ついに、ついにこの日がやって来ました!
ベトナム最大の商業都市であるホーチミン市で建設中・計画中のホーチミンメトロ(ホーチミン地下鉄)。その初の路線となる1号線が、2024年12月22日に正式開通を迎えたのです。
メトロ1号線は日本の技術と協力によって建設されており、車両も日立製作所製であるほか、国際協力機構(JICA)も、技術支援や融資などでプロジェクトをサポートしてきました。
しかし、2012年に1号線の建設に着工したは良いものの、様々なトラブルにより開業は遅延に遅延。「もうすぐメトロが出来るよ」と言われ続けて幾数年、「メトロを一目見たかった…」と嘆きながら帰任していった駐在員は数知れない、とか何とか。
そんなメトロ1号線ですが、2024年後半に入ってからは試運転を重ね、開業の一週間前である12月15日から21日までの期間は、ポータルサイトで事前に登録することでメトロの試乗への参加が可能でした。実際、SNS上ではベトナムのインフルエンサーが撮影したメトロ1号線の動画が既に多く見られます。
市内には「12月22日開業」ののぼりが立ち並び、いよいよ延期という退路は断たれました。そして来たる22日、とうとう正式開通を迎えたというわけです。
そんな開業当日の様子…気になりますよね?早速、見に行ってきましたよ。
おさらい:メトロ1号線の基本情報
まずは、ホーチミンメトロ1号線の基本情報についておさらいしましょう。
メトロ1号線の駅は以下の通り。「ベンタイン駅」から「スオイティエンバスターミナル駅」までの、計14駅を有します。ホーチミン市中心部から外国人が多く住むタオディエンエリア(旧2区)、今後発展が見込まれるエリアを経て、新東部バスターミナルまで至る路線ですね。
# | 駅名 | ベトナム語 |
---|---|---|
1 | ベンタイン駅 | Bến Thành |
2 | ホーチミン市民劇場駅 | Nhà hát Thành Phố |
3 | バソン駅 | Ba Son |
4 | ヴァンタイン公園駅 | Công Viên Văn Thánh |
5 | タンカン駅 | Tân Cảng |
6 | タオディエン駅 | Thảo Điền |
7 | アンフー駅 | An Phú |
8 | ラックチエック駅 | Rạch Chiếc |
9 | フオックロン駅 | Phước Long |
10 | ビンタイ駅 | Bình Thái |
11 | トゥードゥック駅 | Thủ Đức |
12 | ハイテク区駅 | Khu Công Nghệ Cao |
13 | 国家大学駅 | Đại Học Quốc Gia |
14 | スオイティエンバスターミナル駅 | Bến Xe Suối Tiên |
日本語では「ホーチミン地下鉄」と呼ばれることも多いですが、実は地下区間は「ベンタイン駅」~「バソン駅」の3駅のみ。残りの11駅は全て高架駅です。
路線長は約20km。始発駅から終点駅までの所要時間は約30分であり、この区間を毎日100本の列車が行き来する予定です。運行は朝5時から夜11時半まで(※ただし、開通後6ヶ月間は夜10時まで)。今まで存在しなかった「終電」という概念が、今後、市民のライフスタイルをどのように変えていくのか注目です。
1号線の車両は前述の通り日立製で、若々しい青色を基調とした外装です。市民の意見・コメントも踏まえ、デザインが決定されたとのこと。列車は3両編成で、1編成につき930人(座席147席、立席783席)が収容可能。最高速度は高架区間が110km/h、地下区間が80km/hです。
メトロ1号線の正式開通に立ち会った
午前4時。ベンタイン駅にて
開業当日。その瞬間に立ち会おうと、1号線始発駅である「ベンタイン駅」までやって来ました。写真は駅最寄りのベンタイン市場。
…が、現在朝の4時。気合入れすぎたな…。
私の予想では、開通記念式典をやるだろうと踏んでいた…のですが、それらしき会場は見当たらない。
一応、駅の中心部にステージのようなものは見えるのですが。
当初予定していた開業から足掛け10年かかっているわけで、ベトナムとしても国家の威信…とまではいかなくても肝いりの事業であるはず。一旦様子を見よう。
うろうろしてたら、上の写真中央に写っている老紳士から「あんたもメトロを見に来たのか?」と声を掛けられました。ホーチミン市のど真ん中で流暢な英語で話しかけられたということもあり一瞬警戒したのですが普通にいい人だった。
意味ありげにレッドカーペットが敷かれ、封鎖された入り口。よし、ここで待機してみよう。
ちらほらと出入りする人や、作業をする人の姿があります。…が、始発時間の5時になっても一向に入れる気配が無い。さすがに悠長すぎないか?
