ホーチミン市・タンソンニャット国際空港から飛行機で約1時間。かつての歴史を刻みつつも、今は手付かずの自然と静寂が残るコンダオ諸島(Côn Đảo)。
メインの島であるコンソン島内は素朴な風景が残りつつも、ロンリープラネットやら何やらで紹介されているのか、離島とは思えないほどに欧米人が多い。そんなわけで、彼らをターゲットとした、ラスティックながらもお洒落な空間で食事を楽しめるようなレストランが多くあります。
本記事では、コンダオ・コンソン島のレストラン「Beach House Con Dao」をご紹介します。
「Beach House Con Dao」の場所

お店は、ホテル「Hotel de Comdor」に併設されています。コンソン島の中心部…と呼ぶには些か離れた場所。多くの旅行者が滞在するであろうエリアからアクセスする場合、タクシーまたはバイクが必須となります。
行きはともかく、帰りにお店の周辺で流しのタクシーを見つけるのは困難だと思いますので、お店のスタッフやホテルに連絡を取ってタクシーを呼んでもらうのが良いかと。

だってお店の周辺とかこんな感じですよ。背後に広がる山!「Beach House」というより「Mountain House」の方が店名として相応しそうなロケーションである。これだけ見たら、ここがベトナムのリゾート地かどうかは分からないな…。

しかしながら、建物を覆う鮮やかなブルーのフレームは、島の空や海を連想させる爽やかさで良い雰囲気。錆びたような質感の看板にはお店の案内があり、レストランの他、ヨガ&スパ施設も併設している模様。
「Beach House Con Dao」の内装

一歩足を踏み入れると、外の静けさを忘れてしまうほどに楽しい店内。
床は、場所によって異なるデザインのタイルが敷き詰められています。ベトナム・コロニアルを感じさせるタイルの使い分けが、空間に温かみとリズムを与えている。

店名にふさわしく?海をテーマにした装飾が至る所に。バーカウンターの背後には、深いティールブルーの壁をバックに、巨大なクジラの尾の木製オブジェが。

奥は、島の豊かな緑や山々を背景にした広々としたテラス席。

夜になるとエジソンバルブのストリングライトが灯り、一気にロマンチックな雰囲気。ストライプ柄のテーブルやラタン調の椅子など、リゾート感あふれる家具に囲まれて、心地よい風を感じながら食事が楽しめちゃう。

なお、客層はほぼ100%欧米からの観光客。東アジア人客は店内に私1人なのであった…。
「Beach House Con Dao」のメニュー









「Beach House Con Dao」のメニューはこちら。多様性に満ちたメニューであり、ローカルフードに飽きた時や、健康を意識したい時でも安心して選べる内容。
自家製生パスタ、ヴィーガンメニュー、シーフードにまさかの日本風カレーまで選り取り見取り。どのメニューも拘りが垣間見え、少なくとも「とりあえず欧米人向けにピザやバーガーを置いておきました」というような店では無さそう!
実食

ということで、まずは自家製生パスタにトライ。「Tofu bean & tomato, passata sauce」150,000ドンです。パッサータとはトマトの裏ごしピューレのこと。

ハーブにチーズにグリルトマトに…まずは盛り付けでガッツリ心を掴まれました。

自家製生パスタは…少し柔らかめですが、もちもち感もあって良い感じ。幅広のタリアテッレ風の麺に、濃厚なパッサータがよく絡みます。具材には豆腐や豆がゴロゴロ入っており、お肉無しですが満足感もそこそこ。
日本人が食べ慣れた洋食の味なので、ローカルフードが口に合わなかった…という人もこちらのお店に来れば安心ですわね。

続いて「JAPANESE CURRY」の「Seafood」170,000ドン。まあ、日本人だったら注文しちゃうよね!?日本食店が存在しないコンダオで唯一の和食かもしれない。

コンダオ、それも洋食レストランで和風カレー…?と侮るなかれ。ただ既製品のルーを使っただけかと思いきや(それでも十分美味しくなるとは思うけど)、カボチャ、人参、サツマイモなどをマッシュして作られたベースを使用。野菜の甘みとコクが凝縮されています。

家庭的な日本のカレーを予想していると良い意味で裏切られるカンジ。スパイスの効いた本格派でした。

ご飯は白米ではなく栄養価の高い黒米が添えられており、意識が高い(私は美味しかったらなんでもOK)。大きなエビや白身魚など具材も充実しており、身体がエネルギーで満ちる優しい味わいでした。
あと、ドリンクにはジュースを注文しました。オーダー時に砂糖の要否を確認してくれるなど、抜かりはありません。
「Beach House Con Dao」の店舗情報
「Beach House Con Dao」をご紹介しました。コンダオの自然や素材を、モダンかつヘルシーに楽しませてくれる場所でしたね。
食事に関しては「コンダオならではの料理」が楽しめる…というわけではないのですが、誰にとっても受け入れられる味付けであり、食べ慣れた味がふと恋しくなった際はぴったり。夕暮れ時、ライトアップされたテラス席でカクテルを傾けるのも良いかも(※飲酒運転は止めましょう)。
コンダオ島旅行の際は、この青いフレームを目印に隠れ家を訪れてみてくだされ。前述の通り、ホテルへと帰るための手段は事前に考慮のこと。


