ベトナム南部、海岸線と砂丘が織りなす景色が魅力のリゾート地「ムイネー」。ホーチミン市の喧騒から離れ、2泊3日でこの地を訪れました。
1泊目は先日記事にした「Lê Huỳnh Hotel」に宿泊。リゾート感は無いものの、周囲にはレストラン・マッサージ店・ツアー会社等々が集まる便利な割り切りホテルでした。
そして2泊目。海風と自然を求め、中心部から離れた郊外のリゾートホテルに移動しました。それが今回ご紹介する「Muine Bay Resort」。古代チャンパ王国の建築様式を取り入れたデザインと、静けさに包まれた広大な敷地が魅力のこちらのホテル。本記事でねっとりと解説しちゃいますよ。
「Muine Bay Resort」へのアクセス
「Muine Bay Resort」が位置するのは、ムイネーのメインストリート・グエンディンチエウ (Nguyễn Đình Chiểu) 通りからずーーーーーっと東に進んだ先にある漁村エリアを抜けた、南東に突き出た半島部分。喧騒から離れ、広大な敷地を持つホテルでホテルステイを満喫するのにピッタリのエリアです。
とは言え、車やバイクがあれば主要スポットへのアクセスも比較的容易。鮮やかな砂丘が広がる「レッド・サンド・デューン」までは約10分、浅い川を歩く体験が人気の「フェアリーストリーム」や活気ある漁村へも約15~20分でアクセス可能です。主要なレストランが集まるムイネーの中心街へは30~40分程度かな。
私はレンタルバイクで「Lê Huỳnh Hotel」から移動したわけですが、2026年7月時点、主要道路であるグエンディンチエウ (Nguyễn Đình Chiểu) 通りならびにそこから続くフイントゥックカン (Huỳnh Thúc Kháng) 通りはあちこちで工事中。舗装は剝がされてるわ、砂埃だらけだわで、こちらを通って移動することは避けるべき。ここは急がば回れで、北側のヴォーグエンザップ (Võ Nguyên Giáp) 通りを利用しましょう。
「Muine Bay Resort」へ到着

というわけで「Muine Bay Resort」に到着。まず目を奪われるのが、嘗てこの地に存在した古代チャンパ王国の建築意匠を着想源とした、モダンで情緒あふれるデザイン。エントランスに足を踏み入れると、美しいカーブを描くアーチ状の柱が整然と並ぶ開放的なオープンエアの空間が迎えてくれました。

奥行きのあるレセプションロビーには、重厚な木製チェアやローテーブルがゆったりと配置。壁面を大きく開け放った構造ですが、不思議と暑さを感じない。

水に浮かべた可憐なプルメリアの花や、チャンパ王国の遺跡をモチーフにしたと思われる素焼きのミニチュアが飾られており、到着した瞬間からこの土地ならではの歴史と文化を感じさせてくれますよ。


ロビーの先には石畳の広々とした屋外テラスが続き、視線はそのまま外の景色へ。テラスにはブーゲンビリアを植えた大きな鉢がいくつもあり、白を基調とした建物や青空に対して何とも鮮やかなアクセント。遠くには南国の緑と静かな海を臨むことができ、リゾートに到着した高揚感をぐっと高めてくれます。
「Muine Bay Resort」のお部屋

ヴィラタイプとビルディングタイプから成るこちらのホテルの客室。今回宿泊したのは、レセプションのあるメイン棟に位置する「Panorama Room」。宿泊日は日曜で、金額はTrip.comで1泊192万ドンでした。

客室の扉を開けると、白で統一された壁面に深みのあるダークブラウンの木製家具が映える、シックで落ち着いたインテリアが広がっていました。


ベッドのヘッドボードの背後にはチャンパ建築を思わせる階段状の意匠。その縁に沿って仕込まれた間接照明が温かみのある光を放ちます。折り上げ天井の周囲には幾何学模様があしらわれ、夜になると照明によって細部がなんとも美しく浮かび上がります。

バスルームとベッドルームの間は大きなガラス張りになってます。一人でよかった(強がり)!