天窓を再度覗いてみると、さっきは消えていた電光掲示板が点いているぞ。始発時間は、と…。
…。
よし、一度撤退しよう。
午前7時。どこか浮足立った雰囲気
近くにあった24時間営業のカフェで時間を潰し、午前7時過ぎに戻ってきてみると…おお、人が集まっている。当然ですが公安警察も出動しており、何だか物々しい。一眼での撮影は止め、目立たずかつ機動力もあるコンデジに切り替えます。
銀行アプリでメトロの改札が通過できますよ、という宣伝かな?Mastercardのロゴがあるということは、その仕組みを使っているのでしょう。日本でもクレジットカードで改札を通過できるようになりましたが、それと同じかな。銀行は、SacomBankとVPBank…うん、どっちも自分には関係無いな!
駅入り口では、式典の準備が進められているようです。
この、明らかに私服姿の兄ちゃんらが人払いをしていました。怒られない程度の距離から様子を見守りたいと思います。
ここに居れば安全でしょう。皆が写真を撮っていて、浮足立った空気。
天窓を覗くと、関係者が慌ただしく動き回っていました。
式典のためなのか、生演奏バンドもスタンバイ。赤とオレンジのマーク、何かと思ったらMastercardのロゴじゃないか。式典のスポンサーになっているということかな。
彼らはテレビクルー…かな?報道関係者には見えない気もするが。「メトロが開通してどんな気持ちですか?」的なインタビューだろうか。
突如、天窓の周囲が騒がしく。駆け寄ってみると、改札付近に大勢の報道関係者が!これは…ただ事ではないぞ。
改札に現れたのは、おそらくベトナム政府高官と、メトロ関係者の皆様。生バンド隊はこのために呼ばれていたようです。
一瞬、真ん中の男性はファム・ミン・チン首相かと思ったのですが、ベトナム人の友人にメッセージしたところ「違う」と一蹴されました。
青いスーツをお召しになっているのがホーチミン市人民委員長のファン・ヴァン・マイさんで、ホーチミン市のトップ。中央の男性は、ホーチミン市共産党委員会書記のグエン・ヴァン・ネンさんでしたね。その左隣の男性は日本人関係者かな?
その後も、VIPの方々が続々と改札に現れます。一体どこで待機していたのか、気になるな…。
報道関係者も生バンドも、あっという間に解散。
午前9時。ゲートに行列ができる
レッドカーペットが敷かれていた駅入口に戻ってきました。おそらく、VIPの皆さんはここから出られたのでしょう。既に一段落したようで、近寄っても大丈夫そうな感じ。
間もなく駅構内が開放となりそう。
どうやらこちらの入口が開くようです。凄い人数。え、どうしよう…。並ぶ…?てか帰る?
結局、ここまで来たんだから並ぼうや、という結論に至りました(脳内で)。
行列はいつの間にか折り返しに。これは、始発電車は見送りだな…。この場に立ち会えた、それだけでも胸がいっぱいです。側を「30分くらいだと思ってたけど、見込み甘かったですね」などと言いつつビデオを回している日本人YouTuber?が通り過ぎて行きました。
午前10時。一向にゲートが開かない
午前10時。列の前方から歓声が聞こえました。間もなくかな?
そして行列、一瞬で崩壊。並んでた意味よ!たちまちぶつかり稽古…というか押しくらまんじゅう状態です。
警察が整理にあたっている感じもないし、梨泰院の群衆事故から何も学んでいないのだろうか…?ゲートが少し開いては閉まって、を繰り返しており、現場の大混乱が予想される…。
午前11時。とうとうオープン、しかし…?
そして、そして!午前11時、ついにゲートが開きました!
