ベトナム旅行の定番土産といえば、市場で探す刺繍の巾着やプラかごバッグ、スーパーで手に入るライム塩やコーヒー豆などなど。そうしたローカル感溢れる品々を買い集めるのも良いですが、近年は現地の若いクリエイターたちが手掛ける洗練されたデザインプロダクトが急速に増えています。
本記事では、ホーチミン市に3店舗を展開するデザインギフトショップ「OHQUAO(オーワオ)」の旧3区・ファムゴックタック (Phạm Ngọc Thạch) 店をご紹介します。
「OHQUAO」Phạm Ngọc Thạch店

やって来たのは、旧3区(現・スアンホア街区)のファムゴックタック (Phạm Ngọc Thạch) 通りから一本入った路地裏。ピンクの教会「タンディン教会」やナッツや布地でお馴染み「タンディン市場」から徒歩圏内です。


表通りの激しいバイクの喧騒から少し離れたこちらのヘム(路地)。ヴィンテージショップやカフェ、レストランが点在しており、若者カルチャーが自然な形で息づいています。以前ご紹介した日本語対応スパ「The Spa Saigon」もこちら。

落ち着いたグレーのタイル壁に大きなガラス窓を嵌め込んだファサード、こちらが「OHQUAO」。

「OHQUAO」は2017年にホーチミン市でスタートしたコンセプトストアで、ベトナム国内のローカルアーティストやインディーズブランドの作品を取り扱います。こちらの店舗のほか、旧1区のブックストリートや旧2区タオディエンにも店舗を展開。
1階:アートプリントとデザイン雑貨

店内に入ると、ナチュラルウッドと鮮やかなグリーンの組み合わせが印象的な什器が奥へと続き、明るく奥行きのある空間が広がっています。

入ってすぐの壁面には色鮮やかなグラフィックポスターやポストカードがギャラリーのように面陳列。バイクや伝統的なコーヒーフィルター、レトロなマッチ箱のパッケージ、ベトナム各都市のタイポグラフィなど、ベトナムらしい日常風景がモダンなアートピースへと昇華されています。
こちらのお店、レトロな質感を生む「リソグラフ印刷」のスタジオ「Khô Mực Studio」と密接に連携しており、独特の風合いを持つポスターやステーショナリーが充実しています。余談ですが「Khô Mực」は「干しイカ」の意なので…「さきいかスタジオ」ってコト?


中央には、発酵もち米酒や、ベトナム伝統のセメントタイル柄や青白陶器の絵柄をリデザインしたコースターなど。

手作りの陶器マグカップや窓辺で光を受けるアクリルサンキャッチャーなど、手仕事の魅力が詰まった雑貨も魅力的。


1階の奥には、幾何学模様のソックスやキャップが並び、その隣には世界各地からの旅行者がイラストやメッセージを書き残したカラフルな付箋ボードが。

こちらはキッズコーナー。伝統的なボードゲーム「オーアンクアン (Ô ăn quan)」を鮮やかな配色でリデザインしたセットや、絵本、色鉛筆が並びます。絵本、ベトナム語の勉強教材になるだろうか…。

この、カラーアクリル板を重ねた幾何学的な間接照明に一目惚れしたのですが…さすがに日本に持って帰るには嵩張るかな。一応コンセントの形状はは日本と同じっぽいのですが、電圧の問題とかもありそうだし。

ベトナム発の調香スタジオによるアロマキャンドルやルームスプレー、ディフューザー。小さいサイズのものもあり、お試しにも良さそう。居合わせたベトナム女子たちは4〜5箱くらいの香水を爆買いされておりました。
2階:アパレルと服飾雑貨

2階はアパレルと服飾雑貨。サイゴンのストリートカルチャーを取り入れたグラフィックTシャツやシャツ、ジャケットなど、日常着として着回しやすそうなウェアが並んでいます。基本的にはレディースものっぽいですが、ユニセックスな製品もあるのかしら。


オリジナルの刺繍が入ったキャップや、扇子にモダンアートを落とし込んだアイテム、実用的なナイロン素材のサコッシュなども充実しており、旅先での街歩きにも馴染むアイテムが揃っています。

ビーズや貝殻、天然石を組み合わせたアクセサリーやデザインネイルチップなども。
購入品紹介

購入品紹介。ポストカード2枚とマグネット2種類、ベトナム発のフレグランスブランドlilou studiosのヘアパフュームを買いました。ポストカードは写真立てみたいなフレームに入れて飾ろうかなと思います。

香水はまさかの「抹茶アフォガート」をイメージしたもの。抹茶のほろ苦さとバニラの甘さが絶妙に重なり合い、まさにスイーツのような調香!?細身の10mlスプレーボトルはポーチに収まりやすく、日常の持ち歩きやちょっとしたギフトにも適していそうですね。
店舗情報

ただ可愛いだけじゃなく、ベトナムの伝統やローカルカルチャーをモダンデザインへと丁寧に再解釈したプロダクトたちが「OHQUAO」の魅力。今のサイゴンが持つクリエイティブな一面に触れてみてはいかがでしょう。


