【宿泊記】スタイリッシュ&カラフルな中級ホテル「ibis Styles Vũng Tàu」宿泊レポ@ブンタウ

ブンタウ

ベトナム南部、リゾート地として知られる人気の沿岸都市・ブンタウ (Vũng Tàu)。ホーチミン市からは、車やバス、高速船で約2時間ほどの距離であり、日帰り旅行や週末のショートトリップにも最適。

週末を中心に多くの観光客が訪れるこの街で、私が今回宿泊したホテルは「ibis Styles Vũng Tàu(イビススタイルズ・ブンタウ)」。

ibis Styles」は、フランスを拠点とする世界的なホテルチェーン「Accor(アコー)」のブランドのひとつ。手頃な価格ながらも、それぞれ異なるコンセプトを持つデザインが特徴のエコノミーホテルとして展開されています。

なお、同チェーンの他ブランドだと、プレミアムスケールの「Pullman(プルマン)」、ミッドスケールの「Mercure(メルキュール)」がブンタウに進出しています。

本記事では、廉価ブランドながらもスタイリッシュな内装とオーシャンビュー、そしてルーフトップのインフィニティプールまで備えるホテル「ibis Styles Vũng Tàu(イビススタイルズ・ブンタウ)」をご紹介します。

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「ibis Styles Vũng Tàu」へのアクセス

ibis Styles Vũng Tàu」が位置するのは、ブンタウの南東に位置し、長く広がる砂浜が特徴の「バックビーチ (Bãi Sau)」沿い。海水浴に最適なエリアであり、地元の人々や観光客で常に賑わっています。

ビーチ沿いには多くのホテルが立ち並んでいます。安価なホステルから5つ星相当のホテルまで選択肢は潤沢であり、ブンタウ初訪問であれば、まずはこちらのエリアから宿泊先を検討するのが良いと思われる。

ホーチミン市から高速船でアクセスする場合、ブンタウ側の埠頭(「GreenLines」のオフィス)からホテルまでの距離は4km弱。タクシー・バイクタクシーであれば所要時間は10分程度です。

ホーチミン市からリムジンバスでアクセスする場合は、直接ホテルまで送り届けてくれるので快適。

「ibis Styles Vũng Tàu」に到着

ibis Styles Vũng Tàu」は、周囲のホテルと比較しても目を引く大型のホテル。250室の客室を備えるとのことです。

レセプションは、モダンで明るく若々しい、活気のある雰囲気です。中央は吹き抜けになっており、開放的。

グレー、白、黄色を基調とした、コントラストのある色使いが特徴的。床のストライプ模様や柱の黄色いラインが目を引きますね。また、差し色的に配置された青緑色のソファが良いアクセントになっています。

全体的に、「ibis Styles」ブランドの持つ、スタイリッシュでカジュアルなイメージが表現されていると言えそう。

これらの自転車とキックボードは、レンタル可能なものなのかただのオブジェなのか…。確認しておくべきだった。

「ibis Styles Vũng Tàu」のお部屋・料金

今回予約したお部屋は「Superior King Room with Ocean View」。Trip.comで予約し、1泊あたり約114万ドンでした(≒6,460円)。朝食は宿泊料金に含まれています。お部屋は6階。

白を基調とした壁に、黄色のカーテンや木製の家具、アクセントカラーのクッションなどが配され、明るく温かみのある空間を演出しています。

壁には波のようなグラフィックが描かれており、ブンタウの海辺というロケーションを意識したデザインとなっています。サーフボードの装飾も、リゾート感を高めてくれますね。

クローゼットは、ドアのないオープンなデザインのものが採用されています。限られたスペースを有効に活用しようとする工夫が見受けられる。壁の、鮮やかな赤を使った大胆な差し色にも注目!

