モツ好きも必見。ベトナムの米処で絶品フーティウナムヴァンを*Hủ tiếu Nam Vang A Đại@カントー

カントー

主にベトナム南部で食べられることの多い麺料理「フーティウ (Hủ Tiếu)」。米やタピオカ粉を使用したもちもちとした麺が特徴で、フォーの米麺には無い「コシ」を楽しむことができます。

そんなフーティウですが、ベトナム人が口を揃えて言うのは「ベトナムの米処・メコンデルタで食べるフーティウは格別」であるということ。そこまで言うのなら是非食べてみたい。

本記事では、メコンデルタ地方最大の都市・カントーにあるフーティウ専門店「Hủ tiếu Nam Vang A Đại」をご紹介します。

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「Hủ tiếu Nam Vang A Đại」の場所

お店があるのは、カントー市内中心部のグエンクエン (Nguyễn Khuyến) 通り沿い。ちょうど朝食の時間帯だったので、朝ご飯を求める多くの人が近辺の店を訪れています。

ビビッドな黄色と赤が目印の、「Hủ tiếu Nam Vang A Đại」。

お店の中はこんな感じ。ローカル食堂ですが、広くて綺麗です。しかもWi-Fiまで利用可能!

卓上にずらりと並ぶ調味料。味変も自在です。

なにげに、お茶(チャダー)が無料なのも嬉しい。各テーブルに、ピッチャーに入ったお茶を置いてくれています。

「Hủ tiếu Nam Vang A Đại」のメニュー

メニューです。ベトナム語オンリーかと思いきや、一部英語でも記載あり。

麺はフーティウだけかと思いきや、計5種類あります。「フーティウ」「生麺」「インスタント麺」「バインロット(短く柔らかい米麺)」「マカロニ」…とバリエーション豊か。

看板メニューを実食

私の注文した「Hủ tiếu Nam Vang (Lớn)(フーティウナムヴァン・Lサイズ)」がやって来ました。価格は65,000ドン

Nước(スープあり)」と「Kho(スープ別)」を選択することが出来るのですが、今回は「スープ別」にしてみましたよ。ちなみに食べ方は自由で、スープと具材を麺にかけるも良し、別々に食べ進めるのも良しです。

「フーティウナムヴァン」は、カンボジアにルーツを持つ麺料理。「ナムヴァン」とは、カンボジアの首都・プノンペンを指します。主なスープの具材として、豚のひき肉と腸が使われることが特徴ですが、海老やイカなどの海鮮が加わることもあります。

Lサイズの割に、麺の量は控え目。むしろ、スープの方が本体なまであるな…。見える範囲でも、モツやイカ、さつま揚げ、海老などがごろごろと入っているのがわかります。正直、ローカル食堂にしては値段が高いな…と最初は思ったのですが、これなら納得。

別添えの茹で野菜&生の葉物野菜。もやしを盛りまくって二郎フーティウ化させることも可能です。

まずは麺から。スープを少しかけてほぐすのが良いです。さすが米の産地なだけあって、ホーチミンなど他の地域で食べるフーティウよりも美味しい…気がする!まあ、旅行中って何でも美味しく感じますよね(身も蓋もない)。

見た目からも分かるように、麺にはしっかり味が付いています。なんか既視感あるなーと思ったのですが、焼きそばだわ、これ。甘辛くて美味しいです。

この澄んだスープも、南部ならではの甘めの味付けの中に豚骨の香り高さを感じます。

具材は麺に乗せても良いのですが、私は別々に食べるのが好き。別添の辛味噌のようなソースに付けていただきます。

モツ類はうまく処理されていて、臭みはなくクリーミーさを楽しむことができます。ベトナム料理に入ってるモツ、大体どこで食べてもクセが無いからすごい。きっと新鮮なのでしょう。

卓上の調味料を混ぜ、自分でもディップソースを作ってみました。

適当に混ぜたのですが、黒酢を入れたおかげで甘酸っぱ辛くて良い感じのソースが出来上がりました。

レモンを加えて味変。

海老は最後まで取っておく派です(自分語り)。それにしてもでかい海老だあ。

そんなこんなで完食。ごちそうさまでした。カントー旅行の際の、朝食の選択肢としてどうぞ。

「Hủ tiếu Nam Vang A Đại」の店舗情報

お店の名前 Hủ tiếu Nam Vang A Đại
住   所 10 Đ. Nguyễn Khuyến, Tân An, Ninh Kiều, Cần Thơ
営 業 時 間 06:00 〜 11:00、16:00 〜 21:00
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