世界から届く海の宝石をタオディエンの隠れ家で*Nanaimo Oyster Bar@アンカイン街区

洋食

牡蠣というものがあります。「海のミルク」とも呼ばれるほど栄養豊富で、古くから食用を始めとした様々な用途に利用されてきた二枚貝です。

…ここベトナムでも広く食べられており、焼き牡蠣や牡蠣鍋はローカルシーフードレストランでの定番メニュー。その一方で、牡蠣の生食文化はあまり見られないように思います。

しかし、そこは大都会であるホーチミン市。食に対して進歩的なこの地では、日本食店やオイスターバーなどで産地直送の生牡蠣を楽しめます。

本記事では、ホーチミン市屈指の外国人駐在員ハブ・タオディエンエリアに位置する「Nanaimo Oyster Bar」をご紹介します。

Sponsored Link

「Nanaimo Oyster Bar」の場所・外観

やって来ました、アンカイン街区(旧トゥードゥック市)タオディエン (Thảo Điền) 通り28番地。こちらの路地には「Oishi Town」をはじめとする複合施設があります。

通り沿いはハイソさがありつつも賑やかなエリアですが、ゲートを一歩くぐると風景は一変。竹林や高い木々に囲まれた通路を進むと、都会のオアシスのような落ち着いた雰囲気が漂います。

こちらに出店している人気店「Dotori Dining」は以前紹介した「I HATE MONDAY」と同じ経営だったり。

そしてこちらが「Nanaimo Oyster Bar」。張り巡らされたストリングライトが温かく灯り、風に揺れる赤いリボンがなんとも幻想的な夜を演出している。

牡蠣なのに芋…ではありません。「ナナイモ」はカナダの地名。

「Nanaimo Oyster Bar」の内装

テラス席を通り抜け、店内へ一歩足を踏み入れると…。

そこには外のナチュラルな雰囲気とは異なる、モダンで都会的な空間が広がってました。

天井から放射状に広がる巨大な木製ルーバーのデザインが目を引く。

その下には白大理石風のロングカウンターが鎮座。氷の上にはその日仕入れられた牡蠣が整然とディスプレイされており、思わず一同嬌声を上げてしまう。

カウンター下の波打つタイルを照らす鮮やかなブルーのLEDは、まさに深海を想起させ、各テーブルの小型ランプが料理をドラマティックに引き立てます。

「Nanaimo Oyster Bar」のメニュー

「Nanaimo」のメニューを抜粋。

何と言っても世界を旅するオイスターたち。カナダ産の「Baynes Sound」や「Fat Bastard」、フランス産の「Brittany」、さらには日本・兵庫産の牡蠣まで。また、ベトナム産のものも揃っており、リーズナブルに新鮮な味を楽しめます。

ただし、メニューに記載されている牡蠣が全て注文出来るわけではなく、その日の仕入れ次第。まずはディスプレイされた牡蠣について、店員さんから説明を受けるほうが良いでしょう。

さらにはビストロ料理の数々。トマホークステーキなどの肉料理から、ロブスターを使ったロール、濃厚なウニパスタまで。シーフード好きにはたまらない構成。

ドリンクは、牡蠣に合う辛口の白ワインはもちろん、日本酒の「久保田」や「獺祭」、シグネチャーカクテルまで。ペアリングの楽しみが尽きませんね。

実食

何はともあれ生牡蠣!まずは、ベトナム産の「クアンニン (Quảng Ninh)」と「ニャチャン (Nha Trang)」から。価格はいずれも、48,000ドン/個。レモン、タバスコ、チリソース、ビネガー等のソースが併せて提供されます。

今までローカルレストランで食べてきた牡蠣の印象から、もっと小ぶりなものを想像していましたが…十分に食べ応えのあるサイズ!ベトナム産ということもあって新鮮なのか身が締まっており、磯の香りがストレートに届く瑞々しさが特徴です。

続いて、カナダ産のプレミアムライン。以下の特徴があるそうな。

  • Baynes Sound:キュウリのような清涼感のある後味がクリーン。102,000ドン/個
  • Iron Tide:強いミネラル感があり、キリッとした白ワインに合う。102,000ドン/個
  • Black Wings:風味が優しく、上品なバランス。100,000ドン/個
  • Fat Bastard:その名の通り、肉厚で濃厚。108,000ドン/個

いずれもベトナム産の2倍の価格…ということもあり、率直に言ってむしろローカル牡蠣のコスパが引き立つ結果に。…いや、美味しい、美味しいのですが、ローカル産と比較すると身が弛く感じたり、やけに塩辛かったり。

ということで、我々のお気に入り・クアンガイ産だけを追加で10個注文。これで1人当たり8個もの生牡蠣を平らげたことに…恐怖の48時間が始まる(※当たりませんでした)。

なお1個だけ、身の張りが無く、水が濁っている(ように見える)牡蠣がありました。アヤシイ…と思った際は躊躇わず店員さんに伝えましょう。交換してくれます。本当は提供時に気付いてもらえるのが一番ですが、暗い店内なのでしょうがないところもあるかな。

個性豊かな世界中の牡蠣を楽しんだ後、最後に馴染み深い地元の瑞々しい味で締める―これが私たち流の楽しみ方です…と、無理やり着地させる。

ウニクリームパスタ「Uni Linguine300,000ドン。パスタの上に鮮やかな生ウニと海苔、エディブルフラワーが添えられた一皿は、運ばれてきた瞬間にテーブルが華やぎます。

…が、大人数でシェアする量では無いな。5人で訪れたのですが、1人につき二口分くらいかしら。

あっ、味は良好でした。甘く濃厚なウニソースがリングイネによく絡む、まさに至福の味わいでした。

ちなみに私が注文したドリンクは「Nanaimo Fruit Soda」。お酒を控えている人でも満足感たっぷりです。ベリーや柑橘、ライチの甘酸っぱさとミントの清涼感が、牡蠣の余韻を優しくリセットしてくれる1杯。

「Nanaimo Oyster Bar」の店舗情報

Nanaimo Oyster Bar」をご紹介しました。

最終的なお会計は、5人で約4,240,000ドン。結果として、ベトナムローカル産牡蠣のコスパの良さ&高い実力を思い知らされることになったのだった。

日常を少しだけ忘れて、海の恵みに酔いしれる。タオディエンの深い青に包まれて明日からの活力をチャージできるお店。席数はさほど多くないため、予約が推奨されます。特にテラス席は大人気。

ただ、お腹いっぱい食べるような店では無いので…物足りなければ2軒目にラーメンでもどうぞ。

お店の名前 Nanaimo Oyster Bar
住   所 28 Thảo Điền, An Khánh, Hồ Chí Minh
営 業 時 間 15:00 ~ 22:00
Facebook Instagram

インスタやってます