…と思ったら、100人程度が入場した途端、すぐにゲートが閉まりました。そして押し入ろうとする群衆。飛び交う怒号。何かもう、運営側も浅はかだし群衆も愚かだし、なんなんだこれは。
そうして午前11時20分。再びゲートが開きました。
後ろから押されつつも、何とか駅の内部に突入しました。その瞬間、背後で閉まるゲート。ギリギリだった…。
ええい、押すな押すな。何とか手すりをキープし、階段を降りていきます。
とうとう、地下鉄駅構内へ。その先に広がっていたものは…。
…。
…。
メトロ1号線の中心!ベンタイン駅の様子
ベンタイン駅の内装
と、いうことで勇気ある撤退を選びました。
いやあ、まさか乗車できない(もとい諦めた)とは思いませんでしたね。一週間、試乗会もやっていたのだから、平熱な感じで運行開始するだろうと思っていたのですが、浅はかな考えでした。
でも、これだけ多くの人がメトロを待ちわびて、そして今熱狂しているのだから、作った意義はあったんじゃないかな。電車に乗れずとも、駅構内で写真撮影を楽しむ人々を見て、そう思いました。
せっかくここまで来たので、駅構内のレポートをしたいと思います。
改めまして、こちらはホーチミン市のランドマークとも言える観光地「ベンタイン市場」前に位置するベンタイン駅。駅の全長236m・幅60m・奥行き32m・地下4階建てと、メトロ1号線の全駅の中で最大規模の面積を誇ります。
1号線が使用するのは4フロア中2フロアのみで、残りの2フロアはメトロ2号線での使用を想定しているのか、現時点では封鎖されているようです。
また、ベンタイン駅は今後計画されているメトロ2号線・4号線・3a号線の接続駅となる予定であり、名実ともにホーチミンメトロの中心駅。
駅構内は、白を基調とした清潔感ある内装。
ベンタイン駅の見どころと言えば、先ほどから何度も登場していたこちらの天窓でしょう。…といっても、直接見ることは叶わなかったのですが。
蓮の花をモチーフとした、高さ6m・直径21.6mの大きなドーム状の天窓であり、地下鉄構内に自然光を取り込みます。きっとこれから、多くの人が写真撮影に勤しむスポットとなることでしょう。
メトロ1号線のチケット(切符)
こちらはチケット売り場。駅内には券売機が計18台設置されているようです。
チケット料金は、距離に応じて7,000ドンから20,000ドン。また、それ以外にも1日乗り放題・3日乗り放題・1ヵ月乗り放題チケットが用意されています。
1日チケットは40,000ドン、3日チケットは90,000ドン、1ヵ月チケットは300,000ドン。1ヶ月チケットは学割があり、適用する場合は半額となります。つまり、1ヵ月チケットが定期券代わりということかな?また、障害のある人や高齢者は無料で乗車可能。
チケットはカードタイプ。カードにはFelicaチップが内蔵されているそうで、スペックだけで見ればSuicaやPASMOなど日本の交通ICカードと同等、ということになります。凄いと言えば凄いのですが、2号線以降の切符もきちんと1号線と互換を持たせてくれるのかどうかが気になる。
券売機はなぜか、コイン投入口を備えます。ご存知の通りベトナムで現在硬貨は使われていませんが、何か将来的な構想があるのか、それとも他国に導入したシステムを流用することでコストダウンを計ったのか…?
なお、商業運行を開始してから最初の30日間は、メトロ利用推進のため、メトロの乗車および1号線各駅に接続するバス路線の利用が無料となります。多分、当面は混雑が続くので、普通に利用できるようになるのは無料乗車が終わった後かな…。
近未来に思いを馳せる、メトロ路線図
こちらは、ホーチミンメトロの路線図。
1号線のみならず、将来予定されている路線までもが既に反映されています。いわゆる「計画線」というやつですね。
なんと気の早い…!と思われるかもしれませんが、それがあっという間に現実となってしまうのが成長著しい東南アジア。タイ・バンコクの都市鉄道だってそうでしたものね。
…と言いつつも、1号線建設にあたってのゴタゴタを見ると、どうかな…と思ってしまいます。一応、2035年までにメトロ7路線を開通させたいようですが(参考)。
改札口。タッチで通れます
自動改札機。こんな状態ですが入口専用・出口専用の改札が計16台設置されており、そのうち4台は幅広のもの。車椅子の方や、大荷物でも安心ですね。
前述の通りチケットはICカードタイプのため、改札を通る際は改札機にチケットをかざします。
メトロに乗ってみました
…と、ここまでが開業当日の午前中までのお話。
記事をアップした後、やっぱりどうしても当日中にメトロに乗りたくなって、ベンタイン駅を避ければ乗れるだろう、と考えて来てしまいました。ベンタイン駅から2駅先の「バソン駅」です。
午前中、乗車を諦めたときは「大体、たかが地下鉄に並んでまで乗るなんておかしくねえ〜???」と自分に言い聞かせていたのですが、本心ではアイツ(メトロ)のことが気になっていたみたいです。これが恋なの?
