ホーチミングルメ中華料理

ベトナム・ホーチミン市5区には「大娘水餃」が2つある。だから両方行く

中華街(チョロン)が広がるベトナム・ホーチミン市5区。

5区と言えば美味しい中華料理屋さんが沢山ありますが、とりわけ在越邦人から長らく寵愛を受けてきたお店が「大娘水餃(以下、「大娘」)」。

ところで、日本人同士で「大娘」について会話をしているときにどういうわけか噛み合わなかった経験はありませんか?ありますよね(断定)それもそのはず、ホーチミン市5区に「大娘」は2種類あるというのです!な、なんだってー(AA略(インターネット老人会)

みんな大好き餃子の名店が2つもあるのなら、両方を訪れるべきでしょう。ということで行ってきました。

2つの「大娘」を紹介します

先にお話ししておくと、これらの2店はおそらく名前が被っただけで何の資本関係も無い別の店です。

まず1つ目の「大娘」があるのは、1区からはるばる伸びるチャンフンダオ (Trần Hưng Đạo) 通り沿い。「大娘水餃」と検索してGoogleマップで表示されるのはこちらの方なので、知名度は高いのかなーと思っているのですがどうでしょう。

2つ目の「大娘」は、チャウヴァンリエム (Châu Văn Liêm) 通り沿いにあります。こちらは「大娘水餃」で検索しても表示されないため、人によっては知らないかも。私も人伝にこちらのお店の存在を知りました。一方、ホーチミンに住んで長い人の場合、こっちの大娘の方が馴染みがある…という方もいるのでは?

①チャンフンダオ通りの「大娘」

えーと、最初におことわりなのですが、最後に訪れたのが今年の1月なので記憶がおぼろげ&メニューの写真などを撮っていませんでした。というわけでさらっと流します。今度行くことがあれば写真を撮り貯めた上でこちらのパートを更新する…かもしれない。

お店の外観。意気揚々と先陣を切って店内に突入しているのは同僚(日本人)です。

客席はこんな感じ。大きめのテーブルが7~8台くらいあるかな。タイミングによっては満席になっちゃうかもしれない。

焼餃子と水餃子。餃子は1皿10個がデフォです。

メニューによっては、サイズに大・小あり。「大」でも10万ドン(600円)前後のお手頃価格なのに盛りっ盛りで提供されます。それでいて、どの料理も日本人の口によく合う食べやすいものばかり。辛口が良い人は卓上の調味料で調節できます。

このとき、いかにもお金持ちっぽい台湾人のおじさんに話しかけられました。実業家であるというそのおじさんは我々の仕事(IT系です)に興味を示してくれたので同僚が名刺を渡したのですが、結局連絡が来ることはありませんでした

②チャウヴァンリエム通りの「大娘」

お次は、Googleマップに現れない方の「大娘」。「大娘水餃」という表記は同じですが、ベトナム語表記が異なりますね(こちらは「Sủi Cảo Đại Nương」)。ちなみにこの向かいには中華チェーの名店「Quán chè Hà Ký / 何記甜品店」がありますよ。

看板には日本語表記。「ダイ ヌゥン」、間違っちゃいないが何かシュールだ。どうでも良いですが私はよく「Nương」の発音を間違えて周りのベトナム人に咎められます。何と間違えているかと言うと…あ、やっぱこの話は止めときます

店内の様子。チャンフンダオ通りの大娘よりも更に…趣があるというか、「ひとんち」感が強い。奥にお手洗いがあるようですが、お借りする勇気はちょーっと出ないな…

注文は、メニュー兼注文票に数量を書いて店員さんに渡すという、5区の中華料理屋ではよく見られるスタイル。で、比較対象となるもう一つの大娘のメニューの写真が無い中恐縮なのですが、こちらの大娘、めっちゃ安い。ただし、「大・小」を選ぶことのできるメニューは、チャンフンダオの方ほど多くない。あと、右上を見るとビンズン省にも分店があるのですね。

一緒に行ったひとたちとメニューを見ながらやいのやいの話していると、お店のおばさんがスッと何かを差し出してくれました。見ると、まさかの日本語メニュー。色々と内容にツッコミどころはありますが、まあでも昔の機械翻訳の精度ってこんな感じだったよね…

今みたいに日系の飲食チェーンやローカル経営の安い日本食店が無く、日本食と言えばたまの贅沢だった時代、チョロンの中華料理店は日本人にとって食べ慣れた味を安価に楽しめる場だったのでしょう。おそらく台湾人とかとご飯を食べに行った日本人が、偶然こちらの「大娘」を知り口コミで評判を広げて、店の人も「最近日本人客多いなー」と気付いて日本語メニューを用意してくれるようになったのかな。

看板メニューの水餃子。「高麗菜水餃50,000ドン(≒305円)です。チャンフンダオの大娘と比べると皮がザラザラしている感じかな。…こう書くと美味しく無さそうですが、箸でつまみやすいし食べ応えあって好きですよ。

トマたまスープの「番茄蛋花湯25,000ドン(≒152円)と、豚肉とゴーヤ炒め「苦瓜炒肉絲30,000ドン(≒183円)。価格が安いこともありポーションは控えめですが、それでも十分に複数人でシェアできる量です。

中華たたききゅうり「涼拌小黃瓜30,000ドン(≒183円)と、炒飯 50,000ドン(≒305円)。きゅうり、ベトナム語で「chua ngọt(酸っぱい・甘い)」と書いてあったので甘酸っぱいのかと思いきや普通に辛かったです。でもにんにくが効いていて旨い。

炒飯とたたききゅうりを一緒に食べると最高に合うということに気が付いてしまった…!きゅうりの辛さが抑えられつつ、優しい味の炒飯にいい感じにパンチが足されます。皆真似していいよ。

3人で6品を食べて、お会計は21万ドン(≒1280円)。冗談みたいな金額ですが、ガチです。やはりチョロンは最高だな… 帰り際、お店のお兄さんが日本語で「ありがとー」と言ってくれました。こちらこそだぜー!(謎テンション)

2つの「大娘」を独断と偏見で比較する

項目大娘①(チャンフンダオ)大娘②(チャウヴァンリエム)
味の良さ
安さ
量の多さ

2つの大娘を表で比較しようと思ったのですが、何だこの情報の無さは。何にせよ、どちらの大娘もお勧めできるということです。店構えはローカル感が強く、メニューも日本でよく見るような中華料理とは少し違っていて物珍しさがあり、所謂「ガチ中華」の雰囲気を楽しむことが出来ますが、実際に食べてみるとすごく親しみやすい味付けでハズレが無い。

チャンフンダオ通りの大娘は、大人数で行った方が色々と楽しめて良いかな。チャウヴァンリエム通りの大娘は比較的量が少ないので少人数で行ってもちょっとずつ色んな料理を楽しめそう。餃子を始めとして、似たようなメニューをそれぞれ食べ比べてみるのも面白いかもですね。

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