三色団子、焼きおにぎり、たこ焼き、焼きそば…。これ全て、ルーフトップバーのフードメニューなんです!
下戸でもバーを楽しみたい!をコンセプトにホーチミン市のルーフトップバーを訪れるシリーズ。今回取り上げるのは、ランドマーク81すぐそばという絶好のロケーションで、客自ら炭火でおにぎりを焼くこともできる個性派ルーフトップバー。ビンタイン区の「IRORI Japanese Bar」をご紹介します。
「IRORI Japanese Bar」への行き方
ビンタイン区・グエンフーカン (Nguyễn Hữu Cảnh) 通りを、ランドマーク81を横目に北上していきます。
「IRORI Japanese Bar」は、この路地の中にあるサービスアパートに入居しています。騒
音による苦情なんかは大丈夫なのだろうか…とか言うのは野暮ですかね。
こちらの「instahome」とある建物の最上階。なお、「IRORI Japanese Bar」がオープンしたのは2024年7月であり、まさに今月のこと。もともとは「Đi trốn Rooftop」という別のルーフトップバーがあったようです。
てっきり地下の駐輪場からエレベーターで上がるのかと思ったのですが、そうではなくレセプションの隣から最上階まで上がります。
エレベーターで最上階まで上がると、ザ・ひとん家という雰囲気でした。エレベーター横の階段から屋上に上がりましょう。
「IRORI Japanese Bar」の内装・雰囲気
「IRORI Japanese Bar」に入ると、日本語をお話になる女性の店員さん―おそらくマネージャーの方に、「いらっしゃいませ!」と出迎えていただきました。まさかの日本語対応可だった!
カウンター席と、いくつかのテーブル席を備える、決して大きくはないですが居心地の良いバー。ちなみにビニールの幕が下りているのは、この日小雨が降っていたから。
「IRORI」を店名に冠するだけあって、店内には囲炉裏が。まあ、この日は稼働していないようでしたが…
他の日本要素として、笹の葉と風鈴が。風鈴は時期的にぴったりだから良いとして、七夕はもう終わってしもうとるでな。
ランドマーク81の全貌…を望むことはできませんが、それでもVinhomes Central Parkのマンション群からにょきっと飛び出たタワーを間近で鑑賞することができます。
「IRORI Japanese Bar」のメニュー
「IRORI Japanese Bar」のメニューはこちらの4枚。注目すべきは、1枚目のフードメニュー。たこ焼き、団子、おにぎり、焼きそば…って、おおよそルーフトップバーのメニューじゃ無くない!?
そしてマネージャーさん曰く、「お客さん自身でおにぎりを焼くことができますよ」とのこと。まさかのエンタメ要素。これは…面白すぎる!注文確定です。
2枚目以降のメニューはドリンクメニュー。ウイスキーやウォッカ、カクテル各種のほか、日本酒や焼酎まで取り扱いますが、一方でノンアルコールの飲み物の種類は少なめ。モクテルとか無いですか?と聞くと、「まだ用意できていない」とのことでした。ソフトドリンクでもいいんだけど、安すぎて申し訳無いんだよな…。
と、言うわけで、弱めのカクテルを聞いて注文することにしました。おおよそ半年ぶりの飲酒です。
調子に乗って色々と注文してみました
まず提供されたのはミックスナッツ。あれ、頼んでないぞ…と思ったら、サービスとのこと。太っ腹すぎる!他のバーなら、25,000ドンくらい取ってもおかしくないクオリティ。
私が選んだカクテルは、「Midori Sour」100,000ドン。私からしたら十分強い酒ですが、ちびちび飲むことで何とか悪酔いはせずに済みました。
「Dango」40,000ドン。ルーフトップバーで三色団子食べたら面白いな…と思って注文してしまった。
既製品だとは思うのですが、提供前に加熱してくれたのか、食べてみるとほんのり温かく柔らかい。ちなみに5,000ドン足すとあんこが付けられます。粒あんなのかこしあんなのか、それが問題だ。
「Iroriyaki」40,000ドン。「Iroriyaki」って何ですか?と聞いたところ、「たこ焼きのたこ無しバージョンに、チョコかチーズをかけたもの」とのこと。
生地は分厚くて甘く、たこ焼きというよりはホットケーキをたこ焼き器で焼きましたという感じ。素朴ながら美味しいですね。
そうこうしているうちに、おにぎりを焼くための炭火が用意されました。
扇風機の風で酸素を与えるバーテンダーさん。力技すぎる…!
「自分でおにぎりを焼ける」と書きましたが、今回はマネージャーさんに焼いてもらうことに。味は味噌・醤油の二種類があるのですが、今回は味噌にしたわ?
そういえば気になっていたけど、ここのオーナーって日本人なのか…?聞いてみたところ、「日本人だけど今はベトナムに居ない」とのこと。月一くらいでベトナムに来るパターンかしら…。
香ばしい良い香りがしてきましたよー。
「Onigiri (Miso Sauce)」25,000ドン。手間がかかっているにも関わらず、安すぎる!
やっぱり出来立ての焼きおにぎりは最高ですわね。ほんのり甘い味噌が、白いご飯の美味しさを引き立てる…。
まとめ&「IRORI Japanese Bar」の店舗情報
ビンタイン区のルーフトップバー「IRORI Japanese Bar」をご紹介しました。
オープン間もないとはいえ、日本人にはまだまだ知られていないバー。各種SNSの投稿もベトナム語のみなので、日本人客はあまり意識していないのかな?ただ、求人を見るとマネージャー職は日本語必須だそうなので、今後日本人にアプローチしていくつもりなのかも。
何はともあれ、ルーフトップバーで団子やたこ焼きを食べたり、自分でおにぎりを焼いたりすることが出来るというのが良い意味で衝撃でした。今度は他のフードメニューも試してみたいナ〜。
それでは例によって、最後に下戸的評価をして終わりにしたいと思います。
雰囲気:★★★☆☆
ロケーションは良いが、店内は少し雑然としている&BGMが大きめ。もうちょっと雰囲気づくりは頑張れそう。
ノンアルコールメニューの充実度:★★☆☆☆
現状はあまり下戸に優しくないラインナップ。フルーツティーやイタリアンソーダ、モクテルなどが充実すると嬉しい。
フードメニューの充実度:★★★★☆
バーとは思えないラインナップ。野菜スティックや焼きそばがあるので、普通に食事が出来てしまいそう。価格も安い!