ラオスの首都・ビエンチャンにある寺院「タート・ルアン」。ラオ語で「タート」は塔、「ルアン」は大きいという意味であり、国章にも描かれている、まさにラオス国民にとってのシンボルです。
国内外から観光客が訪れるラオス最高峰の寺院でありますが、市内中心部寄りに位置しアクセス至便。周囲には飲食店やカフェもいくつか存在します。
今回は、タート・ルアン向かいのサンドイッチ専門店「Mimeluem」をご紹介。
お店の紹介…の前に
ベトナム料理の一つとして「バインミー」があるように、同じくフランス植民地であったラオスにもバゲットを使ったサンドイッチがあります。それが「カオチー(カオジー)」。
カオチーは、ラオスのB級グルメとしても知られ、屋台やカフェなどで広く販売されています。バインミーと似ていますが、パンの食感や具材が異なるとのこと。
今回紹介する「Mimeluem」は、そんなカオチーをモダンにアレンジしたサンドイッチを取り揃えています。
「Mimeluem」の外観・雰囲気
「Mimeluem」の外観はこちら。黒とアイボリーを基調としつつも、明るい木目をアクセントとして取り入れることでシックになり過ぎない優しい雰囲気です。
奥にイートインスペースがあります。席数は少な目(テーブルが4つ)。
クーラーが効いており、生き返った… 5月のラオス暑過ぎよ。年末年始にタイのウドンタニへ行ったときは肌寒かったのに…
「Mimeluem」のメニュー
「Mimeluem」のメニューはこちら。サンドイッチをメインとしつつ、飲み物も色々とあります。ベトナムのカフェでは見ない感じのドリンクもあって面白い。
まあー、サンドイッチで気になるのはこれですよね。「たこやか」。
最初、たこ焼きのことかなーと思ったけど、具材のところにイカって書いてあるしな… よしこれにしよう。Can I have a “TAKOYAKA” sandwich?
「”TAKOYAKI“? Yes.」
普通にたこ焼きのことだったようです。たこの無いたこ焼きとは…うごご。
実食。たこ焼きサンドイッチは驚きの味
まずは飲み物。RUBY SPARKLING 38,000キープです。
そしてこちらはKAOGEE WITH TAKOYAKA 53,000キープ。
具材はイカ・キャベツ・刻み海苔・お好みソース・チリソース。たこ焼きというよりは大阪のイカ焼きだな…
食べてみると…ウワー辛い!!
チリソースの辛さが見た目以上にえげつないです。体の穴という穴から汁が… そして辛さから逃れようと飲み物を飲むとむしろ悪化します。
しかし、辛さに慣れてきて冷静にサンドイッチを味わってみると、バゲットがうまい!外サクッ、中もちっ、で絶妙なんですよね。米粉とか入ってるのかな?
練り込まれた黒ごまも、風味と香ばしさをプラスしており良い。ベトナムもパンが美味しいですが、ラオスも負けていないですね。
あと、お好みソースの味ってバゲットに合うんですね。まあ、焼きそばパンがあるし、相性が良いのは当然か…
お好みソースはそれっぽいものを独自に店で作っているのかな?そうだとしたら再現度すごい。
おまけ:タート・ルアン敷地内のベンチが○○でした
もちろんここまで来てカオチーだけを食べて帰ったわけではなく、その前にタート・ルアンも拝観しました。ちなみに月曜日は拝観できないため、旅程を組む際は要注意。
ラオス仏教界最高位の僧がいる「ラオス仏教総主教宮」である宮殿「タート・ルアン・ヌア」。
炎天下の中歩きまわったので、宮殿向かいにあるベンチに座って休憩しよう…
いや、何でキントーン!?
キントーン(Kintone)は、株式会社サイボウズが開発したクラウド型業務アプリ作成プラットフォーム。
普通に考えれば、こんなところでその名前を目にすること自体おかしいのだが… ビエンチャン市内で日本の中古バスが走っているように、日本国内で作られたものが何やかんやあってラオスに流れ着いたのか…?
…と思いきや、パートナー企業を通してキントーンはラオスに進出しているようです。ブランドを認知してもらう戦略の一環として、ベンチを作成しビエンチャン市内のあちこちに設置しているとのことでした。また一つ勉強になったな…(参考)