ホーチミン市の旧ビンタイン区(現タインミータイ街区)に位置するファンビッチャン (Phạm Viết Chánh) 通り。
在越邦人が減少している中でも次々に日系のお店がオープンし、近年は単身者から家族連れまで多くの日本人が訪れるエリアとしてすっかり定着。「日本人街と言えば」のレタントン通りから徐々に人が移動してきいるのが目に見えて分かります。
そんな「第二の日本人街」ですが、実は普段のお買い物には若干不便だったのですよね。ローカル系のスーパーはあるのですが、小規模だったり生鮮食品の鮮度がいまいちだったりで、日常使いするには少々頼りない印象(野菜なら「Yasai Dalat」で購入する手もあるのだけど)。
そんなファンビッチャン通りに爆誕したのが、日本スーパー「富分 (Tomibun)」。元は千葉県発のスーパーですが、既に首都ハノイに進出しておりハノイ民にはお馴染み。そんな富分がホーチミン市にもやって来た!
「富分」の場所・外観

お店があるのはファンビッチャン通りの真ん中、42番地。町中華の名店だった「ちょっと (Chokotto)」の跡地ですね。鮮やかなスカイブルーの看板が目を引きます。

特筆すべきは営業時間であり、朝7時から深夜24時まで営業。仕事で遅くなった夜や「明日の朝ごはんがない!」と気づいたときの救世主です。コンビニ使いも出来ちゃう。

もともとベトナムではハノイで展開していましたが、元を辿れば日本発のスーパー。「全日食チェーン」の加盟店であり、安定した仕入れルートを持つものと思われます。
「富分」店内の様子(1階)

ということで、店内の様子を(勝手に)紹介。まずは惣菜・パン・ドリンクエリア。

僕たち私たちの心の味、山崎製パンのラインナップが充実。あんぱん、メロンパン、食パン…。TOUS les JOURSやARTISAN(どちらも韓国系ベーカリー)でも似たようなパンはあるのだけど、やっぱりしっくりするのは日系ベーカリーの味。

お弁当コーナー。唐揚げ弁当、しょうが焼き弁当、牛バラ焼肉弁当、カレーライスなどが60,000ドンから。

夕方になると割引も…。単身者の味方ですね。

バラエティ豊かなお惣菜にも注目。たこ焼き、カツサンド、さらには天丼や焼きうどんまで、目移りするほどの品揃え。私は宗教上の理由(ウソです)で揚げ物を買わないため分からないのですが、人伝に「アジフライとメンチカツが美味しい」との情報を得ております。

手作りおにぎりも見逃せない。ツナマヨや鮭など、日本人にはしっくり来るラインナップ。コンビニのおかげでベトナムでも軽食としてすっかり定着したおにぎりですが、どうしても具材はローカライズされてしまっているので、シンプルな塩鮭や梅おかかおにぎりが食べられるのは貴重。


ドリンクも、ローカルのものに加えて日本の缶コーヒーや伊藤園のお茶がズラリ。野菜生活もある〜…しかも安い、感涙。ベトナムでは割高な乳製品も、コンビニで買うよりずっと安い。

あとは、味噌(現地製造)やパウチの漬物やら…。全てに言及していたらキリがないのだけど、いちいち興奮してしまう。

自炊派の生命線、生鮮・精肉・冷凍コーナー。

何と言ってもベトナムでは珍しい薄切り肉が豊富。これが欲しかった…と、日本人が思わず膝を打つラインナップが凝縮されていますよ。しゃぶしゃぶ、肉じゃが、野菜炒め…レパートリーが無限に広がる。

野菜も、スーパーほど種類は豊富でなくとも、きゅうり、レタス、パプリカ、ミニトマトなどが並びます。ごぼうやレンコンなどの根菜もばっちり。

あとは、冷凍納豆も充実。冷凍麺は、現地製造の冷凍うどん、冷凍ラーメンなどが一食分ずつの個包装でコスパ良好。


お米もこちら。ベトナム産日本品種に加え、北海道産「ゆめぴりか」「ななつぼし」、福井産「あきさかり」など、日本から輸入された本格的な銘柄米が手に入ります。まあ、私はベトナム産の日本米を食べているのですが(フツーに遜色無い美味しさです)。
「富分」店内の様子(2階)

2階へ続く階段も単なる通路ではなく、びっしりと陳列。ただでは通してくれないとは…楽しませてくれるねえ!(戦闘狂)

丸美屋のふりかけや、ハッピーターン、アメ、グミなどがネットいっぱいに並びます。

2階は日用品コーナーがあり、さながらドラッグストアの様相。ギャツビーの洗顔料、ニベア、ビオレ、日本の生理用品。やっぱり使い慣れたものでケアしたいわよね。個人的にはギャツビーのヘアスプレー(一番つよいやつ)が売っているのが嬉しい。マツキヨやコーナンくらいでしか売っていないからさ…。

嗜好品。柿の種やなとりのおつまみシリーズ、Maker’s Markや焼酎などのお酒コーナーも充実!

ローカル系のカップ麺に加え、日清カップヌードル各フレーバーから、サトウの切り餅、パスタ麺まで…ストックしておきたい食材が勢揃い。

塩昆布がある!!ホーチミン市内ではなかなか見つけられず、台湾に行ったときにわざわざ現地のドンキ(Don Don Donki)で買った記憶…。


大充実の調味料コーナー。キッコーマンの「しぼりたて生しょうゆ」に、ヤマキのめんつゆに、キューピーの各種ドレッシング…。お茶漬けも久しぶりに食べたいナア。
「富分」を攻略するための2点
賢くお買い物をするために、絶対に外せないのがこの2点。

まずは曜日別お買い得カレンダー。階段横の掲示を必ずチェックしましょう。特定の曜日に対象品が安くなります。
- 月: 米の日
- 火: 肉の日
- 土: たまご・納豆の日
- 日: 牛乳・ヨーグルトの日

そして入会金・年会費無料のメンバーズカード。ベトナムの携帯番号をレジで伝えれば、その場で作れます。
- ポイント:10,000ドンで1pt加算。300pt貯まると30,000ドンの割引。
- 「5の日・20の日」: 毎月5日と20日は「5% OFF」!最強である。
- 会員限定価格:カードを提示するだけで、特定の商品が特別価格になります。

ある日のお買い物①。乳製品・サラダチキン・野菜生活。「Kamereo」のサラダチキンが買えるのが嬉しい。ベトナムで主流の韓国系企業のものより好きなのですが、売っている場所が限られるんだよな…。

ある日のお買い物②。おにぎり(鮭・梅おかか)と鶏むね肉サラダ。

おにぎりはレンチンしなくても美味しい。鮭おにぎりは中にも具材として鮭フレークがぎっしり入ってますよ。
「富分」ホーチミン市店の店舗情報
今までホーチミン市中心部の日本の総合スーパーと言えば、老舗「Akuruhi」やら「業務スーパー」があったわけですが(イオンは遠いので除外)、新たな選択肢が増えて嬉しい限り。
ベトナム人の店長さん(おそらく)を始め、お店のひとたちに当たり前のように日本語が通じることにも感動を禁じ得ない。日本語話者を集めて雇うだけでもコストが掛かるだろうに。
店内の掲示など、現状はバチバチに日本人向けのスーパーだと思いますが、ベトナム人や他の外国人の皆さんにも日本のお買い物体験を楽しんでもらいたいですわね。


