ベトナム南部、メコンデルタ地方に位置するキエンザン省の省都・ラックザー(Rạch Giá)。
タイランド湾に面した港湾都市であり、フェリーでフーコック島(Phú Quốc)を訪れる場合は、こちらを経由することとなるでしょう。
そんなラックザーの4つ星ホテル「Hòa Bình Rạch Giá Resort(ホアビン・ラックザー・リゾート)」に宿泊したので、宿泊レポをお届けします。
正直なところ、ラックザーを観光地として見た場合、省都でありながら影は薄め。というか、フーコックが強すぎる。そんなわけで、ラックザーでのホテルの選択肢は非常に限られており、殆どはローカル向けの安価なホテルか、ホステルやゲストハウスのような小規模ホテルとなります。
4つ星ホテルはこちら含め2軒ありますが、個人的には利便性の高さから「Hòa Bình Rạch Giá Resort」の方が良いかな?と考えていますよ。
「Hòa Bình Rạch Giá Resort」へのアクセス
ホーチミン市からラックザーを訪れる場合、フンチャンバス (Phương Trang / FUTA Bus) 等の長距離バスを利用することになると思います。所要時間は、ホーチミン市・ビンタン区にあるミエンタイバスターミナル(西部バスターミナル)から6時間。
キエンザンバスターミナル (Bến xe Kiên Giang) は、ラックザー市内中心部から若干離れています。Grabを使ってホテルまで移動する場合、おそらくGrab Bikeは呼べない(周辺にいない)と思うので、Grab Carを配車しましょう。
バスを降りた瞬間、セオム(バイタク)のおっちゃん達がわーっっと寄ってくるため、交渉の自信がある方はそちらをどうぞ。目的地によっては決まった料金で行ってくれるみたい。例として、ラックザーフェリーターミナルまでは6万ドン。
バスターミナルから「Hòa Bình Rạch Giá Resort」までの距離は約7km、Grab Carの運賃は約12万ドンでした。なお、バスターミナル使用料の5,000ドンが別途課金されます。
「Hòa Bình Rạch Giá Resort」に到着
「Hòa Bình Rạch Giá Resort」に到着しました。ラックザー運河と海のすぐそばという好立地に位置します。客室は80室を備え、ホテルの規模としてはなかなか。文化スポーツ観光省より4つ星ホテルとしての認定も受けているとのことです。
ホテルは芝生やヤシの木などの緑に溢れており、日中であっても涼しく快適。同じ敷地内には会議場が併設されており、この日は結婚披露宴の真っ最中でした。
レセプションはこちら。到着したのは12時半頃で、チェックイン時間の14時よりも早く着いてしまったのですが、部屋に案内してもらえました。
「Hòa Bình Rạch Giá Resort」のお部屋・料金
今回予約したお部屋は「Superior Double Room with Garden View」。Trip.comで予約し、1泊あたり約105万ドンでした(≒6,500円)。朝食は宿泊料金に含まれています。
2004年オープンということもあり少し年季を感じるのと、ラグジュアリー感みたいなものはあまり無いですが、清潔感はあるかな、と。
シャワーの水圧は問題ないですが、時間帯によってはお湯が中々出なかったです。古いホテルあるあるですが、シャワー位置は動かせず。ボディソープやシャンプー・コンディショナーは、旅行用のものを持参する方が良いかな?
少し古めのホテルながら、コンセントの数が多いのは◎。スマホが普及する前の時代に建てられたホテルだと、コンセントの数が少なかったり変な位置にあったりで不便なことがままありますが、こちらのお部屋はそんなことありませんでした。
バスローブの備え付けは無し。寝間着を持参しましょう。
Wi-Fiの速度は、まあ及第点。
「Hòa Bình Rạch Giá Resort」の設備
レセプションの奥にプールがあります。幼児向けの浅いプールもあり。
2階にはジムと、(なぜか)ビリヤード場が。ジムは、軽い有酸素運動くらいなら出来そう。
「Hòa Bình Rạch Giá Resort」の朝食ビュッフェ
前述の通り、宿泊料金に朝食代も含まれています。会場はこちらのレストラン。
アジアンリゾート感漂う、円錐型の屋根が特徴的。ノンラーをイメージした…のだろうか。
料理は基本的にベトナム人向けというか、あまり国際色のあるラインナップでは無いかな。「食べたいものが無い!」ということは無かったですが。
「Hòa Bình Rạch Giá Resort」の周辺環境
こちらのホテルを推す理由として、周囲に商業施設が集まっており何かと便利である、というのが一つあるかな、と。
まず、ホテルを出て徒歩3分の距離に「Vincom Plaza」があります。スーパー「WinMart」やコスメショップ(日本のドラッグストアから薬だけ除いたような店)の「MEDiCARE」など。
あと私の場合、着替えが足りず服を買い足す必要が生じてしまったのですが、地場系のシンプルブランド「NINOMAXX Concept」が入っており助かりました。
ホテルから歩いて5分の場所には、いわゆるハイパーマーケットと呼ばれるタイ資本の大型スーパー「MM Mega Market」がありますよ。
さらにホテルから7分も歩けば、商業施設「ZONE C」があります。かつて「BIG C」の名称で展開していたタイ系スーパー「GO!」や、Vincom Plaza同様「MEDiCARE」が入っています。その他、ロッテリアやKFCなどのファストフード店も。
ということで、何か忘れ物をしたりしても、ベトナム国内で広く入手できるものであれば問題無く買い足すことが出来ます。
ちなみに「Hòa Bình Rạch Giá Resort」のすぐ近くにも眺めの良さそうな高層ホテルがあるのですが、口コミを見る限り散々でした。安旅行とかでなければ、一定以上のグレードのホテルに泊まることをお勧めします。