ホーチミン市・タンソンニャット国際空港から約1時間の空の旅で辿り着く、歴史と自然が交差する島・コンダオ諸島(コンソン島)。
先日ご紹介したコンダオのレストラン「Beach House Con Dao」。実はもう一つ、系列店があるのです。
街外れに位置し、ダイナミックな山々を背に佇んでいた「Beach House」に対して、そちらの系列店は島の中心部に位置する素朴なレストラン。本記事では「An Ơi Cafe & Restaurant」をご紹介します。
「An Ơi Cafe & Restaurant」の場所

お店があるのは、島の中心部に位置しながらも静かなエリア。大きな街路樹が立ち並び、木漏れ日が心地よい穏やかな環境です。

そしてこちらが「An Ơi Cafe & Restaurant」。お店はトタン屋根を活かしたオープンな造りで、外からも中の活気が伝わってくる親しみやすい外観。テラス席が中心なので、ふらっと入りやすいですね。

訪れた時期はクリスマス直後のホリデーシーズンということもあり、ガーランドや小さなソックスでデコレーションされていました。クリスマスと正月、一緒に祝ったって良いじゃない。
看板を囲むグリーンたちが、背後の大きな樹木と相まって、森の中の小さな小屋のような雰囲気を醸し出しています。

ということでテラス席の様子。やっぱり欧米人(Caucasian)客しか居らず、アジア人、それも一人客というのは浮きまくりである。

印象的なのは、店内の壁面やホワイトボードをびっちりと埋め尽くすメッセージやイラストの数々。
ハンガリー、フランス、スペイン、イタリア…世界中から訪れた旅人たちの足跡が刻まれており、ここが島の人々と旅人が交差する場所であることを象徴しています。数は少ないけど、一応日本語もあったよ!!

屋内席の床には、ベトナムの古き良きお家を思わせるグリーンのセメントタイルが。オープンエアの造りは、通りを行き交う人々を眺めながら、島特有のゆったりとした風を感じるのに最適。

セルフサービスのお水コーナー。気兼ねなく滞在できる配慮がなされています。
「An Ơi Cafe & Restaurant」のメニュー

メニューの1ページ目には、このお店のストーリーが。
オーナーは2022年の夏に、娘と共にベトナム中部高原からこの島へ移住してきたそう。地元の文化センターでヨガのインストラクターも務めるオーナーは、訪れる人々が健康で、本当の自分に戻れるような場所を目指してこのお店を開いたそうな。







ということでメニューはこちら。朝7時から夜10時まで対応しており、ベジタリアンやグルテンフリーの要望にも細かく応えています。
- 自家製パン: 毎朝焼き上げる全粒粉パン。グルテンフリーの選択も可能。
- スムージー&デトックス: ナッツミルクやデーツを使用したスムージーボウルや、目的別のデトックスジュースが豊富。
- フュージョン&ローカル: 手作りピザやサラダ、地元のシーフードを使った玄米プレートなど、多国籍なラインナップ。
実食


「Savory pancake with corn, cheese, smoked sausage, bacon, fruits(セイボリーパンケーキ)」160,000ドン。パンケーキの傍らにはフレッシュフルーツが盛られており、彩り鮮やか。

パンケーキの生地には、チーズ・ベーコン・コーンなどが練り込まれいます。フォークを入れると中からチーズがとろりと溶け出し、スモークソーセージやベーコンの塩気とハーモニーを奏でる。

…まあ、家庭的なパンケーキと言ってしまえばそれまでなのだけど。でも、こういう素朴さに飢えるときもあるよね。

大晦日の夜。自家製だという全粒粉生地を使ったベジタリアンピザ「Roasted veggies」150,000ドンをいただきました。年越しピザですね(なんにも掛かっていない)。

完璧な円形ではないところに手作り感を感じる、クリスピーで香ばしい薄めのピザ生地。ロースト野菜の甘みもまた滋味深い。出来ればもっとソースとチーズを盛り盛りにしてくれたらもっと嬉しかったかも〜…なんて。
「An Ơi Cafe & Restaurant」の店舗情報
「An Ơi Cafe & Restaurant」をご紹介しました。
コンダオ島の精神的なゆとりを象徴するような場所。洗練されたビストロというよりは、家庭的なお料理がいただけます。
刺激は無くとも、オーナーの優しさが詰まった素朴な味付けの料理。長旅で疲れた体も心も、きっと内側から癒してくれる…かも?
コンダオを訪れた際は、こちらまで足を伸ばして、旅人の物語の一部になってみては。


