ホーチミン市・1区にあるカフェ「Auvery Café」をご紹介します。
こちらのカフェ、私が2年前にベトナムへ移住したばかりの頃に何度か訪れていたのですが、お店の入れ替わりが激しいホーチミン市において今なお健在。
良い雰囲気の隠れ家カフェであるにも関わらず、日本人による紹介が殆ど見られなかったため、これを機にこっそり教えます。
「Auvery Café」の場所・行き方
ホーチミン市1区・キーコン (Ký Con) 通りにやって来ました。「ベンタイン市場」や「高島屋」からは徒歩15分程の距離にあります。
「Auvery Café」があるのは、こちらの古アパートの一室。勇気を出して足を踏み入れましょう。
階段の踊り場に、「Auvery Caféは1階(=日本の2階)ですよ」との案内がありました。
生い茂るグリーンが目印。こちらの一室が「Auvery Café」です。
「Auvery Café」の雰囲気
ちょうど開店して間もない朝8時40分頃に訪れたこともあり、店内に他のお客さんは居らず、私が一番乗りでした。朝から幸先が良いですね。
こぢんまりとしたカフェですが、白と木目を基調とした優しく明るい雰囲気の店内は不思議と開放感があります。
そして、何と言ってもたくさんの緑。クリスマスシーズンに向けてツリーも飾られていますよ。
店員さんが水やりを終えたばかりなのか、青々とした葉の上では水滴が踊ります。
チェスがプレイ出来そう(※出来ません)な、ブロックチェック柄のテーブルが目を引きます。洗練された、でもレトロで可愛らしさもあり、空間の良いアクセントとなっていますね。
インテリアは、ともすればごちゃごちゃととっ散らかったように見えてしまいそうなところ、不思議と統一感があります。
こちらのポケモンのフィギュアも、必然性があってここに飾られているに違いない。
棚にはオールドカメラがずらりと並べられています。ちゃんと動作するのかな?
フィルムカメラが飾られているカフェはよく見ますが、Cyber-shot(ソニーのコンパクトデジカメシリーズ)が飾られているのは初めて見た。コンデジ全盛期に作られた製品なだけあって、工業製品としてもインテリアとしても良いデザインをしているから、並べられていてもおかしさは感じないですね。
卓上には茶筅が。こちらのカフェにも抹茶ブームの波が!?
ちなみに、2年前に訪れた際の店内の様子は上の画像の通り。全体的な雰囲気は変わらないものの、座席の配置などが異なります。
「Auvery Café」のメニュー
「Auvery Café」のドリンクメニューはこちら。種類こそ多くはないものの、一風変わったドリンクもあって、色々試してみたくなる。
また、デザートとしてクロッフルやケーキなども扱います。こちらも店内で手作りしているそう。その割にはリーズナブルな価格であることが魅力。
ドリンク&ケーキを実食
今回注文したのは2品。「Watermelon Lemonade」60,000ドンと、「Lemon Cake」45,000ドンです。
見た目にもおしゃれで可愛らしい「Watermelon Lemonade」は、メニュー名の通りスイカのレモネード。常夏のホーチミン市の暑さも乗り切れそうな、とにかく爽やかな味わいの一品。間もなく訪れる乾季への想いを高めてくれます。
一口飲んだ瞬間、時は止まり、バックグラウンドでは音楽が流れ、周囲では友人たちが笑う、そんな気兼ねない夏の日々にトリップしてしまうこと間違いなし…って、一体どんな陽キャだ。
レモンスライスが皮ごとゴロゴロ入っていますが、酸っぱすぎるだとか苦いだとか、そんなことはありません。スイカの青臭さも無く、ほどよく甘酸っぱい、ごくごくと飲み干したくなるドリンクです。
お次は「Lemon Cake」。レモングレーズのかかった、パウンドケーキです。
グレーズは固まっていません。そのじゃりじゃり感を楽しむものなのかな?甘いながらしっかりレモンの味もあり、酸味も感じられます。
久々に食べるケーキ、罪悪感がもの凄いですが、その美味さに打ち震えます。ところで、ホーチミン市内でレモンケーキってあまり見ない気がするな。
クリームもレモン味かな?と思いましたが、無味だった。
参考までに、こちらは2年前に食べた「Banana Bread」。現在でも同じものがメニューにあります。
それにしても、なんて優雅な朝なんだ。インスタに、ハッシュタグ「#朝活」「#今日のおめざ」を付け、ストーリーを上げておこう。
そうこうしている内に店内が混雑し始め、9時半頃にはあっという間に満席となってしまいました。どうやら、私が考えていた以上に人気のカフェだったようです。
先述の通り、旅行客にとってもアクセスが良い場所なので是非訪れてみてほしいのですが、なるべく混まない時間帯を狙ったほうが良さそう。午前中ならオープン直後に訪れましょう。これギャルの鉄則。