ベトナムの路地裏(ヘム)はワクワクの宝庫。表通りの喧騒からは想像がつかないような静寂と独自の美学を持つ空間が潜んでいます。
本記事では、ホーチミン市旧5区西端の路地に位置するカフェ「Connect Saigon Cafe」をご紹介。知名度の高い、ローカル人気を誇るカフェですよ!
「Connect Saigon Cafe」の場所・雰囲気

やって来ました、チョクアン街区(旧5区)・グエンビエウ (Nguyễn Biểu) 通り。旧1区の南西部と隣接するエリアであり、旧5区内と言えど中心部からは比較的近い。在住者であれば食べ歩き目的などで割と訪れるエリアじゃないかしら。
大通りから一歩足を踏み入れると、そこには広がるのはベトナム特有の路地裏のセカイ。大量の靴下や婦人向け日よけ服が売られている光景、積み上げられた段ボール、そして人々の生活動線としての細い道。

そんな中に、突如としてConnect Saigon Cafeのようなモダンな空間が現れるものだからびっくり。外観は深い色味のウッドフレームと大きなガラス面で構成されており、無機質な壁面の中で存在感を放っています。

店先に置かれたアウトドア用のキャンピングチェア。路地の風景を眺め、街の呼吸を間近で感じながらチェアリングできちゃう特等席。

…ちなみに、お店を訪れたのは朝8:45くらいだったのですが、バリバリ準備中の状態でした。Googleマップでは7:30オープン、お店のインスタでは8:00オープンとなっていたのだが。まま、ええわ(投げやり)。

テラス席も良きですが、店内に入ると、しっとりと落ち着いた空気に包まれます。

壁一面に整然と並べられたアナログレコードや、今では目にしなくなったブラウン管テレビ、そしてヴィンテージの大型カメラ。最近のトレンドの例に漏れず、レトロ趣味で固められた内装です。こういうの大好き!

一方で、隅に置かれたアニメフィギュア。これらの相反する要素を、ウッド調のインテリアと温かみのある間接照明がそれらを包み込み、不思議と統一感のある空間に仕上がってる…かも?
「Connect Saigon Cafe」のメニュー


「Connect Saigon Cafe」のメニューはこちら。価格帯は40,000〜65,000ドンほどと良心的。
目を引くのは、フルーツやハーブを組み合わせたシグネチャードリンクの数々。コーヒーにレモンやバナナを合わせたり、パンダンリーフで香りをつけたりと、意外な組み合わせを提案。サングラス姿でコーヒーを嗜む猫ちゃんのイラストもかわいい〜(笑顔)。
席に着くと小さなやかんで冷たい蓮茶が提供されます。セルフサービスではなくお店の人がお茶を出してくれるのは、路上カフェならではのスタイル。

今回は「Trà đào(ピーチティー)」を注文。価格は60,000ドンです。深い琥珀色のティーの中には桃の果肉がたっぷり。その上にはドライシトラスと、鮮やかな緑のパンダンリーフが添えられており、掴みはばっちり。
紅茶の濃ゆい風味が広がり、その後に桃の甘みが追いかけてくるカンジ。パンダンリーフのほのかなバニラのような香りもまた、南国らしいエキゾチックな余韻を与えてくれます。

ローカルな生活とモダンなデザイン、ヴィンテージの静謐さとサブカルチャーの躍動感、街の喧騒と静かな時間…「Connect Saigon Cafe」という店名が示す通り、様々な要素を繋ぐ場所なのだった。

