ホーチミン市旧1区・サイゴン動植物園の近く。その喧騒を抜け、静かな路地の奥で贅沢な時間の過ごし方ができちゃうカフェを見つけました。
本記事ではカフェ「Kệ Kafe Đi」をご紹介します。
「Kệ Kafe Đi」の場所・外観

やって来ました、旧1区(現サイゴン街区)・グエンビンキエム通り。地域コミュニティの境界を示す「文化街区」の青い看板が目印です。

すぐそばにはアジア最古の動物園「サイゴン動植物園」があります。都市中心部に位置しながら、広大な敷地に豊かな緑が広がり、都会のオアシスとして親しまれるスポット。

そんなサイゴンど真ん中にありつつも、大通りから一歩路地へと足を踏み入れると日常が色濃く残っているのだった。

喧騒が遠ざかるにつれ、徐々に静寂が深まっていくカンジ。その突き当たり付近に、「Kệ Kafe Đi」は佇んでいました。

建物の外観は、淡いクリーム色の壁を基調に、ドアフレームや窓枠、そして小さな日よけに配された鮮やかなレッドが印象的。店先に並べられたコンクリートブロックのベンチや鉢植えの緑が、モダンでありながら温かみのある開放的な空間を作り出していました。
「Kệ Kafe Đi」の内装・雰囲気

「Kệ Kafe Đi」の内装はこんな感じ。

テーマは、レトロとモダンが共存するミッドセンチュリー・ポップ。木目のヴィンテージ風のチェア、そして壁の質感。それらを繋ぐように配置された、ポップなデザインの照明やオブジェが、空間にリズムを生み出しているよう。


特筆すべきは、店内の随所に散りばめられた音楽的エッセンス。棚には、レコードプレーヤーやアナログレコードがディスプレイされています。往年のスターであるジャッキー・チュンが目を引く。

カウンターの奥には、艶のある赤いタイルが敷き詰められており、コーヒーを淹れる所作一つをとってもシネマティックに映える。

窓際に目を向けると、波打つような曲線を描くフロアランプが柔らかな光を放ち、夕暮れ時になればさらに魅力的な表情を見せてくれるであろうことが想像できます。
「Kệ Kafe Đi」のメニュー

「Kệ Kafe Đi」のメニューはこちら。伝統的なフィン抽出のブラックコーヒーが35,000ドンから。最近の流行りであるコールドブリューや、塩ミルクフォームを乗せたカカオなどが50,000〜60,000ドンの範囲で並んでいます。立地を考えると良心的。

今回注文したのは「Matcha Latte」60,000ドン。価格を考えると日本産の抹茶では無いだろうけど…特にケミカルさは感じず、悪くない。ただ抹茶の層だけを含んでみると後味にイヤな感じの苦みがあったので、微糖のミルクとしっかりかき混ぜていただくのが一番美味しいかと。

窓際の席に座り、窓枠越しに外の路地裏を眺めながらいただくドリンクは格別。コースターひとつとっても布製であり、なんだかものすごく丁寧な暮らしをしているような気分に浸ることができたのでした。