さて、写真を見ていただければ分かる通り、開業当日とは思えないほど全くもって平常運行って感じ。むしろ、地下鉄としては過疎っているまであるぞ!?
改札付近もご覧の通り。
駅員さんからにこやかに「こちらからどうぞ」と出迎えてもらい、思わず笑みが溢れます。午前中のベンタイン駅では拒絶された気分になりましたが、ようやくメトロに受け入れてもらえた気がするよ。
地下鉄駅のプラットホームはこんな感じ。いわゆるフルスクリーンタイプのホームドアを備えており、安心です。日本だと、比較的新しい路線でしか見られないですよね。
いよいよ乗車。車内の雰囲気はこんな感じ
さて、電車が来て乗り込んだのですが…まあ予想通り満員電車ですね。とは言え、日本の満員電車と比べたら甘っちょろいレベルです。だってほら、足元のスペースがこんなに!
乗り心地は、全然揺れなくて思ったよりも快適。
バソン駅からヴァンタイン公園駅の間で、地下から高架へと切り替わります。地上へと出る瞬間、「おーっ」と歓声が!
ランプの色で現在位置を知らせます。駅を追加するときが面倒そうですが…まあ、当面はこのままだろうから良いか。
ちなみに「発車メロディとかあるの?」というご質問をいただいているのですが、ありません。ドアが開くときに「ピーンポーンパーンポーン」、閉まるときに「プープープープー」と鳴るくらい。駅ごとに個性があれば面白そうですが、先の話ですね。
それにしても、鉄道に乗ってホーチミン市を上から眺めるというのは不思議な気分です。見慣れた風景のはずなのに、まるで別の国を旅行しているかのような感覚。来越してわずか2年の私ですらこうなのだから、ベトナム人や在住歴の長い方からしたら感動もひとしおでしょう。
終点駅周辺をうろつく
あっという間に、終点のスオイティエンバスターミナル駅へと到着。
終点ということもあって、他の高架駅と構造は異なり、プラットホームはいわゆる「島式」となっています。
1年前に来たとき、駅前は草ぼーぼーだったなあ。「ほんまに開業するんか?」という疑念で一杯でしたが、今ではすっかり綺麗になっちゃって(何様?)。まあ、土を耕したままのところもあるので、さらに綺麗にする余地はあると思うのですが。
こちらの駅は、2020年に開業した新ミエンドン(東部)バスターミナルと接続します。メトロでここまで来て、バスで更に移動する…という構想みたいですね。住所はホーチミン市(トゥードゥック市)を飛び越え、ビンズオン省ディーアン市 (Dĩ An, Bình Dương)。
バスターミナルを覗いてみると…。運用自体はされているものの、フル活用されているとはまだ言えない状況。ここは1年前と変わらないのね…。
将来的には、ビンズオン省で計画されている「ビンズオン都市鉄道」と接続します。…が、いつになることやら。
メトロに乗ることができた興奮がまだ冷めなくて、浮かれ気分のままストロベリースムージーなんて浮かれた飲み物を買って飲みました。砂糖たっぷりの浮かれた味で、美味しかったです。
このお店、バスターミナルの中にありながらバーのようであり街の定食屋のようでもありで、趣が過ぎやしませんか。元気なお姉様方が切り盛りしているので、バーというよりはスナックと言ったほうが適切かな!?
