運河の風と光に包まれて…レトロモダンな空間で過ごす休日*Trap Space@タインミータイ街区

カフェ

日々進化を続けるホーチミン市のカフェシーン。新しいお店ができると聞けば足を運びたくなるのが在住者の性である。

場所は旧ビンタイン区。近代的な高層ビルと、昔ながらのローカルな生活が交差するエリアにひっそりとオープンしたリバーサイドカフェ「Trap Space」をご紹介します。

Sponsored Link

「Trap Space」の場所・外観

やって来ました、グエンフーカン (Nguyễn Hữu Cảnh) 通り。今いる場所は、第二の日本人街であるファンビッチャン (Phạm Viết Chánh) 通りに入る路地のちょうど向かいである…と言えば分かる人も多いでしょうか。

そこから一本路地(ヘム)に入り、さらに奥へと進んでいきます。背後にはVinhome Golden Riverなどの近代的な摩天楼がそびえ立っていますが、お店の周辺は驚くほど静か。

目の前には穏やかな運河が流れ、近所の子供たちが遊んでいたり、木陰でおじさんたちが釣りに興じていたりと、ゆったりとしたローカルの時間が流れています。

…が、公道をバトミントンコートに変えてしまうのはどうなんだ…!?

とまあ、そんな風景の中に現れるのが、ラフなテクスチャーの白壁が印象的な建物です。建物全体がカフェというわけではなく、1階には別のカフェ、3階にはサウナバー(日系)が入居しており、「Trap Space」はその2階に位置。

建物の外壁を這うように設置された、オレンジブラウンの鉄骨階段。真っ白な壁と、無骨な鉄のコントラストがとってもフォトジェニックですね。まるで秘密基地へと向かうようなワクワク感を演出してくれます。

階段の入り口には、鮮やかなブルーのアクリル看板と、ゆる可愛いオリジナルキャラクターがお出迎え。入店する前から感じるキラリと光るセンス。

「Trap Space」の内装・雰囲気

店内に一歩足を踏み入れると、そこには外観の無骨さとはまた違った、開放的で温かみのある空間が広がっていました。

リバーサイド側に大きく取られた窓からの景色に圧倒。床から天井近くまである大きなガラス窓からは、運河沿いの瑞々しい緑と、木漏れ日がたっぷりと降り注ぎます。外とのつながりを強く感じられる贅沢な設計になっています。

インテリアのテーマは、モダンでありながらどこか懐かしさを感じるミッドセンチュリーテイスト。

OSB合板のナチュラルな質感をベースに、鮮やかなオレンジのソファや、ブルーのベンチシート、木製のシェルチェアなどが配置された店内奥の席。色使いはカラフルですが、全体的にトーンが統一されているため、派手さはなく、むしろ落ち着く雰囲気。

…なお、写真を撮ろうと思って朝8時に訪問したところ、店内がインフルエンサー集団(7人)に占拠されておりました。全員同じグループなのかと思いきや2名・2名・3名の3組。

ということで殆ど撮れ高ナシ。インフルエンサーマーケティングの必要性は分かるのですが、そういうのって営業時間外か、プレオープン時にやるものだと思ってたよ…。

ついでに私も撮られてました。ふぁ◯く!

あとは、客席をガッツリ使って店内の飾りづくりをされていたのですが…座席は多くないのだし、バックヤードでやったほうが。

ということで後日、オープン直後の朝7時40分に再訪…したのですが、2組に先を越されており、1等席に座ることは叶わず。泣きました。

「Trap Space」のメニュー

「Trap Space」のメニューはこちら。

力を入れているのが「MATCHA(抹茶)」と「JAPANESE TEA(日本茶)」のセクション。

通常の抹茶ラテだけでなく、ココナッツやストロベリーと合わせたアレンジメニューが豊富に揃います。さらに「OTHER」の欄には、「HOUJICHA(ほうじ茶)」や「WAKOUCHA(和紅茶)」の文字まで。

コーヒーも負けていません。「SPECIALTY BEAN」として、エチオピアやコスタリカなど、産地や精製方法にまでこだわった豆が用意されており、コーヒー好きも満足できるラインナップ。

そして、フードやドリンクのあちこちに登場するのが「バナナプディング」。「飲むプリン」のようなドリンクや、デザートとしての提供もあるようで、甘党としては気になる。

あとは、ラテ系メニューにおけるミルクのカスタマイズ・オプションもチェック。なお、「デフォルトがオーツミルクで、牛乳に変えるには5,000ドン出さないといけない」というアホな勘違いをしてしまったことはナイショ。いやあ、説明してもらったんだけどちゃんと理解できなくて…(言い訳)。

  • Meiji 4.3(特濃ミルク):+5,000ドン
  • OATLY(オーツミルク):+10,000ドン
  • OATSIDE(オーツミルク):Free(無料)

実食

Matcha Latte65,000ドン。5,000ドンを追加してミルクを「Meiji」に変更しています。それと、「Croissant60,000ドン

鮮やかな抹茶の緑と、ミルクの白がきれいに分かれた美しい2層構造。抹茶は価格相応に日本のものを使用していると思われ、苦味と旨味のバランスが取れた良質なもの。

ミルクを変更したおかげで、口当たりが非常にクリーミーでコクがあります。流石俺たちの明治。

クロワッサン。ナイフを入れると「サクッ」と心地よい音が響きます。で、これが大変美味でした!

断面の層も美しく、外はパリパリ、中はしっとりと空気を含んだ理想的な焼き加減。噛むたびにバターの芳醇な香りが口いっぱいに広がり、シンプルながらも満足度の高い一品。カフェのペイストリーとしては少しお値段が張りますが、それだけのクオリティはあります。

Houjicha Latte65,000ドン。こちらもミルクを「Meiji」に変更しています。

日本では以前からほうじ茶が人気だと思いますが、昨今はベトナムにもそれが波及。高価格帯のプレミアムなカフェではメニューに加えているところが多いです。

口に含んだ瞬間、焙煎によるアロマが鼻に抜け、思わず息をついてしまう癒やしの味。ミルクのコクとほうじ茶の香ばしさが合わさり、まるで上質な和風ミルクティーのよう。

「Trap Space」の店舗情報

旧ビンタイン区のカフェ「Trap Space」をご紹介しました。前述の日本人街・ファンビッチャンからも徒歩圏内です(下道を通って回り道をすれば、グエンフーカン通りを横切らずともアクセス可能)。

なお、この隠れ家的立地からは想像も出来ないほどに大人気ぶり。なんせ、午前9時を回る頃にはすでに満席に近い状態になっており、その後も客足は途絶えることはありませんでした。

まあ、もし満席でも、テイクアウトして目の前の運河沿いを散歩するのも気持ちが良いかもしれませんわね。

お店の名前 Trap Space
住   所 12/67 Nguyễn Hữu Cảnh, Thạnh Mỹ Tây, Hồ Chí Minh
営 業 時 間 07:30 〜 20:30
Instagram

インスタやってます