ベトナムのショッピングモールへ行くと、日本同様にゲームセンターがあります。
私はゲームをしなくなって久しいのですが、ゲーセンにある音ゲー(音楽ゲーム)だけは、社会人になって以降もたまにプレイしていました。「ベトナムでも音ゲーってあるのかなー」と思ってゲーセンを覗いてみると、意外と色々ある!
ということで、本記事では私がベトナム・ホーチミン生活で発見した音ゲーをひたすら紹介します。
ベトナム駐在が決まった音ゲーマー、海外行脚をしたい旅行者、日本には無い珍しい音ゲーを遊んでみたい人たちの参考になれば幸いです。記事の後半にはホーチミン市内のゲーセン情報を掲載!
ベトナムのゲーセンでの遊び方
ベトナムに限らず他の国でも同様であることが多いですが、ゲームを遊ぶ際はトークン(専用硬貨)を購入します。例としてこちらのゲーセンでは、トークン2枚=10,000ドン。1プレイにトークンが何枚必要かは、ゲームによって異なるようです。
一方、ゲーセンによっては、専用のICカードを購入し、そちらにチャージをしてゲームをプレイする…というシステムのところもあります。
上記のカードはホーチミン市に複数店舗を展開する「Làng Xì Trum」のメンバーシップカードで、各ゲーム機の筐体に組み込まれた端末にカードを差し込み、事前にチャージしたトークンを消費することでゲームを遊ぶことができます。150,000ドンで購入したところ、トークンを「33」チャージした状態でカードを手渡されました。「Hung Vuong Plaza」店で購入したところ、英語を話す店員さんが使い方等説明してくれましたよ。
アミューズメントICカードについて
音ゲーによっては、自身のプレイデータなどを保存するためのICカードが必要となります。以下の4社については規格が統一されているため、どれか1枚を持っていればOKです。
- KONAMI:e-amusument pass
- SEGA:Aime
- BANDAI NAMCO:Bandai Namco Passport
- TAITO:NESiCA
日本でプレイしていた方はカードをお持ちだと思いますが、うっかり置いてきてしまった等の理由からベトナムで新しくカードを作りたい場合、どうすればよいか。
「Aime」については、販売されていることを確認しました。SEGAの音ゲーが稼働しているゲーセンであれば、手に入る可能性が高いと思います。
上記は「AEON MALL Tân Phú Celadon(イオンモールタンフーセラドン) 」内の「DREAM GAMES」にて、120,000ドンで購入しました。(キャッシュレス決済は受け付けてもらえず、現金のみ)
BEMANIシリーズについて
先にお伝えしておくと、音ゲーの中でもBEMANIシリーズ(KONAMIの音ゲー)はベトナムでは稼働していないようです。もしベトナムでの目撃情報があれば是非情報提供をお願いします…。
Facebookを見るとベトナム人のBEMANIファンコミュニティもあるみたいなので、是非稼働してほしいのですが…難しいのだろうか。韓国の代理店(UNIANA)経由でいけそうと思ってしまうのだけど。
まあそんなわけなので、BEMANIシリーズをプレーしたいベトナム在住者は、タイ・バンコクまで行く他ありません。空の旅なら片道90分なので、週末にちょっとお出かけする感覚で行くことができます。出国と入国にかかる時間?それは、まあ、うん…。
【随時更新】稼働している音ゲー
太鼓の達人
オンライン稼働しており、現在は「ニジイロVer.」が稼働中。
太鼓之達人12 亞洲版
中華圏向け『太鼓の達人』の最終ナンバリングバージョン。詳細は非公式wikiの内容をご参照。
太鼓の達人13
2009年から2010年にかけて稼働していたバージョン。明らかに日本から持ってきた感漂う、年季のある筐体です。
maimaiでらっくす
新筐体がオンライン稼働中。カメラをセッティングしてプレイの様子を録画するなど、熱心なプレイヤーを良く見かけます。
maimai FiNALE
旧筐体のmaimai。オンラインサービス終了済みのため、EVENT MODEで稼働しています。
CHUNITHM
オンライン稼働で現在は「Luminous」が稼働中。maimaiよりも筐体を見かける頻度は低めですが、時折上級プレイヤーの姿も。
Pump It Up
『Dance Dance Revolution』フォロワーでありながら世界的にはDDRのシェアを上回る韓国製音ゲー。オンラインで稼働しており、現在は「Phoenix 2024」が稼働中。こちらも熱心なプレイヤーをよく見る。
DANZ BASE
偽『DanceEvolution』。台湾製の音ゲーであり、後述するパクリゲーと比べると、日本での知名度は比較的高い…と勝手に思っています。
DANCE CUBE2
偽『maimai』。maimaiと違い、そもそもタッチスクリーンでは無い。中国製。
DANCE SUPER STATION
偽『Pump It Up』。パクリのパクリとか、これもう分かんない。おそらく中国製。
JAZZ HEROⅡ
偽『DrumMania』。簡体字が一瞬見えたので、中国製。本家と比較すると、フットペダルは1つしかありません。
実際のドラム譜に基づくプレイ画面。難易度高くない!?
見慣れたプレイ画面もあります。いや、あってはいけないんだけども。なんにせよ、2つのモードがあるということかな。
DANCE CENTRAL3
Xbox360向けに発売された同名のゲームのアーケード版…みたいなのですが、Wikipediaや公式サイトを見てもアーケード版への言及が無いのですよね…なんだこれ。
『Dance Evolution』っぽいですが、歴史的にはこちらの方が先みたいです。
DANCE BATTLE
偽『DANCERUSH STARDOM』。言い逃れ不可能なインターフェースです。ぱっと見、本家よりも筐体が豪華なのがなんとも言えない。
DANCE LIVE
偽『DANCERUSH STARDOM』その2。中国・広州にある「SEALY(希力动漫)」という企業が作っているらしい。どういうわけかJ-POPが収録されていることにも注目(左右のモニタで『独りんぼエンヴィー』のMVが流れていますね)。権利関係はどうなってるんだ…。
Grand PIANO KEYS
巨大な鍵盤を操作する、ピアノを模した(全然見えないけど)音ゲー。2人プレイが可能らしい。『ノスタルジア』のでっかい版…?