2024年6月から必須。ベトナムで運転免許を切り替えるための健康診断を、ホーチミン市で受けました

ベトナム生活情報

日本で取得した二輪免許を、ベトナムの免許に切り替え(書き換え)ようとしています。

免許切替であれば、有効期限は最長2年ではあるものの、試験の受験等は不要であり、所定の手続きを踏むだけで切り替えることが可能です。

日本の免許の有効期限か、TRCの有効期限、いずれか短いほうが切り替えた免許の有効期限となります。TRCの期間が2年なので、最長2年というのはそういうことです。

しかしながら、2024年6より、ベトナム国外で発行された運転免許の切り替えにあたっては運輸局指定病院で受けた健康診断結果の提出が必須となりました。

このことに言及した日本語の情報があまり見当たらない。英語のページを見ても情報が古いものが多く、ほとんど記載がありません。記載があっても、「四輪免許の切り替えには健康診断が必要だが、二輪の切り替えの場合は不要」と書かれていたり書かれていなかったり。

実際の運輸局での掲示を見る限り、「四輪の場合だけ必要」と読み取れます。

ただ、四輪と二輪の両方の免許を持っている場合に「切り替えるのは二輪だけでいいので健康診断は免除してください」というのがまかり通るかどうかが不明であるため、やはり事前に健康診断を受けておくのが安牌と思われます。

ベトナムの運転免許にはいくつか区分がありますが、とりあえず在住者に関係しそうなものは「A1(50cc以上175cc未満の二輪車)」と「B1(3.5t未満の四輪車)」の2種類。

私の場合、二輪免許(A1)が手に入ればそれで良いのですが、念には念を入れて健康診断を受診した上で切り替えの手続きに行くことにしました。

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健康診断の持ち物について

まずは、健康診断に必要な持ち物は以下の通り。これに加えて、日本の運転免許や翻訳・公証済書類があるとさらに安心かと思います(免許の翻訳については後日記事にします)。

  • パスポート
  • TRC(※念のため)
  • 3×4cmの顔写真:2枚
  • 300,000ドン(健康診断費用)

運輸局指定病院の場所(ホーチミン市)

施設の名前 Bệnh Viện Giao Thông Vận Tải TP.HCM – Phòng Khám Đa khoa 136
住   所 136 Đ. Cách Mạng Tháng 8, Phường 10, Quận 3, Hồ Chí Minh
診 療 時 間 07:30~16:30(※平日のみ)

やって来たのは、ホーチミン市3区・カックマンタンタム (Cách Mạng Tháng 8) 通り沿いにある「Bệnh Viện Giao Thông Vận Tải TP.HCM – Phòng Khám Đa khoa 136(ホーチミン市交通病院・136番診療所)」。

他にも指定の病院は存在するようですが、こちらは免許切替のために訪れることとなる交通運輸局から最寄の病院となります(徒歩5分ほど)。

健康診断を受けよう

①受付

まずは受付。建物から向かって右側のカウンターに赤いカゴがあります。こちらにパスポートを入れ、名前が呼ばれるのを待ちましょう。私はTRCも挟んで提出しました。

名前を呼ばれたら、運転免許取得のための健康診断を受けたい旨を伝えます。担当者にもよりますが、簡単な英語であればお互いに意思疎通できそうです。なお、ここで3×4cmの顔写真2枚提出する必要があります。事前に準備しておきましょう。

②支払い

次は支払い。建物から向かって左側にある会計課で、料金を先払いします。金額は300,000ドン

レシートを貰ったら、再度受付に戻り、このレシートを赤いカゴに提出。

③問診票記入

次は問診票(2枚)への記入です。入り口に記入スペースがあります。

…が、内容は全てベトナム語。Google先生助けて!

近くにいた、係のおじさんの助けも借りつつ何とか記入。「Đề nghị khám sức khỏe để lái xe hạng」は「健康診断が求められている運転免許区分」ということで、切り替えしたい免許のクラスを記入すれば良いようです。そして今写真を見て、性別の記入を忘れていたことに気が付いた…。

質問は、健康診断によくある内容。問題なければ全て「Không(いいえ)」にチェックだ。

裏面の記入も忘れずに。当日の日付とサイン・フルネームを記載したら、これを受付の赤いカゴに提出。

④健康診断

ここから健康診断。受付で、英語で健康診断の流れが書かれた紙が渡されるので、これに沿って受けていきます。

問診

まずは「Internal Medicine Department」での問診。入り口の青いカゴに問診票を提出し、名前が呼ばれるのを待ちます。

問診は「痛むところはありますか?」「薬は服用していますか?」の2点のみという、至極形式的なもの。傍らに血圧器がありましたが、特に測定はされず。

尿検査

お次は尿検査。3階(日本の4階)に上がり、「Laboratory」に書類を提出して検尿カップを受け取ります。

検尿が終わったら、こちらの「PHÒNG TRẢ KẾT QUẢ XÉT NGHIỆM」にあるカゴにカップを置いておきます。おそらく、薬物が検出されないかどうかの検査をする目的かな?

視力検査

お次はこちらの「Multi-Speciality Department」で、視力検査と色覚検査。うっかり眼鏡を忘れてあんまり見えなかったのですが、特にツッコまれず…。

運動機能の確認

最後の検査です。「General Surgery & Dermatology Clinic」で、現在受けている治療があるかどうかの問診と、運動機能の確認。これも形式的なものです。

全ての検査が終わったら、忘れず受付に戻りましょう。スタンプを押してもらったら、健康診断は終了。問診票2枚のうち1枚を持ち帰ります。

健康診断終了。いよいよ免許の切り替え申請へ

いやー、終わった終わった!所要時間は1時間〜1時間半ほどでした。

やっぱり、ワーパミ取得の健康診断や会社の健康診断で訪れる外国人向けのクリニックとは色々と違いましたね。形式的な健康診断であることは分かっていながらも、緊張しっぱなしでした。

このままぱーっと焼肉でも食べに行きたい気分ですが、本番はこれから。諸々の書類を持って、近くにある交通運輸局へと向かいます。

次回、「【令和最新版】ベトナムでバイクの免許を切り替える方法」(※仮題)へと続く…!