今や日本食屋はそこら中にありますが、それでも尚なかなか遭遇率の低い洋食。
カレーくらいなら置いている店も多いけど、ハンバーグやコロッケがそろそろ恋しい…
そんな折、会社の人からPhạm Viết Chánhの路地裏にいい店があると聞き及び、行ってきました。
場所・雰囲気
1997年オープンとのことで、年季のこもった外観。
日本食のみならずベトナム料理もあり、メニューのバリエーションがすごい。
昔ながらの洋食屋をふらっと訪れたような気分。浅草辺りにありそう。
オムライス、ナポリタン、グラタン… まさしく洋食屋のラインナップ。
それにしても、どれも量が多そうだな…
予想外の味…の裏にある工夫?
ハンバーグ・コロッケ定食 140,000ドン(≒850円)
ハンバーグほんとすき。
実家に帰省して、今日の夜ハンバーグよって言われたら思わず2階まで駆け上がってしまうと思う。(情緒が謎)
赤いソースの中にみじん切りの何かが見えます。トマトソースかな?と思いつつ実食。
…あれ。なんか違う。思ってた酸味が来ない。甘い。甘さの中にちょっとスパイス的な香りがある。
んんんんんん????????
プロファイリングの結果、これはココナッツとシナモンの味であると判定しました。
なお私は馬鹿舌の持ち主なのであしからず…
あ、決してまずいわけではないです。
何だかんだでご飯も進む。
ちなみにハンバーグはかなりの粗挽きです。軟骨入ってるし。
お次はコロッケ。
箸を入れると…だいぶ柔らかいな?
色んな具材が入ってます。というか、これ、ポテトサラダに衣を付けて揚げたやつなのでは?
と、まあ、ほくほくのコロッケでは無いですが、これはこれで美味しかったのでした。
…おそらくお店の開業当初は、今よりもずっと日本食の食材を手に入れるのが困難だったと思います。
何とかして本物に近づけようとする工夫に基づいてレシピを生み出されたのだと思うと、とても有難く思えてきました。
再訪
豆腐サラダ 60,000ドン(≒360円)
レタス・きゅうり・トマト・豆腐にしょうゆベースの和風ドレッシングがかかったサラダ。
胡麻ドレじゃないんだ…という微妙なハズシ。
ミニカツ丼 80,000ドン(≒480円)
ちょうどいいサイズのミニカツ丼。
カツ丼って大体の日本食屋にありますが、玉ねぎだけのシンプルな具が嬉しい。(ローカル日本食店によっては、無駄に七味がかかってたり、何故かしめじが入っていたりするので)
修行やってます。いつの日かメニュー制覇できると信じて
とにかくメニュー数が物凄いことになっています。あえてベトナム料理を注文するのも一興かもしれない。
ちなみに、次頼んでみたいのはピラフ。
店内に他のお客さんはいませんでしたが、Capichi(デリバリー)での注文がちょくちょく入っているようで、そのときに作っていたピラフがめちゃくちゃ美味しそうだったんだなあ
いい意味で家庭料理感があって、「ママ…!」ってなった