あ、良かった…スリッパが備え付けられてた。というのも以前、タイ・バンコクの「ibis Styles Bangkok Silom」に宿泊した際、部屋にスリッパが無く、使い捨てのものすら「無い」と一蹴されたため、今回もそうだったらどうしようかと思いました。

ミニバー。最低限、といった感じ。ドリンキングウォーターは、ペットボトルではなくビン詰めのものです。

シャワールーム。洗面台はそこそこの広さが確保されており、◎。

こちら、歯ブラシ等のアメニティは一切備え付けられていません。レセプションで必要数を伝えれば貰えます。「ibis Styles」の方針として、「エコ」を全面に押し出している感じですね。

シャワーブースは奥行きがあります。持ち込んだ洗顔料や剃刀などを置くスペースがあるのも嬉しい。シャワーの水圧・温水に問題は無し。

シャワージェルと、シャンプー兼コンディショナーは備え付け。ホテルによってはアメニティとして試供品みたいなサイズのものが置かれているけど、備え付けてあるほうが使いやすいので好きです。

余談ですが、これもバンコクの「ibis Styles」では、「手洗いも洗顔もボディウォッシュもシャンプーもこれ1本!」みたいなオールインワンのシャワージェルが1つ備え付けてあるだけでした。「削ぎ落としすぎだろ!」と驚愕したものだ…。

「ibis Styles Vũng Tàu」のプール

ルーフトップにはプールを備えます。

最も大きな特徴は、海に面して設計されたインフィニティプールである点。水面が海と一体化して見える視覚効果により、開放感とリゾート感を高めています。エコノミーという位置づけのブランドでインフィニティプールを備えるとは、なんとも贅沢。

プール自体はあまり広くありませんが…まあ、ここで本気で泳ぎたい人も居ないだろうし、良いんじゃなかろうか。むしろ、このロケーションでスイムキャップとか被ってたら逆に格好いいわ!

屋上ということで、眺めは抜群です。朝日も見れちゃう。

2025年4月現在、バックビーチでは大規模な改修・美化工事が行われており、間もなく一部が完成する予定なのですが、その様子もバッチリ見えますね。

夜にはバーとしての利用も可能。

ノンアルコールのドリンクもあります。こちらのモクテルは85,000ドン(税別)と、ホテルのバーとしては良心的な価格。

ただ、潮風がビュンビュン吹いており怖かった!グラスが倒れるんじゃないかってくらいの風でしたよ。

「ibis Styles Vũng Tàu」のジム

ジム、勿論あります。おまけ程度かと思いきや、割に充実しています。

「ibis Styles Vũng Tàu」の朝食ビュッフェ

朝食は宿泊料金に含まれます。朝食の会場は、1階のレストラン「StrEATs」。

朝食の時間は6時半から。混雑が予想されたので、どうせなら一番乗りしてやろう、と待機していたのですが、同じことを考えている宿泊客が大勢居ました。

内装は、明るい照明と、カラフルな椅子や装飾が賑やかでカジュアルな雰囲気を醸し出しています。

テーブルには木材が使用され、温かみとナチュラルな印象を与える一方、照明器具や椅子のフレームなどには金属が使われ、モダンなアクセントになっています。

料理は、そんなに多くの種類は無かったですが、美味しかったです。特に、ウインナーがハーブが効いていて好きな味だった。チーズはプロセスチーズ1種類のみで、残念。

「ibis Styles Vũng Tàu」の周辺環境

何と言ってもバックビーチ至近というアクセスの良さ。ただし、裏を返すと、深夜もしくは早朝の騒音に悩まされるリスクもあります。

私が宿泊した際は、バックビーチの広場で、朝5時から爆音でダンスの練習をしている集団がいました。MPを奪う攻撃をしてくるタイプの敵に違いない…。

ホテルの裏の通りには、シーフードレストランが軒を連ねます。週末の夜は多くの観光客で盛況を見せるさまに、圧倒されること間違いなし。同じエリアにコンビニも複数あるので、ちょっとした買い物に便利です。

「ibis Styles Vũng Tàu」の基本情報

ホテル名称 ibis Styles Vũng Tàu
住   所 117 Thùy Vân, Phường Thắng Tam, Vũng Tàu, Bà Rịa – Vũng Tàu
公式サイト Facebook

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