変化の激しいホーチミン市において、穏やかな時間を提供してくれる路地裏カフェ。今回は、市内中心部からもアクセスが容易ながらも隠れ家のような静けさの中にあるカフェをご紹介。本記事では、ホーチミン市旧3区のカフェ「Tiệm cà phê Mơ」をご紹介します。
「Tiệm cà phê Mơ」の場所・外観

やって来たのは、ホーチミン市旧3区(現・バンコー (Bàn Cờ) 街区)・カオタン (Cao Thắng) 通り。交通量が多く、大型チェーンをはじめとする飲食店が立ち並ぶ賑やかな通りです。
いや、ホントはこの近くに日本風プリンを出すカフェがオープンしたというから行ってみたら開いておらず…。お店のインスタを見てもアナウンスが無いから尋ねてみたところ「事情があって今日はオープンが遅れます。今度20%OFFするから!」と返信があったのだけど、そういうことじゃなくてだな…。まあ、なんだかんだで後日再訪する可能性が高いですが。


話は戻り、「Tiệm cà phê Mơ」が位置するのはカオタン通りから一本入った場所。どきどきしながら足を踏み入れると、周辺には民家が並びさっきまでの喧騒が嘘のよう。お店はその奥深くに隠れるように佇んでいます。

ということでこちらが「Tiệm cà phê Mơ」。温かみのある、レトロでナチュラルなデザインが施された外観にきゅんきゅんしますね。ミントグリーンのクラシカルな扉や窓枠が強くノスタルジックな印象を与える。

格子窓にはガラスの風鈴が吊るされており、微風に揺れるそのさまが涼しげで情緒を醸し出します。
「Tiệm cà phê Mơ」の店内・雰囲気

開けっ放しの扉を過ぎ足を踏み入れると、店内は複数のエリアに分かれたユニークな空間構成となってました。全体的にはくすんだグリーンとクリーム色のツートンカラーがベースになっており、落ち着いたヴィンテージ調の空気。隠れ家のような雰囲気を引き立てます。

部屋と部屋を繋ぐ開口部はレンガを露出させたままくり抜いたような大胆デザイン。独特で目を引く一方、開放感も生み出します。


客席やインテリアのディテールも、温かみのあるアイテムがセレクトされています。ブラウンの革張りソファとローテーブルに、広々としたダイニングテーブル。

奥は緑豊かな中庭スペースが広がっています。ポトスなどの青々としたグリーンが豊かに茂り、とってもナチュラル。無骨な鉄製階段がまたアクセントになっており、静かな屋外の空気を感じながら過ごすことができます。
「Tiệm cà phê Mơ」のメニュー・実食




「Tiệm cà phê Mơ」のメニューはこちら。定番ベトナムコーヒーから、桃やオレンジを合わせたコールドブリュー、各種ミルクティー、ほうじ茶ラテなど。特にお茶のメニューには、グアバやライチ、スイカ、マンゴー、オレンジといったフルーツティーが充実。すっかり定番の抹茶もあるよ。


フードとしては、クロワッサンやシナモンロールなどのペイストリーが用意されており、カウンター横のショーケース内に個包装の状態で陳列。

「Trà ổi(グアバティー)」50,000ドンと、「Cinnamon roll(シナモンロール)」48,000ドン。

グアバティーは鮮やかなピンクと赤のグラデーションが美しい。生のグアバをカットしてトップにあしらうなど、手間が感じられます。甘さはそこそこに爽快感があり、ホーチミンの暑い気候の中で喉を潤すのにぴったりの味わい。


一緒に注文したシナモンロールは…リベイクして提供されましたが、ラップにくるまれていたこともあってか、しっとりというよりしんなり食感。そしてカップの中の記事は何故かラスクのようなザクザク食感。ただ、このチープさがむしろ、昔ながらのパン屋さんのパンって感じで何故だか愛おしい。嫌いじゃないわ!

なお、店内にエアコンはありません(シーリングファンと扇風機はある)。日中、それもこの雨季の時期は流石に暑い。カラッと晴れた乾季の日の朝なんかに訪れたいですな。

