ある日インスタを見ていたときに表示された、タオディエンにあるというカフェ「Cafe 1/4 – 茶寮さいごん」の広告。
日本を意識したカフェなのだろうか…？「茶寮さいごん」まで含めてカフェの正式名称？あ、でも店の外観とか普通に良いな…
色々と気になってしまったので、行ってみました。
ホーチミン市屈指のおしゃれエリア・タオディエンの一角で、4月にグランドオープンしたばかりのカフェ「Cafe 1/4 – 茶寮さいごん」を紹介します。
「Cafe 1/4 – 茶寮さいごん」までの道のり
元・ホーチミン市2区、現・ホーチミン市直轄トゥードゥック市のタオディエン (Thảo Điền) 通りまでやってきました（長い）。
タオディエンといえば、日本人を含む外国人が多く暮らすおしゃんなエリア。正直物価なんかも高いイメージで、実のところあまり来たことが無ーい…
こちらの路地に入っていきます。「28 Thảo Điền」のサインが目印。
ここには「Oishi Town」（オーイシタウンでは無い）と呼ばれる複合商業施設があります。自然発生した日本人街…ではなく、建築と空間の両面から計算され尽くして作られた「リトル日本」。
都会であることを忘れられる、自然溢れる静かな一角に木造家屋をイメージした建物が並びます。煌びやかさや華美さは無いものの、シンプルでどこか温かみのある雰囲気は、確かに外国人が想像する「日本の風景」の一つという感じ。
現在入居しているのは、日本・韓国料理レストラン、イタリアンレストラン、カフェなど。そして、そのうちの一つが「Cafe 1/4 – 茶寮さいごん」です。
「Cafe 1/4 – 茶寮さいごん」の外観・雰囲気
いやーいいですね。「写真撮ってね！」と言わんばかりの素敵な外観です。ホンモノの竹まで植えられており、庭園の一部分を切り取ったよう。
小さいカフェなので、タイミングによっては満席になってしまうかも。お洒落カフェは早朝のオープン時間に合わせて行く。これ、ギャルの鉄則。
日本の茶室をイメージしたという店内は、無駄のない洗練された雰囲気。一見無機質なグレーの壁に、温かみのある暗褐色の木目が良いアクセント。
店員さんは一人のみ（バリスタ、と呼ぶべきか）。席に着くと荷物入れを差し出してくれるという嬉しいサービス。日本のカフェみたいだあ…
座席の下にはコンセントもあります。あまり客に長居させるタイプのカフェでは無かろうに、心配りが嬉しい。
「Cafe 1/4 – 茶寮さいごん」のメニュー
メニュー、もとい「OSHINAGAKI」はこちら。まあー、高めの価格帯ではありますが、一人のバリスタが一杯一杯を丁寧に淹れてくれるのだから納得。そこに価値を見出せるお客さんだけが来てくれたら良い、ということなのでしょう。大混雑してせっかくの落ち着いた雰囲気が損なわれても嫌だからね！
今回は「Matcha Coconut Cream 105,000ドン」と、「Today’s Special 45,000ドン」を注文。「Today’s Special」は「チョコレートアイスもち」とのことです。
カウンターには茶筅もありました。メニューにある「Authentic Matcha」を注文すれば、お抹茶を点ててもらえるのかな。
私のドリンクが出来上がっていく様子をそわそわしつつ見守り…というかガン見します。作り手からしたら絶対うざいやーつ…
「Matcha Coconut Cream」をいただく
「Matcha Coconut Cream」が到着しました。きれいな二層です。
「Today’s Special」のアイスもち。「5分待ってから食べてね」とのこと。
もったりと濃密な抹茶クリーム。
ココナッツミルクに油分が多いためか、ミルクと抹茶が混ざることはなくずっと二層のまま。交互にちびちびと味わいます。
アイスもちがほどよく溶けました。チョコ味の牛皮の中にはバニラアイスとチョコソース。まあ既製品だとは思うのですが、良いお茶請けです。
まとめ：夜に訪れてもよさそう
タオディエンのカフェ「Cafe 1/4 – 茶寮さいごん」を紹介しました。
日中の雰囲気も良いですが、公式SNSの投稿を見ていると、日が暮れた後はまた違った表情を見せてくれそうなカフェです。タオディエンエリアにお住まいの方は是非、夜にも訪れてみてくだされ。
それにしても、こんな碌に舗装もされていない路地さえお洒落観光地に仕立て上げるのだから、「Oishi Town」を企画した人間は相当の遣り手だな…
ところでランチを食べていなかったなーと思い、こちらのお店のメニューを見たのですが、
軽々しく出せる金額では無かったため諦めました。こういうのはデートで来るところだな…「トルネードオムライス」食べたかったよ。。
あと、「コーヒーの芽」という暖簾がかかったカフェが非常に気になります！店名が「Mầm Coffee」なので、それを日本語に訳しただけだとは思うのだけど。
タオディエンは物価が高くランチ難民になりかけましたが、最終的には丸亀製麺に救われました。努力と我慢と丸亀は裏切らない！