水回りはスタイリッシュな質感。広々とした洗面台に、独立したバスタブ&可動式のシャワーブース。なお、お湯は出るのですが、しばらくお湯を出す→数秒だけ水になる→またお湯に戻る…という感じで、ちょっとストレス。中心部から離れてるし、こういったインフラ面はしょうがない部分もあるか。


客室の備品やアメニティはこんな感じ。シャンプーやボディソープのボトルで設置。アメニティも必要十分ですが、手洗い石鹸が無いのが気になった…。石鹸の置き場らしき小皿はあるのに。

ミニバーにはガラス瓶に入った無料のミネラルウォーターやお茶のセット、電気ケトルやスナック類が並びます。


クローゼット内には肌触りの良い薄手のバスローブが用意されているほか、ヘアドライヤーは風量の強いPanasonic製のものを採用。

お部屋の大きなガラス扉からバルコニーに出ると、広々とした空間。折り畳みチェアに座ってじっくりと海の景色を楽しめます。


バルコニーからは、手前に生い茂る青々とした緑と、その向こうに広がる海とのコントラストが一望できます。沖合に目をやると、いくつものカラフルな木造漁船が浮かぶ風景が見られます。情緒~。
「Muine Bay Resort」の設備


郊外に位置するリゾートホテルということもあり、敷地は広大。マップで言うところのB棟(CHAMPA BUILDING)しか探索できておりません。設備は、プールに、ビーチに、ジムに、テニスコートに、売店に…と、なんでもあり。カラオケルームまであり、昭和の巨大温泉旅館かと言いたくなります。


敷地の中央付近に位置するプールエリアには、鮮やかな青いタイルが印象的な大型のメインプールが設置。浅いキッズプールも併設されているため、家族連れでも安心して水遊びを楽しめます。

プールサイドにはサンベッドとパラソルのほか、芝生の上には白いカーテンが揺れる木製のカバナも。リゾート気分MAX。

プールエリアを抜けてさらに進むと、ホテル専用のプライベートビーチへ出ることができます。さすがに砂浜は手入れされておりキレイ。海は…まあ、うん。

プールのそばには「Mini Mart」という売店もあります…が、ラインナップはビミョー。やたらと酒が多いわりに清涼飲料水は無かったり。
「Muine Bay Resort」の朝食ビュッフェ

一日の始まりを彩る朝食。B棟に宿泊した場合、メインレストランである「Hoa Sứ Restaurant」でビュッフェ形式にて提供されます。




レストラン内は木の温もりを感じる落ち着いた内装で、チャンパ建築の格子柄を取り入れた柱や温かなペンダントライトが空間を優しく照らします。船の形を模した木製ビュッフェ台もインパクトがあり、見た目にも楽しい演出。
ラインナップはなかなか充実しており、ベトナムのローカルフードのみならず西洋風の定番朝食まで幅広く揃っています。


自作バインミーを作れたり、保温ケースの中にはバインセオやグリルチキン、ピザまであるなど、何を食べようか迷っちゃいますね。

食後のデザートやフルーツも南国リゾートらしい豪華さ。竹かごやトレイには、パッションフルーツ、バナナ、ドラゴンフルーツ、スイカ、グアバといったトロピカルフルーツが盛り盛り。

スイーツコーナーには、ベトナムの伝統的なモチモチとしたお菓子「Bánh tầng」や各種カップケーキ、ドーナツに加え、チョコレートファウンテンまで設置されており、子どもから大人まで楽しめる内容となっていますよ。

順番は前後しますが、ホテルのチェックイン時間(14時)を待つために昼食利用もしました。メニューはベトナム料理・洋食と一通り揃っていましたが…あまりパッとしなかったかも。おこもりホテルステイ時は昼食や夕食に利用してもいいと思いますが、せっかくだし外にシーフードとか食べに行く方が楽しめるかも。
「Muine Bay Resort」の施設情報

ムイネーのリゾートホテル「Muine Bay Resort」をご紹介しました。中心部から離れた落ち着いたロケーションで、豊かな自然とチャンパ文化の情緒を堪能できるホテルでした。
観光地を精力的に巡る旅行はもちろん、のんびりホテルステイしても良し。ムイネーで落ち着いた滞在先を探している方は選択肢としてどうぞ。


