ホーチミン市在住の皆様、そしてグルメ情報をお探しの皆様、こんにちは、こんばんは。
ホーチミン市において近年ますます高まるラーメン熱。以前より日本人街であるレタントン通り近辺はラーメン激選区でありましたが、最近ではローカルの人々をターゲットにしたお手頃価格のラーメン屋があちこちにオープン。価格は安価でも、手掛けるのは日本人だったり日本で修行したベトナム人だったりで決して侮れないクオリティ。
本記事では、第二の日本人街ことファンビッチャンエリア近辺にオープンしたラーメン専門店「UP Noodle TOKYO/SAIGON」をご紹介。
「UP Noodle TOKYO/SAIGON」の場所

やって来ました、チャンクアンロン (Trần Quang Long) 通り。在住邦人にとっては馴染み深いファンビッチャン (Phạm Viết Chánh) 通りのすぐ近くです。

界隈は路上カフェが並びバイクが絶え間なく行き交う、ベトナムらしい活気に満ちています。そんな雑多な風景の中に突如現れるのが「UP NOODLE」。


建物は白いタイル調の壁面で覆われ、夜になるとその明るさが際立ちます。箸で麺を持ち上げた様子を「UP」の文字に見立てたロゴがカワイイ。

屋上には「TOKYO STYLE NEW RAMEN」と輝く大きなLEDネオン看板。一見、洗練された外観には合わない明朝体フォントですが、狙ってやっているようにも見えてくるから不思議。一周回っておしゃれ。

店頭にはライトアップされたメニューボード。ラーメンが69K、定食が79Kから…とな!?
「UP Noodle TOKYO/SAIGON」の内装

1階は木の温もりを活かしたカジュアルな造り。

こちらの「UP Noodle」、もともとは東京(渋谷スクランブルスクエア)で変わり種のフォーやバインミーを提供するベトナム料理のお店だった模様。そしてベトナム進出にあたってはラーメンを提供、と。同じものをあえて提供しないチョイスが面白い。

2階は一変して無機質でスタイリッシュな雰囲気。ステンレス製のテーブルにメタルスツールを合わせた、モダンなデザインです。

壁には、日本語とベトナム語が添えられたユニークなポスターが飾られています。「抹茶は日本で不足気味」…いや、ほんとそれ。
「UP Noodle TOKYO/SAIGON」のメニュー

「UP Noodle TOKYO/SAIGON」のメニューはこちら。先日の通り、基本の「豚骨ラーメン」が69,000ドンからと、現在のホーチミンではかなりリーズナブル。
それに加えて、辛味豚骨、トムヤムラーメン、さらにはチェンマイカレーラーメン(=カオソーイ)といった、東南アジアのテイストを融合させたフュージョン系も充実。

ラーメン専門店ながら、定食メニューも非常に強力。唐揚げ定食、牛焼肉定食、麻婆豆腐丼など、ガッツリ食べたい層のニーズをカバーしています。メインに+45,000ドンで「唐揚げ2個+ドリンク」を付けられるセットもあり。
実食

「豚骨チャーシュー麺」99,000ドン。提供された瞬間、美しいビジュアルに目を奪われます。スープの表面にはきめ細やかな脂の泡が浮かび、丁寧に炊き出されたことが分かる。

一口啜ると広がるクリーミーでマイルドな旨味。豚骨特有の臭みはありません。

多少ローカライズをしているのか、塩気は少し控えめ。必要に応じて卓上の調味料で味変しましょう。コショウの他、まさかのヌクマムもあります。豚骨×魚醤なんて旨味の暴力!

丼を覆うように並んだ厚切りバラチャーシューも圧巻です。結構噛み応えがあり、野性味のある味。でもちゃんと下味もついておりウマい。表面の香ばしさがスープの甘みを引き立てます。

麺は王道の「博多細麺」を使用。パツンとした歯切れの良さが心地よく、スープとの絡みも抜群。個人的にはもっとバリカタでも良い。ポーションは小さめなので、物足りない方は替え玉(20,000ドン)の検討を。

ねえ見て、黄身が完璧なゼリー状の味玉。コリコリした食感のキクラゲも含め、一杯の中でリズムを生んでいます。

お次は「牛焼肉定食」99,000ドン。

甘辛いタレを纏った牛肉と玉ねぎが白いご飯に合うはずがないと思った?(謎に婉曲的)一気に掻き込みたくなる中毒性のある味です。

ご飯はちょい硬めですが、ラーメンスープと合わせる人も多いと思うのでそれを踏まえてのことかな。ラーメン屋のライスとは大抵パサパサしているものなのである。汁気のある牛焼肉とはよく合います。

副菜のクオリティにも注目!丁寧に巻かれた甘じょっぱい厚焼き玉子、滑らかなポテトサラダ、そして磯の香りがする味噌汁。安価な定食ながら日本の普通の美味しさに出会えるのは、本当にありがたいこと。

あとは唐揚げも注文してしまいました。写真では隠れていますがライムが添えられています。

数は2個ながら、巨大で食べ応えバッチリ。衣はサクサク、中は肉汁が弾ける柔らか&ジューシー。醤油ではなく塩味ベースの下味がついており、あっさりながらもしっかりした味付けで、これだけでご飯がいけてしまう。
「UP Noodle TOKYO/SAIGON」の店舗情報

「UP Noodle TOKYO/SAIGON」をご紹介しました。洗練された空間でありながら価格は庶民的で誰でも普段使いできる…と、稀有なバランスを実現しています。
一人でさくっと栄養を摂りたいときも誰かとカジュアルに食事を楽しみたいときも、どんなシーンでも満足感を与えてくれそうなお店。ファンビッチャンエリアを散策する際、ぜひ立ち寄ってみては。

