週末夜限定!ファンランの新名所、ウォーキングストリートを歩く@ニントゥアン

ニントゥアン

ベトナムの南中部沿岸・ニントゥアン省(Ninh Thuận)の省都であるファンラン=タップチャム市(Phan Rang-Tháp Chàm、以下ファンラン)に来ています。

観光開発のため、近年ベトナムのあちこちで設置・整備が進む歩行者天国。ファンランでも今年2024年4月、市内中心部の4月16日公園を囲むような形で、ニントゥアン省初のウォーキングストリートが開通しました。

ウォーキングストリートは毎週金曜・土曜の夜に設置されます。ファンランを訪れていたのがちょうど週末だったので、併設されている「ニントゥアン観光ナイトマーケット」と一緒に訪れてみました。

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ベトナムで道路ど真ん中を歩く快感

土曜日の夜7時半、歩行者天国の一角にやって来ました。「Phố Đi Bộ Ninh Thuận(=ニントゥアンウォーキングストリート)」の看板が目印。

場所はチャンクアンディウ (Trần Quang Diệu) 通り。地図でいうと、このあたりです。

広々とした道路のど真ん中を大手を振って歩くという、ベトナムではなかなか出来ない体験をしています。ただ…人、居なくない?

そう思いつつ歩を進めていましたが、徐々に人の姿が見えてきてひと安心。

いい感じの飲み屋もありますが、まだ早い時間ということもあり、あまり賑わっておらず。まあ、この時間だと、ファミリー向けのアクティビティのほうが好まれますよね。

路上ライブ。インストで、歌はありません。

食べ物の屋台。先にネタバレしておくと、この一帯、殆ど軽食みたいな屋台しかないので、がっつり食事を取る目的では訪れない方が良いかもです。他のナイトマーケットもそうなのだけど、ホーチミン市のホーティーキー市場みたいなのを想像しているとちょっと拍子抜け。

ちょっとテンポ早めのベトナム歌謡に合わせ、社交ダンスに興じる人々。難易度高くない!?

おおよそ観光客向けではない観光市場

一際盛り上がりを見せる一角にやって来ました。「Chợ Đêm Du Lịch」、直訳すると「観光ナイトマーケット」とあります。

左右にはずらーっっっと店が並んでいるのですが…

ほぼ全て服飾品か雑貨といった感じ。地元民が普段使いする市場であって、「観光市場」ではなくないか…?旅行先で「あっ、服安い!買ったろ!」とはあまりならないと思うのだが。

1万ドンショップ見つけた。激安!

串焼きなどの軽食を売るお店もあります(手前右)。その奥には、風船ダーツに興じる若者たちが。

溢れる文化祭感。でも、複数人でやると何だかんだで盛り上がりそう。景品はドラえもんやピカチュウのぬいぐるみ(パチモノ)など。

ナイトマーケットの奥までやって来ました。ここまでかな。引き返しましょう。

屋台が集まる一帯を発見

爆音のビナハウスに合わせて踊る子どもたち。ファミリー向けクラブ。

4月16日 (Mười Sáu Tháng Tư) 通りまでやって来ました。片道3車線の大きな通りですが、こんなところまで歩行者天国になるなんて!

整備されて間もないのか、やっぱり道路がきれいですね。歩道もフラットで、足元を気にする必要が無くめちゃくちゃ歩きやすい。ガッタガタの歩道に慣れきってしまったから、これがベトナムの道とは思えないな…

屋台が集まる一帯を発見。小腹が空いたしここで何か食べていこう。

FKT(フライドチキンFKT)…一体何の略なんだろうか。しかも、屋台だけの一発ネタかと思いきや実店舗も構えていてビックリだよ(割と色々な場所にある)。

Bánh Gạo Hàn Quốc=トッポギが人気みたいですね。あと、ホーチミン市では半年前くらいに流行った石焼ソーセージもよく見かけました。やっぱり流行が地方に伝播されるまでは少しラグがあるのでしょうか。

レモンティーを購入。お値段10,000ドンです。袋で提供されるスタイル、最近よく見かけるけど、やっぱりカップに入ってた方が飲みやすいかな…。

石焼ソーセージ買っちゃいました。ベトナムで食べるソーセージにしては珍しく皮がパリッとしてるし、スパイスが効いていて美味しいのです。ただ、1本20,000ドンは高い気がする。

ところで、さっきからチラチラ見える、あの巨大な三角形はなんですかね…?

近寄ってみたところ、どうやら博物館のよう。エンヴェル・ホッジャのピラミッドかと思った…ゲフンゲフン。

まとめ

ニントゥアン省では初となるウォーキングストリート&ニントゥアン観光ナイトマーケットをご紹介しました。

あまり食事が出来るような場所ではないものの、付近には飲食店がありますし、道は広く歩きやすくて安全。思い思いの時間を過ごす地元の人々を目にすれば旅行気分が高まることうけあい。

なお、ウォーキングストリートの整備には総額514億ドン以上…日本円にして3億円以上が費やされることとなり、肝いりの事業であることが伺えます。この後、様々なレビューを経て次の計画が立てられることになると思いますが、歩行者天国を通じて実現すべき7つのテーマというものが、以下の通り定められています。

ニントゥアンのアイデンティティ。文化的干渉。将来のリードリズム。遺産ルート。発展のための団結。大衆スポーツと子供向けエンターテイメント。ニントゥアン観光ナイトマーケット。

Vietnam+

ちょっとよく分かんなかったです