、添えられたバインミーをシチューに浸して食べれば、至福のブランチに。

ドリンクは「Trà đào cam sả(ピーチオレンジレモングラスティー」65,000ドン。ベトナムのカフェの定番ですが、こちらのはプレゼンテーションも非常に綺麗。
エアコンあり、Wi-Fi・電源コンセントなし
1995 TeaHouse

フークイ島南部、バイクを走らせていると目に飛び込んできたほんのりピンクのプルメリアの花々。その木々に守られるように佇むのが「1995 TeaHouse」です。

客席は半屋外のテラス席と屋内席からなります。

冷房の効いた快適なインドアスペースは作業にも最適。数が多くないものの電源コンセントもいくつかあります。実際、PCを広げて作業している人の姿も見かけました

メニューはこちら。その種類の多さと安さにびっくり。フークイ島、離島の割に物価が妙に安いんだよなあ…。それだけ本土から大量の物資が持ち込まれているのか。

「Trà xoài chanh dây(マンゴーパッションティー)」 35,000ドン。可愛らしいお花さんと「9」をカップに見立てたロゴがあしらわれたカップで提供される一杯。
中には未熟(といってもガリッガリの青いものではない)マンゴーの果肉とパッションフルーツの種がたっぷりで結構顎を使います。これだけでお腹いっぱいになりそう…。
エアコン・Wi-Fi・電源コンセントあり
THEBEST

島南部のVõ Văn Kiệt通りを走っていると目に飛び込んでくる建物。鮮やかなライムグリーンの外壁に、溢れんばかりの濃ゆいピンク色のブーゲンビリア。そのエネルギッシュな佇まいこそが「THEBEST」です。

内装は外観のビビッドな印象とは異なり、落ち着いた素朴な空間。映えたいけど映えきれない、どこかおぼこい感じの残った雰囲気が愛おしい。

ドアで区切られたエアコン付き屋内席。いくつかコンセントもあるので、作業にも良さげ。大きなガラス窓からは外の緑が覗き、自然光がたっぷりと差し込みます。

メニューは例によってリーズナブル。地元の人々が気軽に立ち寄れる、島価格(今適当に名付けた)です。後述するような珍しいメニューがあるのも見逃せない。

「Trà sữa chôm chôm(ランブータンミルクティー) 」35,000ドン。普段あまり見かけない、ランブータンを使ったミルクティーです。カフェチェーンの「KATINAT」で扱ってるくらいかな。
ベースの紅茶はちょっとびっくりするくらい甘く(一応甘さ控えめでオーダーしたのだが)、中にはタピオカもたっぷりと入っており、「これこれ!」と思わず破顔してしまうほどのベトナムミルクティー。ちゃんとランブータンの果肉も入っていて、飲み応え十分。
エアコン・Wi-Fi・電源コンセントあり
Hidden Beach

フークイ島の夜。宿泊したホテルの直ぐ側に、ひときわスタイリッシュな輝きを放つ場所があったのでふらふらと引き寄せられました(蛾かなにか?)。それが「Hidden Beach」。

ここはブティックホテル「THE VIEW」に併設された、「カフェ、ビーチバー、チェックインスポット」を謳う複合的な空間。夜に訪れると、紫や青のネオンが灯る遊び場へと姿を変えます。


カウンターバーを照らす鮮やかなパープルのライティングは、どこか近未来的なエッジが効いており、石壁に浮かび上がる「HIDDEN BEACH」のロゴが、夜の特別感を演出。

最大の魅力は、海に向かってせり出した広大なウッドデッキ…なのですが、目の前は漆黒の海。怖い!でもちょっとワクワクする…。

ビーチチェアに身を預けてみたのですが、海風でカップが倒れてしまいそうだったのでそそくさと退散。

メニューは多岐にわたり、朝のコーヒーから夜のカクテルまで揃っています。ローカル居酒屋こそ数多くあれど、バーのようなナイトスポットはまだまだ少ないため貴重。

注文したのは「Trà đào cam sả(ピーチオレンジレモングラスティー) 」75,000ドン。やっぱり映え代込みなカンジ?ストライプ柄のポップなカップも、店内のネオンカラーに映えて非常にフォトジェニック。テーブルに水滴がべっとり付着していたので、拭き掃除はしてほしいな…。
エアコンあり、Wi-Fi・電源コンセントなし

