ベトナム南部、ラムドン省。その沿岸部に位置するリゾート地が「ムイネー (Mũi Né)」。ベトナムリピーターの旅行者から人気を博していることに加え、この地を気に入り移住した外国人も多いとのことで、国際色豊かなレストランが集まるエリアでもあります。
本記事では、ムイネーのハンガリー料理レストラン「Pappa Goulash Hungarian Bistro」をご紹介します。
「Pappa Goulash」の場所・雰囲気
ムイネーのメインストリートとして機能しているグエンディンチエウ (Nguyễn Đình Chiểu) 通りの大体真ん中らへん。観光地としての賑わいと素朴なローカルの活気が混ざり合うエリアであり、多くの人にとって滞在場所の候補の一つとなるはず。

で、こちらが「Pappa Goulash」。温かみのある木製の看板と、それを優しく照らすバックライトが目印です。直近ご紹介した「Muine Specialty Coffee」が出店しているフードコート「PIT STOP」内にも支店があります。
それにしてもハンガリー料理、なにもかもが分からないな…。もしかしたら似たものを食べたことがあるのかもしれないけど。そもそもホーチミン市でも専門店は無いんじゃないか(あったらすみません)?全く馴染みのない外国料理を食べる機会って昨今ちょっと無い。楽しみです。


内装はこんな感じ。落ち着きがありつつも、深みのあるグリーンの壁紙に、奥の壁面やバーカウンターの土台部分に露出した赤レンガ…と、温かみのある色彩が何ともオシャレ。

客席には幾何学模様の刺繍が施されたテーブルランナーが敷かれ、椅子には色鮮やかな花柄のクッションが添えられています。ハンガリーの素朴な温もりが伝わるよう。

クイズ。こちらはイタリアとハンガリー、どちらの国旗でしょうか(モロバレ)?
「Pappa Goulash」のメニュー

「Pappa Goulash」のメニュー。英語で噛み砕いた説明が添えられていますが、それでも「何の何の何?」となることは否めない。ただ、写真付きのメニューもあるので、そちらも併せて見るとイメージがつくと思います。


前菜のスターターには、「Körözött(ケレゼット)」と呼ばれるカッテージチーズのペーストをトーストに塗った一品や、「Hortobagyi pancake(ホルトバージ風パンケーキ)」という鶏肉のパプリカ煮込みを生地で包んだ伝統料理が並びます。スープは、看板料理である「Goulash Soup(グヤーシュスープ)」に、燻製ハムと豆の旨味が凝縮された「Jokai Bean soup(ヨーカイビーンスープ)」など。
メインは、ハンガリー食文化の核となるパプリカとサワークリームを使った肉料理が中心。鶏肉を煮込んだ「Chicken Paprikash(チキンパプリカーシュ)」や、牛肉を赤ワインでじっくりと仕上げたハンガリー風シチュー「Beef Stew / Pörkölt(ペルケルト)」など。また、豚ヒレ肉の衣揚げ「Pork Schnitzel(ポークシュニッツェル)」や、カリカリのベーコンを添えた豚ロースト「Gipsy pork(ジプシーポーク)」など。これらのメイン料理の多くには、「ノケドリ」と呼ばれる小麦粉で作られたモチモチ食感のちぎり団子が添えられているそう。


さらに、「Debreceni(デブレツェニ)」や 「Krakauer(クラカウエル)」といった多種多様な自家製ソーセージを盛り合わせたコンボ、大人数でのシェアに適した大皿料理の「Pappa Platter Set」まで。デザートには、イースト生地を焼き上げてバニラソースを絡めた「Aranygaluska(アラニュガルーシュカ)」など、現地さながらの甘味も。
うーん、あれもこれも試したい…。大人数で来て色々注文してシェアしたいですな。一人旅はそれが出来ないからキツい。
実食

迷いに迷って選んだ2品がこちら。「Goulash Soup(グヤーシュスープ)」110,000ドンと、「Hortobagyi pancake(ホルトバージ風パンケーキ)」80,000ドン。というか、ベトナムでも珍しい外国料理なのにお手頃価格だな!?食材の入手が容易なのか、それともうまくローカライズしているのか…?

スープは赤地に白い水玉模様があしらわれた小鍋風の器で登場。かわいい〜(笑顔)。
スプーンを入れると角切りの牛肉や人参、じゃがいもなどがゴロゴロと。牛肉から出たうまあじと、溶け込んだ野菜による自然な甘味がしっかり感じられる。マイルドながら滋味深く、飽きのこない味わいです。


横にはスライスパンが2枚。これのキメがものすごく細かく、みっちりと詰まっています。バインミーとは対極にあるな…。スープに浸すとよく吸ってくれます。

そして「Hortobagyi pancake(ホルトバージ風パンケーキ)」。ホルトバージは地名であり、ハンガリー伝統のクレープ「パラチンタ」を使ったお食事系クレープとのこと。皿の中にはクレープが鎮座し、周囲を満たすパプリカソースと波状にかけられたサワークリームとのコントラストが美しい。


クレープを切り開くと、薄手の生地の中から鶏肉のフィリングが隙間なくぎっしりと。鶏肉はパプリカベースの出汁で煮込まれたものだそうで、口の中で柔らかくほろほろとほどけていきます。濃厚でありながらも重すぎない、絶妙なバランス。
「Pappa Goulash」の店舗情報
ムイネーのハンガリー料理レストラン「Pappa Goulash Hungarian Bistro」をご紹介しました。ムイネーの多国籍っぷりを示してくれるお店。可能なら複数人で訪れて、色々と注文&シェアしてみては。


