肉、喰らってますか!?海外で生活していると、ふとした瞬間に日本の焼肉が恋しくなることがあります。誰かと網を囲み、肉を頬張る幸せな団欒の時間は尊いもの。
そんな願いを叶えてくれるのが、2025年に日本からベトナム・ホーチミン市に進出した「あぶりや」。「ワンカルビ」を始めとする食べ放題チェーンが手掛けるプレミアム焼肉ブランドです。
“More Than Just a Meal(食事以上の体験)”をスローガンに掲げるこのお店。周りからその評判を聞いており、ずっと行きたいと思っていたのですがようやく訪れることができました。
本記事では、ホーチミン市・サイゴン街区(旧1区)に位置する焼肉食べ放題レストラン「あぶりや」をご紹介します。
「あぶりや」の場所・外観

やって来たのはホーチミン市中心部、サイゴン街区のグエンディンチュウ (Nguyễn Đình Chiểu) 通り。背の高い街路樹が並ぶ街並みが特徴で、ローカルな飲食店とモダンなビル群が共存する、ホーチミン市らしい光景。

そしてこちらが「あぶりや」。シルバーの垂直ルーバーが建物上部を覆う、都会的かつスタイリッシュなデザインです。

暗くなると「ABURIYA」の白いロゴが暗闇に浮かび上がり、その下には竹林をイメージした植栽がライトアップされ、静かな高級感を漂わせています。食べ放題チェーンとは思えぬ洗練された雰囲気。
「あぶりや」の店内・雰囲気

店内はこんなカンジ。壁面を彩るのは、エルメスとのコラボレーションでも知られる現代アーティスト・河原シンスケ氏が描き下ろした「雲の上のウサギ」。日本から雲に乗って、伝統や技術、そして「幸せな団らん」を運んできたというストーリーが込められているそう。

天井には外観とリンクする木のルーバーが走り、レンガの質感を活かした壁やガラスブロックが、シックな大人の雰囲気を演出。各テーブルはゆったりとしたBOX席になっており、プライベート感を保ちつつ食事を楽しむことができます。
また、2階・3階には、4名用から12名用まで多種多様な個室が用意されています。詳細は公式サイトを要チェック。

オーダーはタブレットで行います。ちょっと動作が不安定(カテゴリに一発でジャンプできなかったりエラー吐いたり)だったので、今後の改善に期待。
「あぶりや」のメニュー
「あぶりや」のメニュー構成は以下の4種類。全てのコースにおいて、身長130cm未満のお子様は半額、100cm未満は無料という設定。
- 厳選黒毛和牛・牛タン食べ放題コース(1,280,000ドン):黒毛和牛の霜降りを堪能できる最高級プラン。牛タンのバリエーションも豊富。
- 贅沢100品食べ放題コース(680,000ドン):あぶりや名物のステーキ肉や、伊勢たまごといただく「焼きすき」など、圧倒的なメニュー数を誇るコース。
- お手軽焼肉食べ放題コース(490,000ドン):基本の焼肉を押さえたプラン。ロース、カルビ、ホルモンに加え、豊富なサイドメニューやデザートまで楽しめます。
- ランチ食べ放題コース(380,000ドン):お手軽コースと同じ内容を、お昼からさらにお得に楽しめるプラン(L.O. 15:30)。
何が凄いって、これらのコース、時間制限が無いんですよね…。いつまでも居座れることになってしまいますが、良いんですか!?
まあ、焼肉食べ放題ってそんなに量は食べられないから、滞在時間は長くても90〜120分くらいだし、ドリンク注文で利益を上げるとは思うので、お店的には問題無いのだと思いますが…それにしても規格外。
「お手軽焼肉食べ放題コース」を体験

ということで今回注文したのは「お手軽焼肉食べ放題コース」。

まず驚いたのがお肉の瑞々しさ。肉のプロが店内で一枚一枚丁寧に「手切り」することにこだわっていると謳います。

食べ放題の肉って見た目からして赤黒く全然美味しそうじゃないイメージなのですが…確かに、提供されたロースやカルビは断面が美しく立っている。食べ放題でやっていいクオリティじゃ無いですよ(褒めてます)。

タレが絡んだ赤身肉を網に乗せると、炭火の熱で脂が溶け出し香ばしい煙が立ち上がります。

しかしながら空調も素晴らしく、全然匂いが籠もらない!高級焼肉店ならいざ知らず、食べ放題レストランでここまで気が配られているとは。

ホルモンやレバーの鮮度も良し。艶やかなレバーや、旨辛だれがしっかり揉み込まれたホルモンは、食べ放題であることを忘れさせる。

網は定期的に交換してもらえます。接客も大変感じが良く、「いらっしゃいませ」「失礼します」の発音があまりにもきれいだったため、日本語を解す店員さんなのかと思いきや、そうでは無かった…なんてことも(英語は皆さんお話しになります)。

私は酒飲みでは無いので、やはり肉には米を合わせ、ワンバウンドさせて喰らいたい。ツヤツヤに炊き上げられたベトナム産ジャポニカ米は最高のパートナーである。


チョレギサラダと包み野菜。野菜も見るからにキレイ。「ハイッッッ」と自己主張しているような、生き生きとした新鮮さがあります。

あと、絶対食べてほしいのが牛すじのどて煮。味染みっっ染みのこんにゃくとトロトロの牛すじ。これだけでメインが張れるほどの完成度ですよ…定食とかで出してもらえないだろうか。サイドメニューに伏兵ありでした(至言)。


ドリンクも、シロップを注いで作る映え映えなノンアルモヒートなど、目でも楽しめる仕掛けがあります。あと、同行者曰く「コークハイボールが濃くてうまい」とのこと。


最後は濃厚なバニラアイスや、つぶあんとわらび餅が添えられた抹茶アイスで締めくくり。和の余韻に浸りながら至福のディナーを終えました。

なお、周りを見ていると「贅沢100品食べ放題コース」を注文しているグループが殆どでした。みんな金持ってんね…。私も次は是非そちらを。

そして店内はいつの間にか満席。19時以降に訪れる場合は予約を推奨します(電話で可能)。
「あぶりや」の店舗情報
焼肉食べ放題レストラン「あぶりや」をご紹介しました。都会の中心にありながら、日本の焼肉文化と現代アート、そしておもてなしが融合した空間は心に刻まれること間違いなし。
49万ドンという価格&時間無制限で、質の高い肉と充実のサイドメニューを楽しめるお店はそう多くないでしょう。色んなシーンで活用できるお店だと思いました。