プリペイドカード「Vikki GO」
さて帰ろう、と駅に戻ったところ、「Vikki GO」というサービスの勧誘を受けました。日本語をお話しになるスタッフが2人も居たものだから、ついつい話を聞いてしまった。
どうやら、Mastercardブランドのプリペイドカードのようで、これを使ってメトロに乗車できるとのこと。
スタッフに促されるまま、「Vikki」のアプリをインストール。登録をしてもらうと、初回サービスということで10,000ドンの残高がカードに追加されました。ついでに、勝手に記念撮影もされました。ネットの海に放流されていないことを祈る。
利用するときは、改札にあるこちらの端末にタッチ。今はメトロの無料期間中ですが、その後はこのカードをSuica的に使うことで、さらにメトロが便利になりそうです。
残高を追加するときは銀行口座からチャージできる…とのことでしたが、MoMoの記事で書いた通り、電子マネーとてICチップ付きのIDカードでの本人確認が必須となる状況。
外国人だけど使えるの!?と尋ねたところ、「大丈夫です!」「パスポート・TRCでも本人認証できます!」「必要であればサポートも受けられます!」という力強い返答をいただきました。
とりあえず、今は分からないことばかりなので、今後個別に記事にするかもしれません。
アフターメトロの世界で、活用方法を考える
帰りにメトロに乗って驚きました。
あれほど心の熱が冷めやらぬ状態だったのに、帰りの電車に乗るやいなや、気持ちが「スン…」と平熱に戻ってしまったのです。外の景色には目もくれず、イヤホンで音楽なんか聴いちゃったりして。
考えた結果、これは「ビフォーメトロ(メトロに乗る前)」の世界から、メトロが日常化した「アフターメトロ(メトロに乗ったあと)」の世界に来てしまった、ということなのではないでしょうか。二度とは味わえない感覚だ…。
皆さんも、機会があればメトロに乗車してみてください。アフターメトロの世界で待っていますよ…(ネットスラングの「『上』で待ってるで」的な意味合いです)。
さて、「いくらメトロが開業しても、1号線だけだとそんなに使う機会無さそうだな…」と思っていましたが、何やかんやで当面は遊び倒せそうです。とりあえず、各駅途中下車の旅をやってみたいですね。一見何があるか分からないような駅の近辺で、面白いものを探してみたいです。
観光目的の場合は、いろいろ使い道がありそうですね。中心部からメトロに乗って旧2区・タオディエンエリア(→タオディエン駅またはアンフー駅)へ行き、買い物・食事・カフェ巡りを楽しんだり、旧9区にある世界奇怪遺産「スオイティエン公園」に遊びに行く(→国家大学駅)などなど。
帰りはヴァンタイン公園駅で下車。
ここも、以前来たときとは考えられないくらいスッキリしたなあ。駅を出てすぐに池なの良いですね。
駐輪場もあります。確かここ、前はゴミだらけの草むらでしたが、いつの間にか様変わりしていました。
色々ありましたが、今日は楽しい一日でした。ありがとう、ホーチミンメトロ!
【追記】1月2日より無料乗車の運用が変更
メトロ1号線の無料乗車は1月20日まで。そしてデータ収集のためか、1月2日より、無料乗車のためには改札口で「メトロアプリのQRコード提示」か「手持ちのMastercardをカードリーダーにスキャン」することが必要となります。もうちょっと他にやりようあるやろ…と思いましたが、ここでとやかく言うのは止めておきます
メトロのアプリはこちらからインストール可能。iOS・Android共に利用できます。アプリ上では言語の切り替えも可能で、「Go!Metro」をタップするとQRコードが表示されます。しかし、このアプリを使って出来ることみたいなのがどこにも書かれていないのだが、将来的にはどう使えるのだろうか。
QRコードを準備して、トゥードゥック駅の改札に向かいました。てっきり何かの端末でスキャンされるのかと思っていたのですが、一瞥されただけで、駅員さんが手持ちのMastercardを端末にタッチしたのち、通されました。QRコード要らなくない?
ちなみにMastercardをタッチするための端末はこちら。先日発行した「Vikki Go」が使えますね。
降車駅(ヴァンタイン公園駅)では、駅員さんがスマホでQRコードをスキャンしてくれました。これ、混雑してる時間だと大変なんじゃないかな…。ベンタイン駅とか、ヤバそう。
まあ正直なところ、「出来ればみんなに協力してほしい」くらいの感じで、必須ではない…のかな、と思いました。対応が難しい人もいるだろうし(外国人とか)。そもそも素通りしてた人も居たし。