4月中旬にベトナム政府が突如として4月29日を祝日化したことで生まれた5連休。多くの企業が対応に追われた…ことは置いておいて、連休中、私はラオスのビエンチャン(ヴィエンチャン)を一人旅しました。
今回は、ラオスの首都・ビエンチャンの空港「ワットタイ国際空港」の様子、それと空港〜市内間の移動方法について紹介します。
ワットタイ国際空港の紹介
ラオスの首都・ビエンチャンの「ワットタイ国際空港(VTE)」は、ビエンチャン市内中心部から約3キロという至近距離にあり、タクシーやバスで容易にアクセス可能な場所に位置します。
2024年5月現在、就航路線の数は国内線8路線・国際線13路線と少なめ。空港ターミナルも非常にコンパクト。
なお2010年代以降、ターミナル拡張事業などの支援を日本が定期的に行っています。
現在、JAL系列のJALUXと豊田通商が国際線ターミナルの運営を支援しており、現行の契約は2029年まで続く予定。
ワットタイ国際空港の様子
到着時
プノンペン経由のベトナム航空便でやって来ました。沖止めかな、と思っていたのですが意外にもボーディングブリッジでの接続でした。
入国審査場はすぐそこ。
ラオス入国にあたっては入国カードの記入と提出が必要です。日本人は観光目的であれば15日までビザ無しで滞在できるため、《Visa No.》には「N/A」と書きました。
地方空港ではありません。一国の首都の空港です…
バゲッジクレームと税関(誰も居なかった)を抜けると、すぐ出口です。こちらはタクシーカウンター。
両替所。ST BANK(左)とPhongsavanh BANK(右)の二行があります。
事前にベトナムでドンからUSドルに換えておいたので、USドル→ラオスキープへ両替。左のST BANKの方がレートが良かったです。
155ドルが330万キープ(≒24,390円)になりました。それは良いとして、紙幣がまさかの全て5万キープ札。財布にも入り切らないし、いきなり大金持ち(札の数だけ見たら)になっちゃったよ…。
SIMカウンター。どの通信事業者でも大きな違いは無いと思うのですが、Lao Telecomで旅行者SIMを購入しました。
上から2つ目の、6日間で4.7GBのSIMにしました。通話には別途トップアップが必要ですが、電話番号自体は手に入ります。
出国時
国際線チェックインカウンター。ガラガラやな… 混むよりは全然良いのですが。
出発は2階から。
カフェとお土産屋があります。
ラオス土産、バラマキに向いてるのはなんだろう?コーヒーやドライバナナ?
しれっと陳列されていますが、こいつProduct of Thailandです。年末年始にタイ旅行したときにも、これ買ったな…(「SAVANAH LAO」のドライバナナはラオス製品なのでご安心を)
ここからは制限エリア。搭乗ゲートは7つしかありません。
唯一の飲食店がこちらのカフェ。
軽食のほか、何故かカツカレーも扱います。ベトナムの国際線も同様ですが、通貨はドル表記。
ティーバッグのお茶とパン。ベトナムのカードで決済したところ、15万ドン(≒934円)となりました。空港の暴利を許すな。
空港〜ビエンチャン市内中心部の移動方法・2選
パッケージツアーなどで無い限り、市内中心部と空港間の移動はタクシーかバスの2択になるかと思います。
エアポートバス
空港と市内を結ぶ路線バスが出ています。運賃は、大人4万キープ・子ども2万キープ(それぞれ295円、148円)。
路線図は上記の通り。市内の主要スポット・主要ホテルを巡ります。これを見ると運営にJICA(国際協力機構)も関わっているらしく、何だか嬉しくなりますね。
時刻表。昼間はおおよそ30分〜40分間隔で出発し、空港発の最終便は19:30です。早いよ…
なお、時刻表とルートは公式サイトから確認可能です。
タクシーカウンターの隣に、BUS Ticket / Informationと書かれたカウンターがあります。
ここでチケットを買うのかな?直接バスに乗ってしまっても大丈夫そうな気もしますが(未確認)
バス乗り場は空港を出て右方向に直進したところに位置します。
タクシー
もう一つの移動手段はタクシー。
前述のタクシーカウンターでタクシーを手配できますが…まあ、空港タクシーというのは得てして高額なものです。
と、いうわけでライドシェアアプリでタクシーを配車しましょう。ビエンチャンで利用できるライドシェアサービスは以下の記事も参照してね。(Grabは使えません)
今回利用したのはベトナム資本の「Xanh SM Laos」。全車両がVinFast製のEVカーであることが特徴。
私の滞在したホテル「Somerset Vientiane」までは5万キープ(≒370円)。あれ、エアポートバスとそこまで変わらなくない…?
まあ、比較的空港寄りに位置するホテルなので安く済んだのだとは思うのですが。
ちなみに、このときの運転手の女性曰く「ラオスの人は結構英語通じるよ!」とのこと。確かに旅行中、殆どの場面で英語でのコミュニケーションが可能でした。
出国時、市内から空港に向かう際は、地場系アプリの「KOKKOK Move」を利用しました。ローンチして間もないアプリであり、圧倒的な安さで先発サービスを捻じ伏せます。車両数が少なく、タイミングによってはなかなか配車できないのが玉に瑕。
車種はSUVで、44,000キープ(≒325円)でした。安い!
まとめ
ラオスの首都・ビエンチャンに位置するワットタイ国際空港の様子と、空港と市内間の移動方法を紹介しました。
空港は市内から近く便利な一方で、飲食店などの施設は限られており、かつ出国がスムーズなこともあり、あまり早く着きすぎると時間潰しに苦労するかも。
空港・市内間の移動については、到着時間がバスの時間と合い、かつエアポートバスが自身の宿泊するホテルに停車するのであればバスを利用しても良さそうですが、そうでなければ配車アプリのタクシーがおすすめ。
首都でありながらどこか牧歌的な雰囲気の漂うビエンチャン。配車アプリでの移動が便利だし、大きめのショッピングモールがいくつかあり、「ものが揃わない!」ということもありません。
自然に囲まれ癒やされる…とまでは至らないですが、日々の喧騒から逃れてのんびりしたいときの旅行先にどうでしょう。ラオスの人は温かいよ!