ベトナムの南中部沿岸・ニントゥアン省(Ninh Thuận)の省都であるファンラン=タップチャム市(Phan Rang-Tháp Chàm、以下ファンラン)に来ています。
同じく南中部に位置するニャチャン市と比較するとまだまだ開発途上の街ですが、それでも中心部には人が集まり、レストランやカフェが軒を連ねています。
今回はファンランの中心部にあるカフェ「Mono Café」をご紹介します。
「Mono Café」の雰囲気
「Mono Café」が位置するのは、ファンラン中心部のゴギアトゥ (Ng. Gia Tự) 通り。この辺りは飲食店をはじめとした多くの店が立ち並ぶほか、近くの4月16日公園は夜になると周囲が歩行者天国になるなど、散策して楽しいエリアです。
「Mono Café」の外観は、なかなかの大箱です。都会でないからこそ実現できる広々とした空間づくり。
店内に足を踏み入れると、深い暗褐色の木目を基調とした引き締まった雰囲気の空間が広がります。
と、言っても決して重厚なだけではなく、緑をふんだんに取り入れることで殺風景にならない工夫が。こちらはテラス席です。
店内には2階席もあります。カウンターで注文を済ませ、上がってみることに。ちなみにお会計は後払いです。ベトナムのカフェとしては珍しいシステム。
2階も座席数はじゅうぶんで、窓から覗く緑が爽やか。ただ、1階もそうなのですが、エアコンが無い。その分何台もの扇風機がフル稼働しているものの、やはりエアコンに比べると…なので、涼をとる目的でこちらのカフェを訪れるのはおすすめできないかもしれない。
そういえば、ベトナムの地方では未だに「Air-conditioned」、つまりエアコン完備であることが店にとってのステータスなのだと聞いたことがあるな…。
そうそう、2階にもテラス席があります。帰り際に撮影したので、ちょっと暗いですが。
「Mono Café」のメニュー
「Mono Café」のメニューはこちら。ベトナム語のメニューと英語のメニューの2種類を備えており、気配りが光る。何より驚くのはその金額の安さ。肌感で、ホーチミン市で同規模のカフェの6割〜7割くらいの価格じゃなかろうか。
「Mono Café」のメニューを実食
「Pandan Latte」38,000ドン。東南アジアではポピュラーなハーブでもあるパンダンリーフのエキスを使用したカフェラテです。もっと緑緑しているかと思ったけど、そんなことは無かった。パンダン特有の、バニラのような甘い香りが感じられました。
「Choco Banana Waffles」39,000ドン。そこまでこんもりとトッピングが盛り付けられているわけではないですが、お洒落カフェで出されるメニューであることを考えると冗談みたいな金額です。ワッフル、この半分のサイズでもいいよ…?
ところで、このフォークとスプーン、すごい独特の形じゃない?初めて見たかも。
乗せました。
切りました。
食べて思ったのは、このワッフル、サクッと非常に軽快。一人で食べるには大きいと考えていましたが、スナック菓子でも食べているかのような感覚で一口、また一口と食べ進められてしまう…
誇張無しで、気が付いたらワッフルが無くなっていました。どういうこと…?(食べたからです)
カフェで写真撮影に勤しむ若い女の子たちを見て、ファンランで暮らす若者は普段どんな生活を送っているのだろうとふと考えました。どういう仕事に就いているのか、休みの日は何をして過ごしているものなのか、ちょっと気になる。
意外とフリーランス or フルリモートの仕事で、PC1本で食べていけます!だったりするのだろうか。ちなみに最近ベトナムでは、フルリモートさせろ vs 出社しろ論争が盛り上がっています。
夕方になると、店内のライトが点灯。より温かな雰囲気になりました。
全然、2階に客来ないなーと思ってたけど、みなさん1階のテラス席がお気に入りのようですね。
まとめ&「Mono Café」の店舗情報
ファンランの中心部にあるカフェ「Mono Café」をご紹介しました。
エアコンこそ無いものの、良いカフェでした。「ぱっと見はお洒落だけど、よく見ると粗が…」なーんてこともなく、洗練された雰囲気だったと思います。メニューの豊富さ&価格の安さも◎。
余談ですが、「Mono Café」の傍に日本製品を売るお店がありました。日系どころか外資の小売店自体無さそうな地域ですが、金に糸目をつけなければ一応日本のものが買えそうです。